組織レポートを使用すると、管理者は組織のメンバーとコンテンツに関する重要な情報をエクスポートできます。管理者は、アクティビティ レポート、クレジット レポート、メンバー レポート、アイテム レポート、アイテム閲覧数レポート、サービス使用状況レポートなど、さまざまな種類のレポートを利用できます。
ヒント:
さまざまなタイプの組織レポートと ArcGIS Online で組織レポートを作成する方法の詳細については、ブログ記事の「レポートで ArcGIS Online の組織管理を強化する」をご参照ください。
アクティビティ フィールド
アクティビティ レポートでは、指定した期間における組織のすべてのアクティビティのログをダウンロードできます。 アクティビティ レポートには以下の表にあるフィールドが含まれます。
フィールド | 説明 |
---|---|
id | アクションの主題の ID です。 ID は、次のいずれかを参照できます: アイテム、グループ、ユーザー、カスタム ロール、IdP、OIDC プロバイダー、招待、登録されたアプリ、コラボレーション。 |
itemTitle | アクションによって変更されたアイテムのタイトルです。 このフィールドは、アイテム ID タイプの場合のみ設定されます。 |
idType | ID が属するタイプ: アイテム、グループ、ユーザー、カスタム ロール、IdP、OIDC プロバイダー、招待、登録されたアプリ、コラボレーション、コラボレーション ワークスペース、コラボレーション参加者、コラボレーション ワークスペース参加者。 |
orgId | アクションが実行された ArcGIS 組織の ID です。 |
orgName | アクションが実行された ArcGIS 組織の名前です。 |
owner | アイテムを所有している組織メンバーのユーザー名です。 このフィールドは、アイテム ID タイプの場合のみ設定されます。 |
ownerFullName | アイテムを所有している組織メンバーのフル ネームです。 このフィールドは、アイテムおよびグループ ID タイプの場合のみ設定されます。 |
actor | アクティビティが記録された組織メンバーのユーザー名です。 |
actorFullName | アクティビティが記録された組織メンバーのフル ネームです。 |
ip | アクション リクエストが生成された IP アドレスです。 |
action | 実行されたアクションです。 |
created_utc | アクティビティ ログ作成時のタイムスタンプです (UTC 形式)。 |
request | リクエストの URL です。 |
reqId | リクエストの ID です。 |
clientId | アプリの ID です。 |
data | アクティビティに関する補足情報を含む JSON です。 |
クレジット フィールド
クレジット レポートでは、組織内でのクレジット使用の明細を .csv ファイルでダウンロードできます。 各行には、各組織メンバーのサービスごとのクレジット使用のほか、組織自体のストレージのクレジット消費量が表示されます。 クレジット レポートには以下の表にあるフィールドが含まれます。
フィールド | 説明 |
---|---|
Organization | 組織の名前です。 |
StartTime | レポート期間で指定された開始時間 (エポック タイム) です。 |
EndTime | レポート期間で指定された終了時間 (エポック タイム) です。 |
Credits consumed by | 組織内のクレジット使用者を示します。 このフィールドの値は、これらのサービスの 1 つ以上を使用する組織内のユーザー名、クレジットを消費する登録アプリの組織内のユーザー名と appid、またはストレージ クレジット使用の組織名です。 |
App Title | 組織内の登録アプリケーションのタイトルです。 この列は、組織内のクレジット消費アプリケーションのみをフィルターする際に役立ちます。 |
File Storage | ホスト フィーチャ レイヤーと ArcGIS Notebooks 内のコンテンツを除くすべてのコンテンツのストレージ クレジット コストです。 |
Tile Storage | タイル イメージ ストレージのクレジット コストです。 |
Feature Storage | フィーチャ ストレージ (フィーチャの添付ファイル、フィーチャ コレクション、位置情報の共有に関連付けられているフィーチャ、ホスト フィーチャ レイヤー ビューを除く) のクレジット コストです。 |
Scene Storage | シーン ストレージのクレジット コストです。 |
Vector Tile Storage | 公開されたベクター タイル レイヤーの保存に対するクレジット コストです。 |
Imagery Analysis | ラスター解析ツールまたはラスター関数によって使用されたクレジットです。 |
Imagery Storage | ホスト イメージ レイヤーの保存に対するクレジット コストです。 |
