ArcGIS Velocity の RSS タイプのフィードは、ユーザーによって定義されている間隔で、指定された RSS URL に HTTP(S) リクエストを送信します。 リクエストは、Web ブラウザーで URL を参照して取得可能な RSS データを収集します。
例
以下は、RSS フィードの使用例です。
- GIS アナリストは、インターネット上の RSS フィードから定義されている間隔で最新の地震データを読み込むようにフィードを構成します。
- 更新されたセンサーの値が RSS フィードから毎分読み込まれます。
使用上の注意
RSS フィードを操作する際には、以下の点に注意してください。
- このフィードは、構成ウィザードの [フィードのポーリング間隔] ステップで指定されている頻度で Web サイトをポーリングしてデータを読み込みます。
- ポーリングの頻度が設定されている場合、ポーリングは、フィードの開始時刻とは関係なく、規則的な時間間隔で発生します。 たとえば、5 分おきにデータをポーリングするようにフィードが設定されている場合に、フィードが 8:03 AM に開始すると、初回のデータ リクエストは 8:05 AM に発生し、次は 8:10 AM に発生し、以降も同じ間隔で発生します。
- ソースの接続パラメーターを設定した後で、「入力データの構成」を参照して、スキーマとキー パラメーターの定義方法について確認してください。
パラメーター
以下は、RSS フィードのパラメーターです。
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
URL | HTTP リクエストを使用してポーリングする、外部からアクセス可能な RSS Web サイトへの完全 URL。 | String |
認証 | Web サーバーへのアクセスに使用する認証の種類。 認証オプションには、[なし]、[基本]、[証明書] があります。 | String |
ユーザー名 | Web サイトにアクセスするためのユーザー名。 このパラメーターは、[認証] が [基本] に設定されている場合にのみ適用されます。 | String |
パスワード | Web サイトにアクセスするためのパスワード。 このパラメーターは、[認証] が [基本] に設定されている場合にのみ適用されます。 | パスワード |
証明書の URL | Web サイトにアクセスするためのクライアント証明書の場所の URL。 このパラメーターは、[認証] が [証明書] に設定されている場合にのみ適用されます。 | String |
パスワード | クライアント証明書のパスワード (設定されている場合)。 このパラメーターは、[認証] が [証明書] に設定されている場合にのみ適用されます。 | パスワード |
カスタム ヘッダー | 指定した HTTP エンドポイントに送信される HTTP リクエストに含めるオプションのカスタム ヘッダー。 たとえば、カスタム ヘッダーを使用して、サード パーティ API キーや認証ヘッダーを指定できます。 | キーと値のペア |
その他のログ | 未処理の RSS リクエストと Velocity が発行した応答のログ出力を有効にするかどうかを指定します。 このパラメーターはオプションです。 注意:このパラメーターは、トラブルシューティングの目的でのみ有効にし、トラブルシューティングが完了したら無効にします。 有効にした後は、フィードを開始すると、デバッグ レベルのログがフィード ログ ページで使用できるようになります。 必要に応じて、トラブルシューティングについて Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。 | Boolean |
検討事項および制限事項
RSS フィードを使用する際は、以下の点に注意してください。
- RSS データにはインターネット上で外部からアクセスできなければなりません。
- ポーリング対象の RSS ページまたはファイルのサイズが 16 MB を超えていてはなりません。 ポーリング対象の RSS ページまたはファイルが 16 MB を超えている場合、フィーチャは取り込まれません。