Vectronic Aerospace

ArcGIS Velocity の Vectronic Aerospace フィード タイプは、組み込みの HTTP エンドポイントを作成して、Vectronic Aerospace 社製の野生動物トラッキング用の首輪から GPS (グローバル ポジショニング システム) データを受信します。 これらの首輪から送信されたデータは野生動物の監視とリアルタイムの移動解析に使用できます。

フィードの使用例を次に示します:

  • 野生生物学者は、野生動物トラッキング用の首輪からのデータを使用して、野生動物の移動パターンを解析します。
  • 運輸局では、野生動物トラッキング用の首輪からのデータを使用して、動的情報板 (DMS: Dynamic Message Signs) を更新し、動物がそのエリア内にいる場合は常に注意して減速するよう運転者に知らせます。
  • 関係者は、野生動物トラッキング用の首輪からの知見を使用して、安全で持続可能な野生動物コリドーの計画のための情報を提供します。

使用上の注意

フィードを操作する際には、以下の点に注意してください:

  • このフィードは、Vectronic Aerospace のみからデータを直接受信するように設計されています。
  • このフィードは、キー フィールドの構成、不要なフィールドの削除、およびフィールド名の調整に対応しています。 [データ イベント タイプ] パラメーターに指定された値に関係なく、すべての Vectronic Aerospace フィールドが、スキーマを定義する際に表示されます。 スキーマは Vectronic Aerospace が提供するデータに基づいて事前に定義されているため、新しいフィールドの追加はサポートされていません。
  • [データ イベント タイプ] パラメーターの設定後に、入力データを構成することで、スキーマを調整し、キー フィールドを定義します。 [キー フィールドの識別] ページで scts または acquisitionTime フィールドを使用して [日時] パラメーターを構成する場合、[日付形式] オプションで [その他 (文字列)] を選択し、[日付書式設定文字列] オプションに「yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ssZ」と入力します。
  • このフィード タイプが作成されたら、フィードの [アイテムの詳細] ページにアクセスし、[フィードの詳細] セクションで利用可能な受信機の URL である [REST エンドポイントのパス] をコピーします。 Vectronic Aerospace からのデータの受信を開始するには、この URL を Inventa アカウントの基本設定に入力する必要があります。

パラメーター

以下では、Vectronic Aerospace フィード パラメーターについて説明します。

パラメーター説明データ タイプ

データ イベント タイプ

[データ イベント タイプ] パラメーターは、dataEventType フィールドを使用して、Vectronic Aerospace から受信したデータをフィルターします。 利用可能なデータ イベント タイプを下記に示します。

  • [GPS 位置] - 対象動物の GPS 位置に関するデータを提供します。
  • [死亡率] - 心拍、体温、動作を監視することで、対象動物が死んだかどうかを検出します。
  • [近接] - 異なる対象動物間、たとえば、捕食者とその獲物の間や、別々の社会集団の個体間でのやり取りを監視します。
  • [分離] - 母親が分娩地からいつ離れるかをトラッキングします。 このイベントは、集団間の力学を研究するためにも使用できます。
  • [膣インプラント] - 出産イベントに関するデータを提供します。
  • [アクティビティー] - 動作や行動など、対象動物のアクティビティーに関するデータを提供します。

データ イベント タイプの詳細については、Vectronic Aerospace のドキュメントをご参照ください。

String


このトピックの内容
  1. 使用上の注意
  2. パラメーター