Notebook File Storage | ArcGIS Notebooks ワークスペース内のすべてのコンテンツのストレージです。 |
アプリでのクレジット使用など、クレジットを消費する操作の詳細については、「機能別のクレジット」をご参照ください。
メンバー フィールド
メンバー レポートでは、組織のメンバーに関するデータを .csv ファイルとしてダウンロードできます。 メンバー レポートには以下の表にあるフィールドが含まれます。
フィールド | 説明 |
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Username | ユーザーの ArcGIS Online ユーザー名です。 |
Name | ユーザーの姓名です。 |
ユーザーの ArcGIS Online アカウントに関連付けられた電子メール アドレスです。 | |
Profile Visibility | ユーザー プロフィールの表示設定: パブリック、アカウント、組織、プライベート。 |
My Esri Access | ユーザーの My Esri へのアクセスが有効であるか無効であるかを示します。 |
User Type | ユーザーに割り当てられたユーザー タイプです。 |
Role | ユーザーに割り当てられたロールです。 デフォルト ロールかカスタム ロールのいずれかです。 Account_user と account_publisher はユーザーと公開者のデフォルト ロールを指しています。 |
Available Credits | 組織でクレジット使用制限を有効にしている場合、割り当てられている合計クレジット数のうち、ユーザーが利用できるクレジット数がこのフィールドに表示されます。 組織でクレジット使用制限を無効にしている場合、このフィールドには NaN (「not a number」の略) と表示されます。 |
Assigned Credits | 組織でクレジット使用制限を有効にしている場合、このフィールドにユーザーに割り当てられた合計クレジット数が表示されます。 このフィールドの値が -1 になっている場合、ユーザーが利用できるクレジット数は無制限です。 組織でクレジット使用制限を無効にしている場合、このフィールドには NaN (not a number) と表示されます。 |
Last Login Date | ユーザーが最後に ArcGIS Online にサイン インした日です。 ユーザーが過去に一度もログインしたことがない場合、このフィールドには値 1969-12-31 15:59 が入力されます。 |
Date Created | ユーザーの ArcGIS Online アカウントが作成された日です。 |
Add-On Apps | ユーザーにライセンスが割り当てられているアドオン アプリの名前です。 これらのライセンスは各ユーザーの [設定] にある [ライセンス] セクションで確認できます。 |
# of Items Owned | ユーザーが所有するアイテム数です。 この数字には、オフライン マップ エリアなど、ユーザーのコンテンツには一覧表示されないアイテムが含まれる場合があります。 |
# of Groups Owned | ユーザーが所有するグループ数です。 |
# of Groups Total | ユーザーがメンバーになっているグループ数です。 |
Login Type | ArcGIS Online へのサイン インに使用されたログインのタイプです (ArcGIS、OIDC (OpenID Connect) など)。 |
Member Account Status | ユーザーのアカウントのステータスです。 アカウントのステータスは、管理者がメンバー アカウントを無効化していない限り有効になっています。 |
Verified Email Status | メンバーが自分の電子メール アドレスを確認したかどうかを示します。 |
Member Categories | 組織がメンバー カテゴリを設定している場合、このフィールドではメンバーに割り当てられているメンバー カテゴリが示されます。 |
Multifactor Authentication | 組織で MFA (多要素認証) が有効化されている場合、このフィールドには、メンバーのアカウントで MFA が有効化されているかどうかが示されます。 |
アイテム フィールド
アイテム レポートでは、組織のコンテンツに関するデータを .csv ファイルとしてダウンロードできます。 アイテム レポートには以下の表にあるフィールドが含まれます。
フィールド | 説明 |
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Title | コンテンツ アイテムのタイトルです。 |
Item ID | 高度な検索で使用できるアイテム ID です。 たとえば、id:4e770315ad9049e7950b552aa1e40869 はその ID のアイテムを返します。 |
