ArcGIS Configurable Apps テンプレートの選択

注意:

ArcGIS Configurable Apps は 2025 年に非推奨になっています。 ArcGIS Configurable Apps の非推奨の詳細と、構成可能なアプリを ArcGIS Instant Apps に移行する方法については、ArcGIS ブログ記事「ArcGIS Configurable Apps の廃止に向けたロードマップ」をご参照ください。

ArcGIS Configurable Apps は、アプリ テンプレートを提供します。これを使用すると、コードを記述することなくマップシーングループから Web アプリを作成できます。 アプリ テンプレートを使用していくつかのオプションを選択すると、ユーザーがマップとデータを操作できるようになります。 ユーザーが誰であるのか、そのユーザーがアプリをどのように使用するのかを明確にすることで、最適なテンプレートを選択して、意図したメッセージを伝えることができます。

使用するアプリ テンプレートを決める際は、次の点に留意してください。

  • 目的 - 最も重要な考慮事項はアプリの目的です。この目的には、対象ユーザーが含まれます。誰がアプリを使用するのか、ユーザーに経験から学んでほしい重要ポイントは何かということです。
  • 機能 - その目的のために必要な必須機能は何か。
  • 美的価値 - どのようなアプリのレイアウトや配色が、自身のブランドやメッセージに合うのか。
    注意:

    組織によっては、組織のメンバーが作成したアプリに対して、指定したブランドの色やロゴを適用する場合があります。 これらの共有テーマ設定をサポートするアプリを作成する場合、アプリのデフォルトのテーマの代わりに、指定した設定が適用されます。

Configurable Apps ギャラリーには、それぞれの使用用途に基づいてテンプレートをフィルター処理して検索しやすくするカテゴリが含まれます。 デフォルト カテゴリには、新しく構成された最新のアプリ テンプレートに Instant Apps を使用することをお勧めします。 次のセクションでは、ギャラリー フィルターに一致する、目的別に整理されたすべてのテンプレートについて説明しています。 アスタリスク (*) が付いたテンプレートは Instant Apps テンプレートです。このテンプレートの詳細については Instant Apps のドキュメントをご参照ください。

注意:

組織に構成済みのカスタム ギャラリーがある場合は、これらのアプリ テンプレートは表示されません。

データの収集と編集

このカテゴリのアプリは主にデータ収集に使用されます。 データ ソースは、特定の専門家から提供される場合もあれば、一般ユーザーから提供される場合もあります。

  • 基本ビューアー - 一般的な目的で使用するマッピング アプリにおける編集機能を提供します。これは、ユーザーの編集作業をサポートするために、ユーザーがマップに関する別のツールや情報を必要としている場合に適しています。
  • Crowdsource Manager - クラウドソーシングされた情報を確認し、ステータスやアサインメントなどの属性を更新する機能を提供します。 Crowdsource Reporter や ArcGIS Survey123 などのアプリを使用してデータが収集されるため、複数のレイヤーおよびマップでクラウドソーシングされたデータを収集するのに適しています。 編集可能なフィーチャ レイヤーを含む 1 つ以上のマップで構成されるグループが必要です。
  • Crowdsource Polling - 一連の提案、計画、またはイベントに関する意見を収集し、それらに関する世論を評価する機能を提供します。 添付ドキュメントなど、各提案、計画、イベントの詳細を含むフィーチャのリストとマップがユーザーに提供されます。 これらのユーザーは、投票およびコメントの形式で意見を送信できます。
  • Crowdsource Reporter - 1 つのアプリ内のクラウドソーシングされたさまざまな問題または観測を収集する機能を提供します。複数のレイヤーおよびマップでクラウドソーシングされたデータを収集するのに適しています。 編集可能なフィーチャ レイヤーを含む 1 つ以上のマップで構成されるグループが必要です。 では使用できません。
  • GeoForm - マップのポップアップではなく、フォームを使用してデータを入力する形式を提供します。 データを入力する際に、ポップアップよりもフォームの方が直感的でやりやすいと思うユーザーに適しています。
  • マネージャー* - フィーチャのレイヤー、属性、添付ファイル、および関連レコードを確認および編集する機能を使用して、1 つのアプリで複数のマップを表示します。 確認が必要なマップ フィーチャのコレクションがある場合に適しています。
  • レポーター* - スマート フォームを使用して、特定のエリアに関する問題や観測結果を送信できるマップを表示します。 コメントの入力、高評価、低評価の機能を有効にすることで、アプリ ユーザーは、作成されたレポートに関するフィードバックを行えます。
  • サイドバー* - 最小限のツールまたは多数のツールとオプションのサイド パネル (情報 (凡例、説明、ポップアップ、レイヤー リストなど) および属性テーブル、データの編集/フィルタリング/操作のためのツールを開くためのオプションが表示される) を含むマップを表示します。

