ノートブックを作成すると、使用されるリソースと Python ライブラリはノートブック ランタイムを通じて提供されます。 使用できるランタイムには 2 つの種類があります。Standard ランタイムには ArcGIS API for Python と数百個もの Python ライブラリが含まれており、Advanced ランタイムには Standard と同じライブラリに加え、ArcPy ライブラリと関連ライブラリのいくつかが含まれます。 使用できるランタイムは、ライセンスと権限によって異なります。
注意:
Advanced ランタイムを使用するノートブックでは、ArcGIS API for Python と Standard ランタイムのその他すべてのライブラリを実行できます。
ノートブックを作成するには、管理者から適切な権限を持つカスタム メンバー ロールを受ける必要があります。 必要なノートブック ランタイムに応じて、Standard ランタイムまたは Advanced ランタイムを使用する権限が割り当てられている必要があります。 Advanced ランタイムの権限では、GPU 使用の Advanced ランタイムを使用することもできます。
組織サイトに Standard ランタイムしかなく、対応する権限を含むロールが割り当てられている場合には、ノートブックのオーサリングを即座に開始できます。
ノートブック ランタイムの選択
空白のノートブックを作成する場合、そのノートブックで使用するランタイムを選択します。 選択するリストはユーザーの権限に基づいています。高度なノートブック 権限が付与されている場合は、Standard ランタイムか Advanced ランタイムを選択できます。 ノートブックの作成後にそのノートブックのランタイムを変更することもできます。
適切な権限が付与されている場合、いずれかのランタイムを使用してさまざまな状況でノートブックを作成することができます。 たとえば、ノートブックを作成しており、それを組織の他のノートブック作成者と共有する予定ですが、他のユーザーは [高度なノートブック] 権限を持たない場合、Standard ランタイムを使用してノートブックを作成します。
ノートブック ランタイムの変更
新しいバージョンで最新の利用可能な Python ライブラリを活用できるようになったタイミングでノートブック ランタイムを更新することをおすすめします。 既存のノートブックに適用されるランタイムを変更するには、次の手順に従います。 このワークフローは、いずれかのノートブック ランタイムを使用してノートブックを作成できるメンバーだけが実行できます。
注意:
ノートブックのランタイムを Advanced から Standard に変更する前に、ArcPy、または Advanced ノートブック ランタイムでのみ利用できる他のライブラリがノートブックで使用されていないことを確認してください。 Standard ノートブック ランタイムでこれらのライブラリを使用するノートブックのセルを実行すると、エラーが表示されます。
- ノートブックのアイテム詳細ページを開き、[設定] タブをクリックします。
タブの [ノートブック] セクションの [ノートブックの設定] で [ノートブック ランタイム] オプションを使用すると、ノートブックが使用するランタイムを指定できます。
- ドロップダウン リストをクリックして、ランタイムを選択します。
注意:
[Advanced ノートブック] 権限を持たない場合は、ドロップダウン リストに Standard ランタイムのみが表示されます。
- [保存] をクリックして確認します。