Item Url | アイテムの Web アドレスです。 |
Item Type | アイテムのタイプです。 Web マップ、Web マッピング アプリケーション、フィーチャ コレクション、.csv ファイル、PDF などのオプションがあります。 |
Date Created | アイテムが作成された日付です。 |
Date Modified | アイテムが最後に編集された日付です。 |
Content Category | アイテムが分類されているカテゴリです。 組織でカテゴリを設定していて、アイテムにカテゴリが使用されている場合にこのフィールドにカテゴリが表示されます。 |
View Counts | アイテムのビュー数です。 |
Owner | アイテムを所有しているメンバーのユーザー名です。 |
File Storage Size | サービスまたはファイルに課金されるファイル ストレージの量です (メガバイト単位で計測)。 |
Feature Storage Size | フィーチャ サービスのデータまたはテーブル ストレージに課金されるフィーチャ ストレージの量です (メガバイト単位で計測)。 |
Share Level | アイテムの共有レベルは次のいずれかです。
|
# of Groups shared with | アイテムが共有されているグループ数です。 |
Tags | アイテムのタグ付けに使われる単語です。 |
Number of Comments | アイテムのコメント数です。 |
Is Hosted Service | このフィールドの値が TRUE の場合、サービスはホストされています。 このフィールドの値が FALSE の場合、サービスはホストされています。 |
Date Last Viewed | アイテムが最後に閲覧された日付です。 空白のフィールドは、そのアイテムが最後に閲覧されたのが 2022 年 11 月の ArcGIS Online の更新より前であることを示しています。 |
In Recycle Bin | このフィールドの値が [Yes] の場合、アイテムはゴミ箱にあります。 このフィールドの値が [No] の場合、アイテムはゴミ箱にありません。 |
アイテム閲覧数フィールド
アイテム閲覧数レポートでは、特定の期間について組織内のアイテムのリストと対応する閲覧数をダウンロードできます。 アイテム閲覧数レポートには以下の表にあるフィールドが含まれます。
フィールド | 説明 |
---|---|
Title | コンテンツ アイテムのタイトルです。 |
Item ID | 高度な検索で使用できるアイテム ID です。 たとえば、id:4e770315ad9049e7950b552aa1e40869 はその ID のアイテムを返します。 |
Total view count | 指定した期間にアイテムが閲覧された回数です。 |
注意:
レポートのその他のフィールドは、指定されたレポート期間と閲覧数の集計結果によって異なります。 たとえば、期間として [月] を指定し、閲覧数の集計に [週計] を指定した場合、レポートには、各週について閲覧数が表示された Week 1 view count、Week 2 view count などのフィールドが出力されます。
サービス使用状況フィールド
サービス使用状況レポートでは、特定の期間中の開発者認証情報に関するデータ使用量情報をダウンロードできます。 サービス使用状況レポートには以下の表にあるフィールドが含まれます。
フィールド | 説明 |
---|---|
Key | レポートの集約に重複するレコードがないことを確認するために使用される、アイテムの一意の ID です。 |
Title | コンテンツ アイテムのタイトルです。 |
Item ID | 高度な検索で使用できるアイテム ID です。 たとえば、id:4e770315ad9049e7950b552aa1e40869 はその ID のアイテムを返します。 |
ClientID | アプリの ID です。 |
APIKey | API (Application Programming Interface) キーは、一般公開用のアプリケーションに対して、ArcGIS 位置情報サービスや特定のサービス オペレーションへのアクセス権を付与するためのスコープと権限を定義するアクセス トークンです。 |
APIKey (legacy) | 2024 年 6 月より前に作成された永続的な API (Application Programming Interface) キーです。一般公開用のアプリケーションに対して、ArcGIS 位置情報サービスへのアクセス権を付与するためのスコープと権限を定義します。 |
Owner | アイテムを所有しているメンバーのユーザー名です。 |
Service Type | サービス タイプです。 ポータル、タイル、フィーチャ、シーン、ベクター タイルなどのオプションがあります。 |
Service Usage | サービスの使用状況タイプです。 オプションには、数、コスト、転送量、CPU、ストレージの値が含まれます。 |