データ ソースは静的データまたはニア リアルタイム データをリアルタイム解析またはビッグ データ解析に読み込みます。
リアルタイム解析では、データ ソースによって読み込まれたデータは、補助的な空間データセットや表形式のデータセットを必要とするツールとともに使用されて、情報付加、フィルター処理、結合、イベントからの距離の計算が行われます。 リアルタイム解析が開始されると、データ ソースが 1 回読み込まれます。 これらの操作でダイナミック データを利用するには、フィードを構成して解析ツールの結合データとして使用する必要があります。
ビッグ データ解析では、データ ソースによって読み込まれたデータは、ツールによって処理されて出力に書き込まれます。
ArcGIS Velocity では、次のデータ ソース タイプを使用できます。
- 区画単位による商圏
- 米国
- World
- ArcGIS
- クラウド
- Web およびメッセージ
例
次に、データ ソースの使用例を示します。
- 環境科学者は、ビッグ データ解析で Amazon S3 ソースを構成して、数百件の区切り *.csv ファイルを解析用に読み込みます。
- GIS アナリストは、リアルタイム解析でフィーチャ レイヤー ソースを構成して米国国勢調査局の国勢調査地区データを読み込んで、受信センサー観測値に、関連する国勢調査地区に関する情報を付加します。
ソースの追加
既存のリアルタイム解析またはビッグ データ解析にソースを追加できます。 ビッグ データ解析を新規作成する際にソースを追加することもできます。 ビッグ データ解析を新規作成する際にソースを追加するには、以下の手順に従います。
- ArcGIS Velocity アプリを開きます。
- 左側のメニューで [ビッグ データ] をクリックして、[ビッグ データ解析] ページを開きます。
- [ビッグ データ解析の作成] ボタンをクリックして新しいビッグ データ解析を作成します。
- 以下のカテゴリからソース タイプを検索して選択します。
- 区画単位による商圏
- ArcGIS
- クラウド
- Web およびメッセージ
- ソースの構成の詳細を入力します。 構成パラメーターは、ソース タイプによって変化します。
- どのソース タイプでも同じ方法によって、スキーマ、キー フィールド、ポーリング設定を構成します。 詳細については、「入力データの構成」をご参照ください。
構成されたソースは、ビッグ データ解析で使用できます。 次に、データを解析するツールを追加して構成し、解析結果を各種出力に送信します。
ソースの編集
リアルタイム解析またはビッグ データ解析内の既存のソースを編集して、接続パラメーター、スキーマ構成、キー フィールド、ポーリング設定を調整できます。 解析のソースを編集するには、次のいずれかを実行します。
- ソース ノードをダブルクリックしてその他の詳細を表示します。
- 編集ボタンをクリックしてソース構成ウィザードを開きます。