ベースマップは、マップ内に表示したいコンテンツの背景地図を提供します。 マップの作成時に、使用するベースマップを選択できます。 ベースマップ ギャラリーまたは独自のレイヤーをベースマップに使用することで、現在のマップのベースマップをいつでも変更できます。 また、Map Viewer の [ベースマップ] ウィンドウで、複数のレイヤーを含むベースマップを作成することもできます。
ヒント:
キーボード ショートカットを使用すると、Map Viewer の一般的なワークフローを短時間で完了できます。 Map Viewer のキーボード ショートカットの全リストを表示するには、Microsoft Windows では Alt + ? キー、Mac では Option + ? キーを押します。
ベースマップをギャラリーから選択
ベースマップ ギャラリーには、地形、画像、道路などを含むさまざまな選択肢があります。
- サイン インしていることを確認します。変更を保存する場合は、コンテンツを作成、更新、削除する権限を持っていることを確認します。
注意:
マップの探索やレイヤーの構成など、さまざまな操作をサイン インせずに行えます。 作業内容を保存するには、マップを作成する前にサイン インします。 - Map Viewer を開いて [コンテンツ] (暗い背景の) ツールバーの [ベースマップ] をクリックします。
[ベースマップ] ウィンドウが開きます。
- マップで使用するベースマップのサムネイルをクリックします。
- まずベースマップをマップに追加して、ギャラリー内のベースマップに関する情報を表示します。
- [ベースマップ] ウィンドウの上部にある [現在のベースマップ] をクリックします。
- 表示されるいずれかの参照レイヤーまたはベース レイヤーの [オプション] をクリックし、[プロパティの表示] を選択します。
[プロパティ] ウィンドウが表示されます。 このウィンドウには、レイヤーのシンボル、透過表示、ブレンド、表示範囲の設定など、レイヤーに関する情報が表示されます。
注意:
ベースマップ レイヤーの中には、[凡例を表示] 切り替えボタンが含まれるものもあります。 ベースマップの凡例をサポートする ArcGIS アプリでベースマップの凡例を非表示にする場合は、この切り替えボタンをオフにします。
- [保存して開く] をクリックして [保存] をクリックし、新しいベースマップをマップに保存します。
ギャラリーにないベースマップの使用
ベースマップ ギャラリーに加えて、既存のレイヤーを検索したり、レイヤーを Web から追加したりして、ベースマップを使用することもできます。 複数のレイヤー タイプがサポートされています。 このようにベースマップを使用する場合は、Esri ベースマップの座標系である Web メルカトルの代わりに、そのベースマップの座標系がマップで使用されます。
- サイン インしていることを確認します。変更を保存する場合は、コンテンツを作成、更新、削除する権限を持っていることを確認します。
注意:
マップの探索やレイヤーの構成など、さまざまな操作をサイン インせずに行えます。 作業内容を保存するには、マップを作成する前にサイン インします。 - Map Viewer を開いて [コンテンツ] (暗い背景の) ツールバーの [ベースマップ] をクリックします。
[ベースマップ] ウィンドウが開きます。
- [ベースマップ] ウィンドウの上部にある [現在のベースマップ] をクリックします。
- ウィンドウ下部で、次のいずれかの操作を実行します。
- [追加] をクリックして、ベースマップとして使用するレイヤーを参照および検索し、レイヤーを参照するステップを実行します。
- ドロップダウン矢印から [URL からレイヤーを追加] を選択し、URL からレイヤーを追加するステップを実行します。
組織サイトにカスタム ベースマップ ギャラリーが存在し、ユーザーが適切な権限を持っている場合は、ユーザーのベースマップをギャラリーに追加することができます。
マルチレイヤー ベースマップの作成
マップ内の操作レイヤーを使用してマルチレイヤー ベースマップを作成できます。 操作レイヤーとは、対話形式で操作され、ベースマップの上に描画されるレイヤーです。 [レイヤー] ウィンドウで特定タイプの操作レイヤーをベースマップ レイヤー グループに移動して、複数のレイヤーを含むベースマップを作成することができます。 これは、マップの背景 (コンテキスト) として複数のレイヤーを一緒に使用したい場合や、ベースの衛星画像レイヤーに参照ラベルが付いたマップ イメージ レイヤーを追加したい場合、あるいは陰影起伏画像レイヤーと地形図画像レイヤーなど、複数のベース レイヤーを組み合わせたい場合に便利です。
レイヤーをベースマップ レイヤー グループに移動した後は、グループ内でのレイヤーの位置を上下に移動させたり、参照レイヤーとして使用するレイヤーを指定したり、ベースマップ レイヤー グループ外にレイヤーを移動したりできます。 マルチレイヤー ベースマップを作成したら、ベースマップ レイヤー グループのタイトルを含め、レイヤーの名前を変更して、ベースマップを保存できます。 マルチレイヤー ベースマップは、組織のベースマップ ギャラリーで使用できます。
- サイン インしていることを確認します。変更を保存する場合は、コンテンツを作成、更新、削除する権限を持っていることを確認します。
