ArcGIS Notebooks では、コード スニペットと呼ばれる再利用可能な記述済みノードを参照または作成し、ノートブックに挿入できます。 コード スニペットを使用して、一般的なワークフローをノートブック全体に実装できます。
コード スニペットの作成
ノートブックからコード スニペットを作成できます。 作成したスニペットは、同じノートブックまたは他のノートブックで使用できます。 作成したコード スニペットは、コンテンツ内のスニペットの整理に使用されるノートブック コード スニペット ライブラリ アイテムに保存され、共有することができます。
コード スニペットを作成するには、スニペットを保存するノートブック コード スニペット ライブラリを先に作成する必要があります。
ノートブック コード スニペット ライブラリの作成
コード スニペット ライブラリを作成するには、次の手順を実行します。
- ノートブック エディターの上部のリボンで、[コード スニペット] をクリックします。
- [追加] ボタン
をクリックして [ライブラリ アイテムの作成] を選択します。
- ライブラリのタイトルとサマリーを入力し、必要に応じて、そのライブラリに保存されるコード スニペットを表すタグを追加します。
- [作成] をクリックします。
コード スニペットの追加
ライブラリの作成が完了したら、コード スニペットをライブラリに追加できます。 コード スニペットを追加するには、次の手順を実行します。
- ノートブック エディターの上部のリボンで、[コード スニペット] をクリックします。
- [追加] ボタン
をクリックし、[コード スニペットを追加] を選択します。
- コード スニペットのタイトルを入力し、そのコード スニペットを追加するライブラリを選択し、説明を入力します。
[コード スニペット ライブラリ アイテムの選択] ドロップダウン リストに、スニペットを追加できるライブラリが表示されます。 リストには、共有が [継承] に設定されているライブラリ内のスニペット数も表示されます。
- スニペットのコードを追加します。
注意:
インデントやその他の構文エラーを回避するため、コードを直接入力するのではなく、ノートブック セルからコードをコピーして貼り付けます。
- [保存] をクリックします。
スニペットの [その他のオプション] ボタン をクリックして [編集] をクリックすることで、コード スニペットに対して変更を加えることができます。
コード スニペットの挿入
[コード スニペット] ウィンドウを使用し、次の手順を実行してコード スニペットを挿入します。
- ノートブック エディターの上部のリボンで、[コード スニペット] をクリックします。
- 挿入するスニペットが保存されているコード スニペット ライブラリを参照します。
- スニペットの [詳細の表示] をクリックしてコードのプレビューを表示します。
- 挿入するコード スニペットを見つけたら、コード スニペット ウィンドウの [追加] ボタン
か、コード プレビュー ウィンドウの [ノートブックに追加] をクリックし、コード スニペットを新しいセルとしてノートブックに挿入します。
次に、ノートブックに追加したコード スニペットの例を示します。
# curated code snippet inserted from the Code snippets pane
from arcgis.gis import GIS
def check_org_credits_agol(gis: GIS):
if "admin" in gis.__dict__:
credits = gis.admin.credits.credits
print(f"This ArcGIS Online organization has {credits} credits.")
else:
print("Please connect to the ArcGIS Online organization as an administrator to check credits.")
# create a GIS instance to pass to the code snippet function
gis_agol = GIS("https://www.arcgis.com/", "<admin_username>")
# call the code snippet function with your GIS instance
check_org_credits_agol(gis_agol)
Esri コード スニペット
使用可能なすべてのコード スニペットは、Esri によって管理されています。 これらの管理コード スニペットを使用すると、一般的な GIS ワークフローをノートブックに実装できます。 コード スニペットは Python 関数として記述され、ノートブックに挿入し、ノートブックから呼び出すことができます。 コード スニペットは、ノートブックに追加した後に編集できます。
ノートブックに挿入できるコード スニペットには、次のようなものがあります。
- GIS administration - 一般的な GIS 管理タスクを実行するコード スニペット。
注意:
これらのコード スニペットの多くは、管理者としての接続が必要です。
- 使用可能なクレジット数の確認 (ArcGIS Online のみ)
- 特定のユーザーのクレジット数の確認 (ArcGIS Online のみ)
- レイヤー アイテムのベース サービスの URL を取得
- ポータル ログをクエリ検索して CSV として保存 (ArcGIS Enterprise のみ)。
- ArcPy のポータルにサイン イン
- コンテンツ管理 - GIS のコンテンツと、ノートブックのワークスペース ディレクトリのファイルを管理するために使用されるコード スニペット。
- ワークスペース ディレクトリでジオデータベースをコピー
- 空のフィーチャクラスを含むファイル ジオデータベースを作成
- ワークスペース ディレクトリにフォルダーを作成
- ファイル アイテムをポータルからワークスペース ディレクトリにダウンロード
- データセットをリスト
- ファイルをリスト
- ワークスペース ディレクトリのファイル ジオデータベースを削除
- ワークスペース ディレクトリのフォルダーを削除
- ワークスペース ディレクトリにファイルを展開
- Data science and analysis - ArcGIS API for Python、ArcPy、およびその他の Python ライブラリを使用して、データ サイエンスと解析ワークフローに実装できるコード スニペット。
注意:
ArcPy を必要とするコード スニペットを実行するには、高度なノードブック ランタイムを使用します。 ノートブック ランタイムの詳細については、「ノートブックのランタイムの指定」をご参照ください。
- フィーチャクラスをフィーチャ レイヤーに変換
- フィーチャクラスを Spatially Enabled DataFrame に変換
- フィーチャ レイヤーを Spatially Enable DataFrame に変換
- Spatially Enabled DataFrame をフィーチャクラスに変換
- URL から画像を表示
- ワークスペース ディレクトリから画像を表示
- 欠損値の補間
- フィーチャクラス内のフィールドをリスト
- レイヤー内のフィールドをリスト
- アイテム内のレイヤーをリスト
- Spatially Enable DataFrame (quickstart) をプロット
- Spatially Enable DataFrame をクラス閾値レンダラーでプロット
- Spatially Enable DataFrame をシンプル レンダラーでプロット
- Spatially Enable DataFrame を個別値レンダラーでプロット
- Spatially Enabled DataFrame をフィーチャ レイヤーとして公開