ブレンド モードの使用

多くのマップでは、各マップ レイヤーを相互に関連付けて表示する方法は、マップのメッセージを把握したり、データ内のパターンを検出したり、データから洞察を得たりする上で非常に重要です。 各レイヤーは互いに重なり合って描画されるため、下位にあるレイヤーは最上位レイヤーとそれに近いレイヤーの下に隠された状態になります。 レイヤーの透明度または不透明度を調整すると、最下位レイヤーを見えやすくしたり、見えにくくしたりすることができます。また、ブレンド モードを適用すると、さまざまな方法でブレンドして各レイヤーを表示させることで、マップの表示設定をさらに細かく制御することもできます。 たとえば、ブレンド モードを使用すると、各レイヤーの色とテクスチャを組み合わせてマップ上に表示する方法を細かく調整できます。 ブレンド モードの例」をご参照ください。

ブレンド モードを適用した場合は、特定の効果を得るために、マップ上の各レイヤーの描画に通常使用されるピクセルがブレンドされます。 Map Viewer には、独自のブレンド モードが 30 以上もあり、これらのブレンド モードを適用し、どのようにマップ上に反映されるかをすぐに確認することができます。

ヒント:

ブレンド モードと効果を組み合わせてみて、マップの外観を微調整してください。 マップの「ブレンド モードと効果の例」をご参照ください。

ブレンド モードの適用

ブレンド モードを適用しても、各レイヤーのデータや元のレンダリングが変更されることはありません。 マップを保存した時点で、そのマップにブレンド モードが保存されます。

  1. サイン インしていることを確認します。変更を保存する場合は、コンテンツを作成する権限を持っていることを確認します。

    注意:
    マップの探索やレイヤーの構成など、さまざまな操作をサイン インせずに行えます。 作業内容を保存するには、マップを作成する前にサイン インします。

  2. Map Viewer で、ブレンドするレイヤーを含むマップを開くか、新しいマップにレイヤーを追加します。
  3. [コンテンツ] (暗い背景の) ツールバーにある [レイヤー] Layers をクリックします ([レイヤー] ウィンドウがまだ開いていない場合)。
  4. [レイヤー] ウィンドウで、最上位レイヤーをクリックして選択します。
  5. 必要な場合、[設定] (明るい背景の) ツールバーの [プロパティ] Properties をクリックします。
  6. [プロパティ] ウィンドウの [表示設定] セクションの [ブレンド][標準] をクリックします。
  7. [ブレンド] ウィンドウで、マップに適用するブレンド モードを選択します。
    ヒント:

    [結果のフィルタリング] テキスト ボックスを使用して、ブレンド モードのリストを絞り込むか、名前でブレンド モードを検索します。 たとえば、「dark」と入力して Enter キーを押すと、ブレンド モードが表示され、レイヤーを暗くしたり、明るくしたり、反転させたり、レイヤーのコントラストを変更したりすることができます。

  8. [コンテンツ] ツールバーにある [保存して開く] Save and open をクリックし、[保存] をクリックしてマップの変更内容を保存します。

ブレンド モード

Map Viewer では、ブレンド モードがテーマ別に整理されています。 後続のセクションの各表で、それぞれのテーマとブレンド モードを簡単に説明しています。

明るくする

明るくするブレンド モードを選択すると、元のレイヤーの色よりも明るい結果が生成されます。 これらのブレンド モードを使用して、この効果のバリエーションを増やします。 明るくするブレンド モードでは、黒が中立点になり、黒よりも明るい色がその下のレイヤーに適用されます。

ブレンド モード説明

明るめ

最上位レイヤーと背景レイヤーの色に透過表示 (レイヤーの不透明度とレイヤーのデータの不透明度) が乗算され、その結果として生成される各色が加算されます。 最上位レイヤーで重なっている部分の中間色がすべて明るくなります。 レイヤーの不透明度とレイヤーのデータの不透明度がブレンド結果に影響を与えます。

