ArcGIS Velocity でポーリング タイプのフィードからのデータの取り込みを構成する際、フィードのポーリング間隔を指定できます。 フィードのポーリングを一定間隔で繰り返し行うことができます。 たとえば、30 秒おきに Web サイトをポーリングして最新の観測値を返すことができます。
フィードのポーリング スケジュールでは、Velocity が観測値のソースをポーリングしてイベントを読み込む頻度を指定します。 フィードのポーリング スケジュールは次のタイプのフィードにのみ適用されます。
デフォルトのポーリング間隔は 1 分です。 HTTP ポーラーのフィードを 1 分のポーリング間隔で構成した場合、このフィードが実行している間、ArcGIS Velocity はリクエストを 1 分おきに Web サイトに送信して観測値を取得します。
ポーリングを 10 秒に 1 回より高い頻度でスケジュール設定できないことに注意してください。 この制限は、フィードによってポーリングされる Web サーバーや ArcGIS フィーチャ サービスなどの外部サイトが、受信リクエストが頻繁に生じることによって過負荷状態になることを防止するためのものです。 ポーリング間隔を 10 秒未満の値に設定することはできません。
ポーリング間隔が設定されている場合、ポーリングは、フィードの開始時刻とは関係なく、規則的な時間間隔で発生します。 時間間隔は、そのフィードを作成したユーザーの現地時刻の午前 0 時から開始します。 たとえば、5 分おきにデータをポーリングするようにフィードが設定されている場合に、フィードが 8:03 AM に開始すると、初回のデータ リクエストは 8:05 AM に発生し、次は 8:10 AM に発生し、以降も同じ間隔で発生します。 あるいは、たとえば、8 時間おきにポーリングするようにフィードが設定されている場合に、フィードが午前 10 時に開始すると、初回のリクエストは午後 4 時に発生し、次は午前 0 時に発生し、その次は翌日の午前 8 時に発生します。
注意:
フィードのポーリング間隔を定義する際には注意が必要です。 間隔ごとに、フィードが適切にデータを取得できるように、ArcGIS Velocity は指定された接続プロパティに対してリクエストを行います。 フィーチャ レイヤー フィードでは、フィーチャ レイヤーでサポートされている戻りレコードの最大数を超えるフィーチャがリクエストによって返された場合、複数のリクエストによって、クエリされたすべてのフィーチャが段階的に読み込まれます。 このため、ポーリング対象のデータ ソースがホストされているリモート サーバーまたはサービスが、指定されているポーリング間隔内で応答を返すことができることが不可欠です。
フィードの構成で適用したものと同じクエリを使用して、このフィーチャ レイヤーに対するクエリ リクエストの応答時間をテストすることをお勧めします。 このポーリング間隔を、フィーチャ レイヤー クエリの通常の応答時間より短い間隔に設定してはなりません。