ノートブックの共有

自分で作成したノートブックを、他のアイテムと同じ方法で共有することができます。 デフォルトでは、自分のノートブックにアクセスできるのは自分だけです。他のユーザーの検索結果には表示されず、どのグループにも属しません。 共有権限によっては、アイテムを共有できます。

注意:

ノートブックを共有すると、他のユーザーがノートブックを開き、実行できるようになります。 ただし、ノートブックに対する変更内容は、そのユーザーが所有する新しいコピーとして保存されます。 そのユーザーの変更内容は、自分のノートブックには保存されません。

共有するノートブックの準備

ノートブックを共有する前に、ノートブックの整合性、安全性、アクセス性を維持しながら、他のユーザーがノートブックを正常に開いて実行できることを確認します。

  • ノートブックにはユーザー名やパスワード、認証情報などの個人情報は保存しないでください。 このコンテンツを含むノートブックを共有すると、他のユーザーにも公開されます。 ユーザー名とパスワードを使用して GIS に接続する必要がある場合、コードにはユーザー名だけを含めて、パスワードは対話形式のダイアログ ボックスで求められてから入力することを推奨します。 パスワードを使用しないで GIS に接続するオプションについては、「さまざまな認証方式の使用」をご参照ください。
  • ノートブックに追加したアイテムも、メンバーがノートブックで表示し、使用できるようにするために共有する必要があります。 ノートブックを共有する前に、ノートブックの各アイテムの共有プロパティを確認します。
  • ノートブックのユーザー ワークスペースからファイルを使用できます。 ただし、組織の他のユーザーとノートブックを共有する場合は、[マイ コンテンツ] にファイルをアップロードしてから、それらのアイテムをノートブックに追加します。 自分のノートブックを表示するメンバーと、これらのアイテムを共有します。
  • Advanced ノートブック ランタイムを使用するノートブックの場合、ノートブックを共有したときにそのノートブックを開いて実行できるのは、Advanced ノートブック権限を持つユーザーだけです。 ランタイムを変更する手順については、「ノートブックのランタイムの指定」をご参照ください。

ノートブック エディターからのノートブックの共有

ノートブック エディターから直接、ノートブックを共有できます。

  1. ノートブックを開きます
  2. ノートブック エディターの上部リボンで、[共有] をクリックします。

    [ノートブックの共有] ウィンドウが開き、ノートブックの現在の共有設定が表示されます。

  3. このウィンドウで [共有] をクリックして共有ウィンドウを開きます。
  4. [共有] ウィンドウで、共有レベルを選択し、[保存] をクリックします。

    ウィンドウに新しい共有設定が表示されます。

ノートブックの共有設定は、[コンテンツ] ページまたはノートブック エディター自体で更新できます。 どちらもアイテムの [共有] ダイアログ ボックスを開くので、そこで設定を行って、共有オプションを保存できます。

コード スニペットの共有

所有する他のアイテムと同じ方法で、スニペットが格納されているノートブック コード スニペット ライブラリを共有することで、コード スニペットを共有できます。 コード スニペット ライブラリを共有することで、コードのスニペットを共有して、他のユーザーが各自のノートブックに挿入できるようになります。 スニペット ライブラリを共有しても、ノートブック全体は共有されず、他のユーザーがライブラリのスニペットを編集することはできません。

ライブラリが共有されていると、ライブラリ内のコード スニペットも自動的に共有されます。

ノートブック エディターからコード スニペット ライブラリを共有するには、次の手順を実行します。

  1. ノートブックを開きます
  2. ノートブック エディターの上部のリボンで、[コード スニペット] をクリックします。
  3. [コード スニペット] ウィンドウで [その他のオプション] をクリックし、[ライブラリ アイテムの管理] をクリックします。
  4. 共有するコード スニペット ライブラリの [共有] ボタンをクリックします。
  5. [共有] ウィンドウで、コード スニペット ライブラリの共有レベルを選択し、[保存] をクリックします。
  6. [完了] をクリックします。

コード スニペット ライブラリの共有設定は、アイテム ページから更新することもできます。

共有ノートブックでの操作

共有されているノートブックを開くと、そのノートブックのコピーが作成されて開きます。 そのノートブックを共有しているメンバーは、新しく作成されたノートブックのコピーの所有者になります。このコピーは、そのメンバー自身のコンテナーで実行され、独自の処理リソースを使用します。 ノートブックに対する変更内容は、新たに作成されたノートブックのコピーに対してのみ反映されます。

組織のコンテンツで共有ノートブックを検索するか、ノートブックが共有されているグループからノートブック アイテムにアクセスできます。 ノートブックをプレビューしてコンテンツを表示し、アイテム ページからノートブックを開きます。

共有されたノートブックは、信頼しているソースからのみ開くようにしてください。 共有ノートブックのコードは、自分の認証情報を使用して、自分の代わりに実行されます。 セルを実行する前に、共有ノートブックのすべてのセルを個別に確認することをおすすめします。共有ノートブックを最初に開くときは、[すべて実行] オプションを使用しないでください。

共有されたノートブックは、自分がアクセス権を持たないファイルを参照することがあります。このファイルは、自分と共有されていないアイテムのものか、作成者自身のユーザー ワークスペースに存在しているものです。 このようなエラーが表示された場合は、作成者にご確認ください。