明るくする

最上位レイヤーと背景レイヤーの色を比較して、明るい方の色を最上位レイヤーで維持します。 最上位レイヤーの色が背景レイヤーの重なっている部分の色よりも暗い場合は、最上位レイヤーの色が透明になり、背景レイヤーを完全に透けて見えるようにすることができます。 このブレンド モードは、暗くするブレンド モードの正反対と見なすことができます。

スクリーン

背景レイヤーの色を反転させて、最上位レイヤーの色を乗算します。 この結果として生成される色は、元の色よりも明るくなり、コントラストが減少します。 スクリーン ブレンド モードでは、最上位レイヤーの輝度の値に応じて、さまざまなレベルの明るさを生成することができます。 このブレンド モードは、乗算ブレンド モードの正反対と見なすことができます。

覆い焼き

最上位レイヤーと背景レイヤーとの間のコントラストを減少させて、明るい効果を生み出します。この結果として、彩度の高い中間色と明るい強調色が生成されます。

加算

最上位レイヤーの色と背景レイヤーの色が加算されます。 最上位レイヤーで重なっている部分の中間色がすべて明るくなります。

暗くする

暗くするブレンド モードを選択すると、どのレイヤーよりも暗い結果が生成されます。 これらのブレンド モードでは、最上位レイヤーの真っ白な色が透明になり、背景レイヤーを透けて見えるようにすることができます。 最上位レイヤーの黒はそのまま表示されます。 色が真っ白よりも暗い場合は、最上位レイヤーが暗くなり、真っ黒になるまで色の度合いが変化していきます。

ブレンド モード説明

暗くする

重なっているレイヤーの最も暗い部分を強調します。 最上位レイヤーの色が背景レイヤーの重なっている部分の色よりも明るい場合は、最上位レイヤーの色が透明になり、背景レイヤーを完全に透けて見えるようにすることができます。

焼き込み

すべてのレイヤーで暗い領域をさらに暗くします。 焼き込みブレンド モードを選択すると、重なっている領域の色を最上位に向かって明るくすることで、最上位レイヤーと背景レイヤーとの間のコントラストが増加します。 この場合、焼き込みでは、背景レイヤーの色を反転させ、その結果を最上位レイヤーの色で除算し、求められた結果を反転させます。

乗算

最上位レイヤーの色と背景レイヤーの色を乗算して、重なっているレイヤーの最も暗い部分を強調します。 最上位レイヤーの中間色と背景レイヤーの中間色がより均等に混ぜ合わされます。

コントラスト

コントラスト ブレンド モードを選択すると、各レイヤーの色がより鮮明になるようにコントラストが増加し、彩度が高くなります。 次のブレンド モードでは、最上位レイヤーで明るい領域をさらに明るくし、暗い領域をさらに暗くすることでコントラストが生成されます。

ブレンド モード説明

オーバーレイ

乗算ブレンド モードとスクリーン ブレンド モードを組み合わせて使用し、最上位レイヤーの色を暗く/明るくして、背景レイヤーが常に透けて見えるようにします。 この結果、背景レイヤーの色が暗くなると、最上位レイヤーが鮮明になり、背景レイヤーの色が明るくなると、最上位レイヤーの重なっている領域が不鮮明になります。

ハード ライト

最上位レイヤーの色に応じて、色を乗算またはスクリーニングします。 この効果は、最上位レイヤーに高い注目を集める効果に似ています。

ソフト ライト

強度が半分のスクリーン ブレンド モードを最上位レイヤーの明るい領域に適用し、強度が半分の乗算ブレンド モードを最上位レイヤーの暗い領域に適用します。 ソフト ライト ブレンド モードはオーバーレイ ブレンド モードから強度を下げたバージョンです。

ビビッド ライト

焼き込みブレンド モードと覆い焼きブレンド モードを組み合わせて使用し、最上位レイヤーの色に応じてコントラストを増減します。

コンポーネント

コンポーネント ブレンド モードでは、主要な色コンポーネント (色相、彩度、および輝度) が最上位レイヤーと背景レイヤーのブレンドに使用されます。

ブレンド モード説明

最上位レイヤーの色相および彩度と背景レイヤーの輝度を使用して効果を生み出します。 このブレンド モードは、輝度ブレンド モードと正反対のものです。

彩度

最上位レイヤーの彩度と背景レイヤーの色相および輝度を使用して効果を生み出します。 背景レイヤーが彩度なしで 50 パーセントのグレーの場合は、このブレンド モードを選択しても、何も変化が生まれません。

