新機能

2025 年 10 月のアップデートには、ModelBuilder の機能拡張、ノートブック テンプレートへのアクセス、ArcGIS Online Web サイト全体にわたる新機能が含まれています。 以下では、主な新機能について説明します。 詳細については、ArcGIS Online の新機能のブログ記事をご参照ください。

マップ

  • マップを共有する際、マップへのカスタム リンクを作成し、そのリンクを使って開いたときのマップの外観を構成できるようになりました。
  • Arcade アシスタント (ベータ版) を使用して、Map Viewerフィールドの値を計算する際に ArcGIS Arcade 式を生成できるようになりました。
  • ラベルを構成するときに、[フィーチャのラベル作成] ウィンドウでラベル クラスの順序を変更することにより、ラベルが競合する場合の優先付け方法を調整できるようになりました。 ラベル クラスで競合回避を無効化することもできるため、ラベルが他のラベルと競合する場合にラベルを描画できます。
  • Map Viewerフィーチャ ジオメトリーを更新する際に、フィーチャを分割および統合できるようになりました。
  • 関連する属性でフィーチャ レイヤーを参照することにより、補助フィーチャ レイヤーなしでラスター タイル レイヤーのポップアップを有効化できるようになりました。 さらに、ポップアップを構成するときに、選択したキーワードおよび添付ファイルのタイプに基づいて、ポップアップに表示される添付ファイルをフィルターできます。
  • [オフセット効果] プロパティを持つベクター ラインおよびベクター ポリゴンの塗りつぶしシンボルをスタイル設定する際、オフセット距離、結合方法、描画パフォーマンスを構成できるようになりました。
  • すぐに使用できる HTML コードを使用してマップを埋め込む際に、スクリプトまたは iFrame のいずれかを選択できるようになりました。
  • [マイ コンテンツ] および [グループ] 内のアイテムを参照する際に、検索バーのすぐ下にあるフォルダーまたはグループで検索結果を絞り込むことができるようになりました。 [Hub カタログ] 内のアイテムを参照して、お気に入りとしてマークした ArcGIS Hub サイトからのレイヤー、または Map Viewer で開いた ArcGIS Hub サイトからのレイヤーを検索することもできます。
  • ArcGIS Enterprise で公開されたホスト ビデオ レイヤーをマップに追加して、時間対応のビデオを空間コンテキストで表示できるようになりました。
  • Map Viewer で、[計測] ツールバーおよび [位置] ウィンドウを開くためのキーボード ショートカットがサポートされるようになりました。
  • フィールド値の書式設定が更新され、国際化標準への適合が改善されました。日付および数値フィールドに対するロケールのサポートが改善され、新しい書式設定オプションが導入されました。 タイム ゾーンなどのプロパティをポップアップで表示できるようになりました。これにより、複数のロケールを対象にしたマップを作成できます。
  • バー チャートに、[NULL をカテゴリーとして処理] および [時系列ビニングの有効化] という 2 つの新しいパラメーターが追加されました。 [NULL をカテゴリーとして処理] をオンにすると、[カテゴリー] フィールドの NULL 値が集約されたバーがチャートに追加されます。 [時系列ビニングの有効化] は、[カテゴリー] 変数に日付フィールドが選択されている場合に使用でき、チャートの X 軸に沿った時間間隔のビンの作成に使用されます。
  • 散布図[ツールチップ表示フィールド] パラメーターが含まれるようになりました。チャートを作成するための変数として使用せずにポイントのツールチップに表示する数字フィールドの選択に使用されます。
  • 方向付き画像ビューアーで、COG および MRF 画像形式がサポートされるようになりました。

シーン

3D での新機能の詳細については、「Scene Viewer の新機能」のブログ記事をご参照ください。

アプリの構成

  • ArcGIS Instant Apps には、いくつかの更新が含まれています。 添付ファイル ビューアー テンプレートは、公開されたアプリ向けに完全に再設計されました。 さらに、ユーザーがカバー ページとメイン アプリケーションで言語の切り替えを使用できるほとんどのテンプレートに、新しい構成オプションが追加されました。 詳細については、「Instant Apps の新機能」をご参照ください。
  • ArcGIS Experience Builder では、アプリのテーマをカスタマイズするための新しいシステムが提供されます。 テーマの設定で、色、タイポグラフィー、対話的エレメントの形状、間隔、影などをカスタマイズできます。 Experience Builder で 2 つの新しいウィジェットが使用できるようになりました。 ログイン ウィジェットは、アプリにサイン イン操作を追加し、正常にサインインまたはサイン アウトした後に、特定のアプリ ページ、ビュー、ウィンドウ、外部 URL にユーザーをリダイレクトできるようにします。 画像コレクション エクスプローラー ウィジェットを使用すると、イメージ レイヤーから個別の画像を表示できます。 他の機能拡張には、編集ウィジェットの分割および統合ツール、ユーザー ロールおよびグループに基づくページ表示制限のサポート、現在位置を入力として使用する機能のサポート、近隣検索ウィジェットにおける対象地域でのポリゴンおよびライン フィーチャのクリップが含まれます。 詳細については、「Experience Builder の新機能」をご参照ください。

コンテンツ管理

  • サポートされている 3D レイヤー タイプを作成できるコンテンツ ページの [新しいアイテム] メニューから単一の 3D レイヤー オプションを使用できます。
  • ArcGIS Online の外部で Webhook レシーバーを構成する場合、そのレシーバーを使用する Webhook を作成して、ホスト フィーチャ レイヤー、ホスト フィーチャ レイヤー ビュー、ホスト テーブルの品質管理ワークフロー、通知ワークフロー、レポート ワークフローを自動化できます。
  • アプリまたはレポートで、数百万の行を含むホスト フィーチャ レイヤーまたはホスト テーブルから集約したデータをリクエストすると、クエリーの実行および集約結果のレンダリングに時間がかかることがあります。 このようなクエリーの実行にかかる時間を短縮するには、集約クエリーに含まれるフィールドに columnindex を追加します。
  • 最新の Arcade リリースの新機能と機能改善については、「ArcGIS Arcade リリース ノート」をご参照ください。

Notebooks

  • テンプレートを使用して、ノートブックを作成できるようになりました。このテンプレートは新しいローコード操作であり、作業例で開始できる事前定義済みのカテゴリーに整理されたすぐに使用可能なノートブックのコレクションから選択できます。
  • ノートブックのアイテム ページに加え、ノートブック ホーム ページからノートブック ランタイムを変更できるようになりました。
  • TensorFlow ライブラリーおよび関連する複数のライブラリーと依存関係は非推奨となり、2026 年 2 月以降はノートブック ランタイムに含まれなくなります。

空間解析

  • 値変数がサポートされ、ModelBuilder でモデルに追加できるようになりました。 値変数は入力として使用するツール エレメントに接続され、ツール パラメーターで反復処理を行う場合に便利です。
  • フィールド演算は、SQL 式を使用して新規または既存のフィールドの値を計算する新しい ModelBuilder 専用ツールです。
  • 処理範囲環境設定は、次の 2 つの異なる設定に分割されました。解析の処理範囲はフィーチャ解析ツールに適用され、ラスター解析の処理範囲はラスター解析ツールとラスター関数に適用されます。 [解析の処理範囲] 設定をすべての解析に適用するには、[ラスター解析に異なる処理範囲を使用] をオフにします。
  • 解析に最適な Living Atlas イメージ レイヤー グループに新しいレイヤーが追加されました。これには、標高、世界の陸上生態系、世界の生気候、土地被覆の脆弱性の変化、National Land Cover Databas からの米国の土地被覆のイメージ レイヤーが含まれます。

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