Baron Weather

ArcGIS Velocity の Baron Weather フィード タイプは、Baron Weather に接続して、ハイパーローカルな気象および気候データを取得します。 Baron Weather は、ユーザーが Velocity に取り込むことができる 21 種類の異なるデータ フィードを提供しています。 天気情報は、資産管理から不動産まで、天気状況の把握が人々や資産の安全を確保するために重要なさまざまな業界およびソリューションを補完します。

Baron Weather フィードの使用例を以下に示します。

  • GIS アナリストは、Baron Weather フィードをリアルタイム解析に使用し、米国のホット スポットをマッピングすることで、潜在的な山火事のリスクを特定および監視します。
  • GIS アナリストは、Baron Weather フィードを使用して、過去 72 時間の山岳部の累積降雪量を監視します。

使用上の注意

Baron Weather フィードを操作する際には、以下の点に注意してください。

  • Baron Weather フィードには基本認証が必要です。 フィードを構成する前に、Baron Weather にサイン アップします。 このフィードを構成する際は、認証用の [ユーザー名][パスワード] のパラメーター値を、Baron Weather の認証情報に合わせて設定します。
  • [日時] パラメーターの [開始時刻] オプションは、常に yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss'Z' 形式です。 この形式で、yyyy は 4 桁の年、MM は 2 桁の月、dd は 2 桁の日、HH は 2 桁の時間、mm は 2 桁の分、ss は 2 桁の秒、Z はタイム ