Waze フィードは、関連するパラメーターとともに HTTPS (Hyper Text Transfer Protocol Secure) リクエストを指定の Waze URL に送信します。Waze API からのデータは最小限の構成で返されます。
例
フィードの使用例を次に示します:
- Waze アラートおよび交通量情報は、コミュニティーがドライバーからのリアルタイムの交通量レポートを監視して対応し、問題エリアを特定して、時間の経過によるデータの解析を実行するのに役立ちます。
- Waze アラートは 20 秒ごとにクエリーされ、地域で報告された問題が地方自治体に通知されます。
使用上の注意
フィードを操作する際には、以下の点に注意してください:
- このフィードは、構成ウィザードの [フィードのポーリング間隔] ステップで指定されている頻度で Waze エンドポイントをポーリングしてデータを読み込みます。
- ポーリング間隔が設定されている場合、ポーリングは、フィードの開始時刻とは関係なく、規則的な時間間隔で発生します。 たとえば、5 分間隔でデータをポーリングするようにフィードが設定されている場合に、フィードが 8:03 AM に開始すると、初回のデータ リクエストは 8:05 AM に発生し、次は 8:10 AM に発生し、以降も同じ間隔で発生します。
- Velocity サブスクリプション ライセンス レベルには、フィードによって取り込むことができるデータ量に制限があります。これらのレベルの概要を次に示します。 フィードがライセンス レベルの取り込み制限を超えた場合、ログにメッセージが書き込まれ、ユーザーは、制限に達したことを通知する電子メールを受信します。 データの取り込みが制限を超えた状態が 1 時間以上継続すると、フィードは停止されます。 必要に応じて、Esri の担当者、または Esri テクニカル サポートと連携して、ワークフローをサポートする Velocity ライセンス レベルを検討してください。 ライセンス レベルは以下のとおりです。
- Standard - 25 KB/秒 (約 100 イベント/秒) でデータを取り込んで処理します。
- Advanced - 250 KB/秒 (約 1,000 イベント/秒) でデータを取り込んで処理します。
- Dedicated - 2,500 KB/秒 (約 10,000 イベント/秒) でデータを取り込んで処理します。
パラメーター
フィードには、次のパラメーターがあります:
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
URL | Waze への完全な URL。 推定される URL の形式は https://www.waze.com/partnerhub-api/partners/<partner-id>/waze-feeds/<unique-token> で、<partner-id> と <unique-token> はユーザー固有の値に置き換えられます。 ユーザー固有の URL は Waze パートナー ハブでアクセスできます | String |
Waze 情報タイプ | Waze から返される情報のタイプ。 オプションには [アラート]、[不規則性]、[交通量] があります。 | String |
アラート タイプ (オプション) | 表示されるアラートのタイプには、交通インシデント、通行止め、他の関連性のある更新が含まれます。 このパラメーターは、[Waze 情報タイプ] が [アラート] に設定されている場合に有効です。 次のアラート タイプがあります。
| String |
いいねの数 | Waze ユーザーがいいねしたアラートに ThumbsUp フィールドを追加するかどうかを指定します。 [True] に設定すると、応答時間が遅くなります。 デフォルトは [False] です。 | Boolean |
パートナーのアラートを含む | Waze ユーザーが報告したアラートに加えて、パートナー フィードが報告したアラートを含めるかどうかを指定します。 [False] に設定すると、出力には Waze ユーザーが報告したアラートが含まれます。 デフォルトは [True] です。 | Boolean |
パートナーのアラートのみを含む | パートナー フィードが報告したアラートのみを含めるかどうかを指定します。 [False] に設定すると、パートナー フィードが報告したアラートと、Waze ユーザーがアプリを介して報告したアラートの両方が含まれます。 デフォルトは [False] です。 | Boolean |
その他のログ (オプション) | Velocity が Waze エンドポイントに発行した未処理の HTTP リクエストとレスポンスのログ出力を利用可能にするかどうかを指定します。 デフォルトは [False] です。 注意:このパラメーターは、トラブルシューティングのためにのみオンにし、トラブルシューティングが完了したらオフにします。 オンにした後は、フィードを開始すると、デバッグ レベルのログがフィード ログ ページで使用できるようになります。 トラブルシューティングについて Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。 | Boolean |
検討事項および制限事項
フィードを使用する際には、以下の点を検討してください:
- このフィード タイプを使用するには、Waze パートナー ID や一意のトークンが必要です。 パートナー ID や一意のトークンは、Waze パートナー ハブでアクセスできます。
- Waze フィード タイプでは、ジオメトリー、時間、Track ID などのキー フィールドが自動的に構成されます。