マップとレイヤーの比較

これらのアプリは、地理的現象の比較に使用します。どの現象を比較対象として選択するかは、目的によります。

  • 比較* (ベータ版) 同じ位置の複数のマップとシーンを比較するか、同じマップの複数の位置を比較するか、2 つの比較モードから選択します。 たとえば、このアプリを使用して、住宅コストや自宅所有などの変数を可視化したり、複数の沿岸都市の環境への影響を比較したり、2D ビューと 3D ビューを比較して都市のゾーニング データを分析したりできます。 このアプリでは、最大 4 つのマップ、シーン、または 2 つのマップの組み合わせを比較できます。
  • 比較 - 2 つのマップ、2 つのシーン、またはマップとシーンを横または縦に並べて比較して、地理的現象を 2D または 3D で視覚化します。 たとえば、このアプリを使用して、さまざまな分析方法から得られた結果、複数の場所における世帯収入の違い、1 つの場所における世帯収入と不動産価値の違いなどを表示できます。 また、このアプリは、価値を比較できるよう、各マップまたはシーンで同じフィーチャに対して複数のポップアップを開く機能も提供します。
  • Exhibit* - 直線的な対話式のプレゼンテーションは、さまざまなマップまたはシーンを表示しているスライドのコレクションです。 スライドごとに、レイヤーの表示設定とベースマップを変更したり、特定のフィーチャのポップアップを含めたり、レイヤー フィルターを適用したり、タイトルとメモを提供したりできます。 該当する場合は、マップからブックマークをインポートしてスライドを作成できます。
  • 差し込み* - ユーザーが一度に複数の場所にあるレイヤーのデータを表示して操作できるように、1 つのアプリ レイアウト内に不連続な地理的位置を表示します。 定義済みのレイアウトのリストから選択するか、マップのブックマークを使用するオプションにより差し込み位置をカスタマイズします。
  • ポートフォリオ* - 一連のマップ、シーン、アプリ、およびその他のコンテンツ (画像など) を提示します。 トピックが共通する多数のマップとアプリのシンプルなインタラクティブ表示を作成するのに最適です。

シーンの表示

これらのアプリを使用すると、Scene Viewer を使用せずにシーンを対話的に操作できます。

  • 3D ビューアー* - スライドや検索など、シーンをナビゲートするためのオプションのツールとともに対象エリアをデュアル表示します。
  • 地図帳* - コンテンツを効果的に表示し、選りすぐりのマップとレイヤーを検索、表示、探索できる軽量なツールを備えています。 ユーザーは、位置の検索、距離、面積、標高の計測、データのテーブル形式での表示、レイヤー詳細の表示を行うことができます。 また、スケッチ ツールを使用したマップの変更、レイヤーの追加と削除、透過表示の調整、2D ビューおよび 3D ビューの切り替えを行うこともできます。
  • 基本* - 凡例やブックマークなどの標準オプションとともにマップまたはシーンを表示します。
  • 比較* (ベータ版) 同じ位置の複数のマップとシーンを比較するか、同じマップの複数の位置を比較するか、2 つの比較モードから選択します。 たとえば、このアプリを使用して、住宅コストや自宅所有などの変数を可視化したり、複数の沿岸都市の環境への影響を比較したり、2D ビューと 3D ビューを比較して都市のゾーニング データを分析したりできます。 このアプリでは、最大 4 つのマップ、シーン、または 2 つのマップの組み合わせを比較できます。
  • 比較 - 2 つのマップ、2 つのシーン、またはマップとシーンを横または縦に並べて比較して、地理的現象を 2D または 3D で視覚化します。 たとえば、このアプリを使用して、さまざまな分析方法から得られた結果、複数の場所における世帯収入の違い、1 つの場所における世帯収入と不動産価値の違いなどを表示できます。 また、このアプリは、価値を比較できるよう、各マップまたはシーンで同じフィーチャに対して複数のポップアップを開く機能も提供します。
  • カウントダウン* - 指定したフィールドの値でランク付けされた場所のリストがマップまたはシーンに表示されます。 ランク付けされた場所のサマリーと、フィーチャの順序の情報を提供します。 アプリ ユーザーはフィーチャ情報をピンで固定して、ランク付けされたリスト内の別のフィーチャと比較対照することができます。
  • Exhibit* - 直線的な対話式のプレゼンテーションは、さまざまなマップまたはシーンを表示しているスライドのコレクションです。 スライドごとに、レイヤーの表示設定とベースマップを変更したり、特定のフィーチャのポップアップを含めたり、レイヤー フィルターを適用したり、タイトルとメモを提供したりできます。 該当する場合は、マップからブックマークをインポートしてスライドを作成できます。
  • 観測点* (ベータ版) - 指定したフィールドの基本統計情報 (数、合計、平均値、最小値、最大値) を表示するダイナミック スコアボードでシーンを表示します。 アプリ ユーザーがシーン内を移動すると、値はスコアボードで更新され、現在の範囲でフィーチャのデータを集計します。
  • ポートフォリオ* - 一連のマップ、シーン、アプリ、およびその他のコンテンツ (画像など) を提示します。 トピックが共通する多数のマップとアプリのシンプルなインタラクティブ表示を作成するのに最適です。