輝度

最上位レイヤーの輝度と背景レイヤーの色相および彩度を使用して効果を生み出します。 このブレンド モードは、色ブレンド モードと正反対のものです。

色相

最上位レイヤーの色相と背景レイヤーの輝度および彩度を使用して効果を生み出します。

コンポジット

コンポジット ブレンド モードでは、最上位レイヤー、背景レイヤー、または両方のレイヤーの内容をマスキングします。 コピー先モードの場合は、最上位レイヤーのデータが背景レイヤーのデータでマスキングされます。 コピー元モードの場合は、背景レイヤーのデータが最上位レイヤーのデータでマスキングされます。

ブレンド モード説明

コピー先を重ねて表示

コピー先 (背景) レイヤーで最上位レイヤーが覆われます。 最上位レイヤーがコピー先レイヤーの下に描画され、背景レイヤーが透明の場合または背景レイヤーにデータが含まれていない場合に最上位レイヤーが透けて見えるようになります。

コピー先を手前に表示

コピー先 (背景) レイヤーの最上位レイヤーと重なっている部分だけが描画されます。 最上位レイヤーが背景レイヤーの下に描画され、背景レイヤーが透明の場合または背景レイヤーにデータが含まれていない場合に最上位レイヤーが透けて見えるようになります。

コピー先を中に表示

コピー先 (背景) レイヤーの最上位レイヤーと重なっている部分だけが描画されます。 それ以外の部分はすべて透明になります。

コピー先を外に表示

コピー先 (背景) レイヤーの最上位レイヤーと重なっていない部分が描画されます。 それ以外の部分はすべて透明になります。

コピー元を手前に表示

コピー元 (最上位) レイヤーの背景レイヤーと重なっている部分だけが描画されます。 コピー元レイヤーが透明の場合またはコピー元レイヤーにデータが含まれていない場合に背景レイヤーが透けて見えるようになります。

コピー元を中に表示

コピー元 (最上位) レイヤーの背景レイヤーと重なっている部分だけが描画されます。 それ以外の部分はすべて透明になります。

コピー元を外に表示

コピー元 (最上位) レイヤーの背景レイヤーと重なっていない部分が描画されます。 それ以外の部分はすべて透明になります。

XOR

最上位レイヤーと背景レイヤーの重なっている部分が透明になります。 どちらのレイヤーでも通常、それ以外のすべての部分は描画されます。

反転

反転ブレンド モードを選択すると、背景レイヤーの色に応じて、色が反転または無効化されます。 これらのブレンド モードでは、最上位レイヤーと背景レイヤーとの差異を特定できます。

ブレンド モード説明

反転

最上位レイヤーと背景レイヤーが重なっている場合に背景レイヤーの色が反転されます。 反転ブレンド モードでは、写真 (ネガ) と同様にレイヤーが反転されます。

反射

レイヤーに追加された光沢のあるオブジェクトまたは領域の表示設定を生成します。 背景レイヤーの黒のピクセルは、透明と見なされて無視されます。

平均

最上位レイヤーと背景レイヤーの数学上の平均値を取得します。 このブレンド モードでは、レイヤーの不透明度を 50 パーセントに設定した場合の効果によく似た結果が生成されることがあります。

差分

重なっている色のうち、暗い方の色を明るい方の色から減算します。 同じ値が設定された 2 つのピクセルを減算した場合の結果は黒になります。 黒とブレンドしても何も変化は生まれず、白とブレンドすると、色が反転します。 このブレンド モードは、よく似た内容のレイヤーを配置する場合に役立ちます。

除外

結果として生成される画像が全体的に明るくなる点を除いて [差分] ブレンド モードと同じです。 重なっている領域のうち、明るい色の値が設定された領域は明るくなり、暗い色の値が設定された領域は透明になります。

減算

背景レイヤーの色から最上位レイヤーの色が減算され、ブレンドの結果が暗くなります。 負の値の場合は、黒が表示されます。