DTN Weather

ArcGIS Velocity の DTN Weather フィード タイプは、DTN のリアルタイムおよび予測フィーチャ レイヤー サービスに接続して、ハイパーローカルで正確な業界固有の気象データにアクセスします。 現在の天候、予測、悪天候アラート、レーダー、落雷情報を提供して、先を見越した意思決定をサポートします。 このフィードは、運輸、公益サービス、農業、危機管理など、天候が業務に直接影響する業界に最適です。

DTN の詳細

フィードの使用例を次に示します:

  • GIS アナリストは、DTN Weather フィードをリアルタイム解析に使用して、煙の移動を追跡し、米国西部のコミュニティーに大気質アラートを発します。
  • 都市設計者は、DTN Weather フィードを使用して次に来る熱帯暴風雨のデータを監視します。そのデータを潮位計の測定値と組み合わせて、可能性のある洪水の影響をモデル化し、避難命令を通知します。

使用上の注意

フィードを操作する際には、以下の点に注意してください:

  • DTN Weather フィードは ArcGIS の認証を使用します。 フィードを構成する前に、アクティブな DTN ArcGIS アカウントが必要です。
  • DTN はエンタープライズ ポータルを保持しています。 DTN Weather データを購入すると、エンタープライズ ポータルにアクセスするためのユーザー名とパスワードを受け取ります。また、お客様アカウント専用のグループが作成されます。 フィードを設定するには、対応する認証パラメーターに DTN Weather のユーザー名とパスワードを入力します。

パラメーター

フィードを使用する際には、以下の点を検討してください:

パラメーター説明データ タイプ
ユーザー名

(必須)

DTN Weather エンタープライズ ポータルへのアクセスに必要なユーザー名。

String

パスワード

(必須)

DTN Weather エンタープライズ ポータルへのアクセスに必要なパスワード。

String

WHERE 句

指定したレイヤーから読み込まれるフィーチャのフィルターに使用する SQL (Structured Query Language) 句を指定します。

デフォルトでは、1=1 を使用してすべてのフィーチャを読み込みます。 このデフォルトの句に手を加え、特定の属性値や論理条件を含めることができます。

ほとんどのレイヤーで、レイヤー内のフィールドに対する SQL-92 WHERE 句構文がサポートされています。

このパラメーターは、[データのフィルター] ステップで更新できます。

QueryString

出力フィールド

DTN Weather レイヤーから Velocity に読み込まれるフィールドを指定します。

デフォルトはアスタリスク ([*]) であり、すべてのフィールドが読み込まれます。

特定のフィールドを指定する場合は、カンマ区切りのフィールド名としてリストする必要があります (例: OBJECTID, device_id, timestamp, horizontal_accuracy, latitude, longitude)。

このパラメーターは、[データのフィルター] ステップで更新できます。

String

出力データの空間参照

(オプション)

空間参照の Well-known ID (WKID) を指定します。 デフォルトの WKID は 4326 です。

Velocity は、このパラメーターで定義された空間参照を使用して DTN Weather レイヤーからデータを読み込みます。

このパラメーターは、[データのフィルター] ステップで更新できます。

String

その他のログ

(オプション)

Velocity が発行した未処理のリクエストのログ出力をオンにするかどうかを指定します。 デフォルトは [False] です。

注意:

このパラメーターは、トラブルシューティングの目的でのみオンにし、トラブルシューティングが完了したらオフにします。 オンにした後は、フィードを開始すると、情報レベルのログがフィード ログ ページで使用できるようになります。 トラブルシューティングについて Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。

Boolean

タイムスタンプ フィールド

最新のフィーチャのみを取得する場合の日付フィールドを指定します。

タイムスタンプ フィールド値が指定されない場合、間隔ごとに、フィードは、処理するイベントとしてレイヤーからすべてのフィーチャを読み込みます。

タイムスタンプ フィールド値が指定された場合、最初に Velocity がレイヤーをポーリングするときに、タイムスタンプ フィールドの datetime 値が過去 1 分以内で、最初のフィードのポーリング時間よりも前の時間であり、かつ WHERE 句の条件を満たすすべてのフィーチャが読み込まれます。 その後のポーリングごとに、タイムスタンプ フィールド値が最後のポーリング時間と現在のポーリング時間の間であり、かつ WHERE 句の条件も満たすフィーチャのみが読み込まれます。

String

検討事項および制限事項

フィードを使用する際には、以下の点を検討してください:

  • このポーリング間隔を、レイヤー クエリーの通常の応答時間より短い間隔に設定してはなりません。
  • DTN Weather レイヤーには一意識別子フィールドが含まれている必要があります。 この一意識別子は NULL にできず、一意の値を含み、かつ以下のデータ タイプのいずれかである必要があります:
    • Integer (32 および 64 ビットの正の値のみ)
    • String
    • GUID
    • Date
    • Date Only
    • Time Only
  • レイヤーには、[最小] および [最大] 統計サマリー操作をサポートする一意識別子が必要です。