WebSocket タイプのフィードは、外部からアクセス可能な WebSocket サーバーからのメッセージを使用します。 WebSocket プロトコルは、クライアントとサーバー間の双方向低遅延通信を可能にします。 このためにサーバーとクライアントの間に常時ソケット接続が確立され、サーバーは接続されているクライアントにデータを送信します。 この場合、ArcGIS Velocity は WebSocket クライアントとして動作します。
例
フィードの使用例を次に示します:
更新されたセンサーの値が WebSocket サーバーから送信されます。
使用上の注意
フィードを操作する際には、以下の点に注意してください:
フィードの接続パラメーターを構成した後で、「入力データの構成」を参照して、スキーマとキー パラメーターの定義方法について確認してください。
パラメーター
フィードには、次のパラメーターがあります:
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
URL (必須) | この WebSocket URL に接続してデータを受信します。 | String |
カスタム ヘッダー (オプション) | 指定した WebSocket エンドポイントに送信される WebSocket リクエストに含めるオプションのカスタム ヘッダー。 たとえば、カスタム ヘッダーを使用して、サード パーティー API キーや認証ヘッダーを指定できます。 | キーと値のペア |
受信した最初のメッセージを無視 (オプション) | WebSocket 接続で受信した最初のメッセージを無視します。 場合によっては、実際のデータの前にサーバーがサブスクリプション確認メッセージを送信することがあります。 最初のメッセージ (多くの場合、サブスクリプション メッセージ) を無視することにより、Velocity は有効なフィーチャとデータのみが確実にサンプリングされ処理されるようにします。 デフォルトは [False] です。 | Boolean |
サブスクリプション メッセージ (オプション) | WebSocket フィードが接続または再接続すると必ず送信されるようサブスクリプション メッセージを構成します。 | String |
検討事項と制限事項
フィードを使用する際には、以下の点を検討してください:
WebSocket サーバーにはインターネット上で外部からアクセスできなければなりません。