注意:
マップの探索やレイヤーの構成など、さまざまな操作をサイン インせずに行えます。 作業内容を保存するには、マップを作成する前にサイン インします。 - Map Viewer で次のいずれかを実行します。
- マップを作成して、ベースマップに含めるレイヤーを追加します。
- ベースマップに含めるレイヤーを含む既存のマップを開きます。
- ベースマップに移動するレイヤーを参照して、次のいずれかを実行します。
- マルチレイヤー ベースマップに含めるレイヤーごとに上記の手順を繰り返します。
- 必要に応じて、[コンテンツ] ツールバーで [ベースマップ] を選択し、[ベースマップ] ウィンドウの上部にある [現在のベースマップ] をクリックして、次のいずれかを実行します。
- [ベースマップ] ウィンドウの [参照] セクションにレイヤーをドラッグして、そのレイヤーを参照レイヤーとして指定します。 参照レイヤーは、常に、マップ内で他のすべてのレイヤーの上に描画され、[コンテンツ] ウィンドウ内でベースマップ レイヤー グループの最上位に表示されます。 一般に、参照レイヤーには、輸送ルートや場所名などの参照フィーチャを示すラベルが含まれます。 いつでも、そのレイヤーを元の [ベース] セクションにドラッグして、参照不可のベースマップ レイヤーにすることができます。
- レイヤーを参照して [オプション] をクリックします。 [ベースマップから移動] を選択して、ベースマップ外にそのレイヤーを移動します。 レイヤーが、ベースマップ レイヤー グループ外に移動され、[レイヤー] ウィンドウに戻ります。
注意:
一番下にあるベースマップ レイヤーは、ベースマップ レイヤー グループに同じタイプの別のベースマップ レイヤーが含まれている場合のみ、ベースマップ レイヤー グループ外に移動できます。 たとえば、タイル ベースマップ レイヤーは、ベースマップ レイヤー グループに別のタイル レイヤーが含まれている場合のみ移動できます。
- レイヤーを上下にドラッグして、ベースマップ レイヤー グループ内で再配置します。
注意:
マルチレイヤー ベースマップのベースマップ レイヤーは、ベースマップ レイヤー グループにタイル レイヤー、非タイル レイヤー、または参照レイヤーのいずれかが 2 つ以上含まれている場合のみ順序を変更できます。 参照レイヤーを参照不可のレイヤーの下に移動させることはできません。
- [名前の変更] を選択してテキスト ボックスに新しい名前を入力し、[OK] をクリックしてベースマップ レイヤー グループのタイトルまたはベースマップ レイヤーの名前を変更します。
- [保存して開く] をクリックして [保存] をクリックし、マルチレイヤー ベースマップを保存します。
ベースマップを保存するには、サイン インしているとともに、コンテンツを作成する権限を持っている必要があります。
ヒント:
[レイヤー] ウィンドウでレイヤーを使用することなく、レイヤーをベースマップに直接追加することもできます。 これを行うには、[コンテンツ] (暗い背景の) ツールバーで [ベースマップ] を選択し、[ベースマップ] ウィンドウの上部にある [現在のベースマップ] をクリックします。 ウィンドウの [ベース] セクションにある [レイヤーの追加] をクリックして、レイヤーを参照して選択し、ベースマップに直接追加します。ベースマップに関する注意事項
ベースマップを操作する際には、以下の点に注意してください。
- カスタム ベースマップとマルチレイヤー ベースマップについては、イメージ、マップ イメージ、タイル、ベクター タイル、WMS OGC、WMTS OGC、Bing、および OpenStreetMap の各レイヤー タイプがサポートされています。
- マップの座標系はベースマップによって設定されるため、Map Viewer は、有効なベースマップがないとマップ内にレイヤーを表示しません。 マップをベースマップと一緒に保存すると、Map Viewer はそのベースマップだけを使用します。このベースマップが利用できない場合も、デフォルトのベースマップには戻りません。 マップは別のベースマップを使用することで修正できますが、元のベースマップと新しいベースマップの空間参照が同じである場合に限られます。 マップを修正するには、異なるベースマップを選択するか、URL パラメーターの basemapURL を使用します。
- ベースマップ ギャラリーに存在しないベースマップを使用する際に、一部のズーム レベルが欠落していることがあります。 これは、マップが現在のベースマップ (たとえば、地形図ベースマップ) のズーム レベルを表示するために発生します。 ユーザーがベースマップに設定したズーム レベルを表示するには、マップを保存し、Map Viewer ページを閉じ (たとえば、[ギャラリー] ページに移動するなど)、再度マップを開きます。 追加したズーム レベルが表示されます。
- マルチレイヤー ベースマップを作成した後で、ギャラリーからベースマップを選択するか、Web からのレイヤーの追加、レイヤーの検索、または ArcGIS Living Atlas ギャラリーからのベースマップの選択によってベースマップを追加すると、作成したマルチレイヤー ベースマップが新しいベースマップに置き換えられ、そのマルチレイヤー ベースマップに含まれているすべてのレイヤーがマップから削除されます。