ArcGIS Velocity の HTTP シミュレーター フィード タイプは、指定された頻度とフィーチャの品質に従って、Web からアクセス可能なファイルを使用してリアルタイムでイベントをシミュレートします。
例
以下は、HTTP シミュレーター フィードの使用例です。
- 危機管理活動のスペシャリストは、将来の緊急事態に備えた対応訓練の裏付けとして履歴データを再生します。
- データ アナリストは、既存のデータを使用してリアルタイムのビジュアライゼーションと解析をテストします。
使用上の注意
HTTP シミュレーター フィードを操作する際には、以下の点に注意してください。
- トラッキングに基づくデータをシミュレートする際には、まずデータをタイムスタンプによって並べ替えてから、トラック ID によって並べ替えます。
- フィードの接続パラメーターを設定した後で、「入力データの構成」を参照して、スキーマとキー パラメーターの定義方法について確認してください。
パラメーター
以下は、HTTP シミュレーター フィードのパラメーターです。
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
URL | 外部からアクセスできるシミュレーション ファイルへの完全 URL。 | String |
フィールドの区切り記号 | シミュレーション ファイル内のフィールド値を区切る文字または区切り文字。 | String |
実行ごとのフィーチャ数 | 一度にシミュレートするレコード (フィーチャ) の数。 データがタイムスタンプおよび Track ID によって並べ替えられており、各トラックの観測値の数が等しい場合、このパラメーターを、データ内の一意のトラックの数に設定します。 | Integer |
イベントの送信間隔 (ミリ秒) | [実行ごとのフィーチャ数] 値の数の送信間の間隔 一連のフィーチャを 1 秒に 1 回シミュレートするには、これを 1000 に設定します。 | Integer |
シミュレーションの反復 | ファイルの末尾に達したとき、シミュレーションを自動的に最初から再開するかどうかを指定します。 | Boolean |
時間フィールド インデックス | データセット内の日付フィールドの数値インデックス。インデックスは 0 から始まります。 たとえば、この日付フィールドが 2 番目のフィールドである場合、インデックスは 1 です。 | Integer |
現在の時間に変換 | データセット内の時間の値を、シミュレートされたときの現在の時間に変換するかどうかを指定します。 これにより、マッピング アプリはデータをリアルタイム データとして処理できます。 | Boolean |
検討事項および制限事項
HTTP シミュレーター フィードを使用する際は、以下の点に注意してください。
- HTTP シミュレーター フィードでは区切りテキスト ファイルのみがサポートされます。
- シミュレーション ファイルはインターネット上で公開されている必要があり、ファイルのサイズが 16 MB を超えていてはなりません。 ファイル サイズが 16 MB を超えている場合、フィーチャは取り込まれません。