データの探索と集計

このカテゴリ内のアプリを使用すると、ユーザーは、属性 (場合によってはその他のサービスも含む) を操作し、マップのコンテンツをより詳しく調べることで、表示が対話的で視覚化されたデータを作成することができます。

  • 地図帳* - コンテンツを効果的に表示し、選りすぐりのマップとレイヤーを検索、表示、探索できる軽量なツールを備えています。 ユーザーは、位置の検索、距離、面積、標高の計測、データのテーブル形式での表示、レイヤー詳細の表示を行うことができます。 また、スケッチ ツールを使用したマップの変更、レイヤーの追加と削除、透過表示の調整、2D ビューおよび 3D ビューの切り替えを行うこともできます。
  • 添付ファイル ビューアー* - ユーザーに没入型の体験をもたらし、ユーザーはページを移動してレイヤーのフィーチャを一度に 1 つずつ参照し、画像、ビデオ、および PDF の添付ファイルを閲覧することができます。 このビューアーは、ArcGIS Field MapsArcGIS Survey123 などの ArcGIS アプリを使用して収集したデータと画像を表示するのに適しています。 このアプリは、デスクトップ ブラウザーとモバイル ブラウザーのどちらでも使用できるように最適化されています。
  • チャート ビューアー* - バー チャート、ライン チャート、パイ チャート、ヒストグラム、および散布図を表示してマップを補完します。 最大 10 個のチャートを加えて、マップとともに表示したり、他のチャートと並べて比較したりできます。
  • カウントダウン* - 指定したフィールドの値でランク付けされた場所のリストがマップまたはシーンに表示されます。 ランク付けされた場所のサマリーと、フィーチャの順序の情報を提供します。 アプリ ユーザーはフィーチャ情報をピンで固定して、ランク付けされたリスト内の別のフィーチャと比較対照することができます。
  • Exhibit* - 直線的な対話式のプレゼンテーションは、さまざまなマップまたはシーンを表示しているスライドのコレクションです。 スライドごとに、レイヤーの表示設定とベースマップを変更したり、特定のフィーチャのポップアップを含めたり、レイヤー フィルターを適用したり、タイトルとメモを提供したりできます。 該当する場合は、マップからブックマークをインポートしてスライドを作成できます。
  • 差し込み* - ユーザーが一度に複数の場所にあるレイヤーのデータを表示して操作できるように、1 つのアプリ レイアウト内に不連続な地理的位置を表示します。 定義済みのレイアウトのリストから選択するか、マップのブックマークを使用するオプションにより差し込み位置をカスタマイズします。
  • 対話形式の凡例* - 凡例に定義されている目的のカテゴリまたは範囲をクリックして、マップ内に注目のフィーチャ レイヤー ビューを作成します。 これにより、ユーザーは包括的にマップを探索したり、最も関連性の高いカテゴリに注目したりすることができるようになります。
  • 観測点* (ベータ版) - 指定したフィールドの基本統計情報 (数、合計、平均値、最小値、最大値) を表示するダイナミック スコアボードでシーンを表示します。 アプリ ユーザーがシーン内を移動すると、値はスコアボードで更新され、現在の範囲でフィーチャのデータを集計します。
  • サイドバー* - 最小限のツールまたは多数のツールとオプションのサイド パネル (情報 (凡例、説明、ポップアップ、レイヤー リストなど) および属性テーブル、データの編集/フィルタリング/操作のためのツールを開くためのオプションが表示される) を含むマップを表示します。
  • スライダー* - 履歴、ライブ、未来のデータを任意の時間間隔で表示します。 アプリ ユーザーは、タイム スライダーを再生または移動して、数値または経時的な変化に基づいてデータをアニメーション表示し、データがどのように展開するかを確認できます。
  • 流量ビューアー* (ベータ版) - 特定の河川セグメントの再現期間流量を示すチャートおよび各河川セグメントの予測データを示すタイム スライダーを操作できるマップを提示します。

画像の解釈

これらのアプリを使用し、検索、視覚化、解析、観測記録のためのツールを使用して、画像を解釈します。

  • Image Mask - 経時的な変化があった画像領域や、計算されたインデックスに対してユーザーが設定した閾値を満たす画像領域を特定します。
  • Image Visit - 事前設定された画像内の一連の位置の属性を確認します。
  • Imagery Viewer* - 時間と空間を経て画像を視覚化し、探索します。
  • サイドバー* - 方向付き画像レイヤーの画像を視覚化し、探索します。

