ArcGIS Velocity で作成されたフィードを、組織やグループ内の他のユーザーと共有することができます。 他のユーザーは、共有フィードを Web マップ、Web アプリ、ArcGIS Pro、およびその他の ArcGIS マッピング アプリケーションに追加できるようになります。 さらに、組織のその他の Velocity ユーザーは、共有フィードを使用してリアルタイム解析を作成できます。
フィードの共有
ArcGIS Velocity で作成されたフィードは、ArcGIS Velocity および ArcGIS Online を使用して他のユーザーと共有することができます。
ArcGIS Velocity でのフィードの共有
Velocity でフィードを共有するには、次の手順を実行します。
- ArcGIS Velocity を起動してサイン インします。
- [フィード] ページで既存のフィードを開き、フィードの [詳細] ページにアクセスします。
- [共有] ボタンをクリックします。
- [共有] ポップアップで、フィードを組織または特定のグループと共有します。
- すべてのプロパティを他のユーザーと共有する場合は、必要に応じて [すべてのプロパティの共有] 切り替えボタンをオンにします。
注意:
すべてのプロパティを共有すると、ユーザー名、ヘッダー、URL、および POST の body 部が他のユーザーと共有されます。 パスワードおよびシークレット キーは共有できません。 プロパティをすべては共有しない場合は、ユーザー名、パスワード、シークレット キー、ヘッダー、POST の body 部、URL などの機密情報が削除されます。 これにより、認証情報や API キーなどの機密情報を意図せずに他のユーザーと共有することを確実に回避できます。
- 必要に応じて、[フィードを共有しているすべてのユーザーに対してフィードの書き込みを有効にする] 切り替えボタンをオンにし、フィード書き込み権限を他のユーザーに拡張します。
注意:
このパラメーターはデフォルトでは無効になっており、ArcGIS 認証で構成された HTTP 受信器および gRPC フィードでのみ使用できます。 有効にした場合、フィードを共有されている ArcGIS ユーザーは、リクエストにトークンを入力するとこのフィードにデータを送信できます。
- [適用] ボタンをクリックしてフィードを共有します。
組織内の他のユーザーが共有フィードを検索して見つけることができるようになります。
ArcGIS Online でのフィードの共有
ArcGIS Online でフィードを共有するには、次の手順を実行します。
- ArcGIS Online にサイン インします。
- [コンテンツ] ページに移動します。
- 共有するフィードの横にあるチェックボックスをオンにして、[共有] ボタンをクリックします。
- [共有] ポップアップで、フィードを組織または特定のグループと共有します。
- [保存] ボタンをクリックしてフィードを共有します。
組織内の他のユーザーが共有フィードを検索して見つけることができるようになります。
共有フィードの使用
フィードが共有された場合、ArcGIS Velocity および ArcGIS Online の共有フィードを使用するためのオプションを選択できます。
ArcGIS Velocity でのリアルタイム解析への共有フィードの追加
リアルタイム解析の作成時、または既存のリアルタイム解析の編集時に共有フィードを追加するには、次の手順を実行します。
フィードは所有者によって共有される必要があります。
- リアルタイム解析の公開者は、入力フィードを選択する際に [既存のフィード] オプションを選択します。
- リアルタイム解析の公開者は、コンテンツ ブラウザーで [組織] ページを開き、共有フィードを検索するか参照します。
ArcGIS Online で共有フィードを開く
フィードはグループまたは組織と共有できます。 フィードが共有されると、ArcGIS Online でフィードにアクセスし、グループ コンテンツを検索、参照、表示できます。 続いて、アイテムの詳細ページで [Velocity で開く] をクリックします。 フィードの詳細ページが Velocity で開きます。
フィードの詳細ページから、共有フィードからデータを使用できるリアルタイム解析を作成できます。
URL を使用して共有フィードを開く
単純な URL を使用して他のユーザーとフィードを共有するには、所有者は次の手順を実行します。
- 必要な共有レベルまたはグループにフィードを共有します。
- 解析の URL (たとえば https://velocity.arcgis.com/.../feeds/ad17df68eac14b59a32be61f47047703/details) をコピーします。
- そのフィードへのアクセスを許可するユーザーにこの URL を提供します。
ユーザーがこの URL を参照すると、フィードの詳細ページが Velocity で開きます。
検討事項および制限事項
フィードが別の Velocity ユーザーと共有されている場合、それらのユーザーは Web マップやその他のマッピング アプリケーションでフィードを視覚化することができます。 その他のユーザーが同じ組織のメンバーで、リアルタイム解析を公開する権限がある場合、そのフィードによって使用されたデータを処理する解析を作成できます。
フィードの所有者のみがフィードを編集、クローン作成、開始できます。 共有フィードへのアクセス権がある他のユーザーには、フィードのパラメーターの一部のみが表示されます。
ユーザーは、Velocity が有効化されている ArcGIS Online 組織サイトでのみ、Velocity の共有フィードを開くことができます。 さらに、ユーザーがフィードを使って作業するためには十分なユーザー タイプとロールの権限が必要です。 詳細については、「ロールの作成とユーザーの割り当て」をご参照ください。
最新リリースの ArcGIS Velocity では、Velocity サブスクリプションに関連付けられている ArcGIS Online 組織の外でフィードを共有することはできません。