ArcGIS Velocity の TracPlus フィードは、クラウドベースのソリューションである TracPlus Cloud に接続して、リアルタイムの消火テレメトリーを取得します。
例
フィードの使用例を次に示します:
- あるデータ アナリストは、TracPlus フィードを使用して、指定された火災地域へのリソースの出入りを監視します。 これにより、リアルタイム データの知見を得ることができ、対象物管理が改善され、チームの安全性が強化されます。
- ある GIS アナリストは、TracPlus フィードをリアルタイム解析で使用して、出力フィーチャ レイヤー内の詳細な対象物情報を取得します。 これにより、災害後の調査や分析が可能になり、今後の消火計画を改善できます。
使用上の注意
フィードを操作する際には、以下の点に注意してください:
- TracPlus フィードは、フィードの構成時に定義された一定のポーリング間隔で TracPlus USFS AFF JSON ゲートウェイをポーリングします。 TracPlus ゲートウェイがポーリングされるたびに、最新のポーリング間隔以降に受信した関連するトラッキング データが返されます。
- TracPlus フィードは、ライブ データを返すようにしか構成できません。 TracPlus フィードを使用して、履歴データを取得することはできません。
- TracPlus ゲートウェイは、1 回のコールで返すことができるレコード数を制限できます。
- TracPlus フィードを構成する際、[拡張情報を含める] パラメーターをオンにすることができます。 このパラメーターをオンにすると、assetCategory フィールドがフィード スキーマに追加されます。 このフィールドがゲートウェイ データに存在する場合、アセットのタイプに関する情報が含まれます。
- Velocity サブスクリプション ライセンス レベルには、フィードによって取り込むことができるデータ量に制限があります。 フィードがライセンス レベルの取り込み制限を超えた場合、ログにメッセージが書き込まれ、制限に達したことを示す電子メールがユーザーに送信されます。 データの取り込みが制限を超えた状態が 1 時間以上継続すると、フィードは停止されます。 必要に応じて、Esri の担当者、または Esri テクニカル サポートと連携して、ワークフローをサポートする Velocity ライセンス レベルを検討してください。 ライセンス レベルは以下のとおりです。
- Standard - 25 KB/秒 (約 100 イベント/秒) でデータを取り込んで処理します。
- Advanced - 250 KB/秒 (約 1,000 イベント/秒) でデータを取り込んで処理します。
- Dedicated - 2,500 KB/秒 (約 10,000 イベント/秒) でデータを取り込んで処理します。
- TracPlus が提供するデータは GeoJSON 形式であるため、キー フィールドを識別する際に、[場所] パラメーターは自動的に処理されます。
パラメーター
フィードには、次のパラメーターがあります:
| パラメーター | 説明 | データ タイプ |
|---|---|---|
| ユーザー名 | TracPlus の認証に必要なユーザー名。 | String |
| パスワード | TracPlus の認証に必要なパスワード。 | String |
| 拡張情報を含める (オプション) | アセット カテゴリーなどの追加情報を返すには、[拡張情報を含める] パラメーターをオンにします。 | Boolean |
| その他のログ (オプション) | Velocity が TracPlus URL に発行した未処理の HTTP リクエストとレスポンスのログを記録するには、[ログ出力の有効化] オプションをオンにします。 注意:このパラメーターは、トラブルシューティングの目的でオンにし、トラブルシューティングが完了したらオフにします。 オンにした後は、フィードを開始すると、デバッグ レベルのログがフィード ログ ページで使用できるようになります。 必要に応じて、トラブルシューティングについて Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。 | Boolean |
検討事項と制限事項
このフィードを使用するには、TracPlus サブスクリプションが必要です。