ギャラリーの作成

カテゴリ ギャラリー* アプリを使用すると、地理コンテンツへの便利なアクセス ポイントとして使用できるマップ、アプリ、レイヤーのギャラリーが作成できます。 このアプリにはグループが必要です。 アプリの作成者は、グループ コンテンツをテーマまたはトピックに分類してから、フィルターとしてユーザーに公開し、ギャラリーのコンテンツを閲覧することができます。

ローカル情報の入力

これらのアプリを使用すると、その場所で使用できるリソースをハイライト表示できます。 ある場所から一定距離内のすべてのフィーチャをハイライト表示する、ユーザーに自分の住所が特定の地理領域内に位置することを知らせる、といったオプションがあります。

  • Crowdsource Polling - ある地域の提案または問題に対する住民の意見を募集するためのフォーラムを提供します。
  • 近傍* - 指定した住所の近くにある関心度の高い場所を検索できるようにサポートします。 このアプリは、人々が、指定した住所または地名の検索距離内にある関心の対象となるタイプの場所 (学校など) を検索する際に役立ちます。 必要に応じて、距離値を編集して検索範囲を調整し、指定の場所までのルート案内を取得することができます。 このアプリは、デスクトップ ブラウザーとモバイル ブラウザーのどちらでも使用できるように最適化されています。
  • パブリック通知* ‐ マップで検索ツールとスケッチ ツールを使用し、PDF や CSV でエクスポートできるフィーチャの一覧を作成します。 たとえば担当機関は、場所またはマップ上に描画されたエリアへの近接性に基づいて影響を受ける不動産のコレクションを特定し、不動産の所有者や居住者に通知する書式設定済みの郵送ラベルを作成することで、パブリック通知の生成プロセスの効率化が図れます。
  • レポーター* - ある地域のユーザーから報告された問題や観測結果を調査します。 コメントの入力、高評価、低評価の機能を有効にすることで、アプリ ユーザーは、作成されたレポートに関するフィードバックを行えます。
  • ゾーン ルックアップ* - 特定の場所または住所と交差しているゾーンや地区を簡単に特定することができます。 このターゲットを絞ったアプリでは、周辺エリア内の位置と対象フィーチャを詳しく調査できます。 このアプリは、デスクトップ ブラウザーとモバイル ブラウザーのどちらでも使用できるように最適化されています。

ルートとルート案内

近傍* アプリを使用して、指定した住所の近くにある関心度の高い場所を検索できるようにサポートします。 このアプリは、人々が、指定した住所または地名の検索距離内にある関心の対象となるタイプの場所 (学校など) を検索する際に役立ちます。 必要に応じて、距離値を編集して検索範囲を調整し、指定の場所までのルート案内を取得することができます。 このアプリは、デスクトップ ブラウザーとモバイル ブラウザーのどちらでも使用できるように最適化されています。

注意:

ルートの生成には組織または開発者のアカウントが必要で、クレジットを消費します。

マップの紹介

このカテゴリには、主題図または一般マップを表示するためのオプションが含まれています。 アプリには、ユーザーがマップのメッセージを理解しやすくするための凡例、説明、その他の基本ツールが含まれています。 構成可能な検索機能もサポートされています。 これらのほとんどのアプリはそのまま使用することができ、構成の要件はありません。 マップを見せることがアプリの主な目的である場合に適しています。

  • 基本* - 凡例やブックマークなどの標準オプションとともにマップまたはシーンを表示します。
  • 基本ビューアー - フローティング パネル内で通常使用されるツールのセットを表示します。 マップに使用できる画面サイズを最大に保ちながら、ツールのコレクションのニーズのバランスをとる場合に適しています。 アプリには、レイヤーの表示設定の切り替え、マップの印刷、フローティング パネルでのポップアップの表示といった機能が含まれています。
  • 差し込み* - ユーザーが一度に複数の場所にあるレイヤーのデータを表示して操作できるように、1 つのアプリ レイアウト内に不連続な地理的位置を表示します。 定義済みのレイアウトのリストから選択するか、マップのブックマークを使用するオプションにより差し込み位置をカスタマイズします。
  • メディア マップ* - 基本的なツールとマップ ナビゲーションを限定するためのオプション セットを備えた対話形式のマップを表示します。 必要に応じて、対話的スライダーを追加して、時間対応のデータをアニメーション表示できます。 このアプリは、Web ページまたはスタンドアロン アプリの小さなスペースに収まるように設計されています。
  • サイドバー* - 最小限のツールまたは多数のツールとオプションのサイド パネル (情報 (凡例、説明、ポップアップ、レイヤー リストなど) および属性テーブル、データの編集/フィルタリング/操作のためのツールを開くためのオプションが表示される) を含むマップを表示します。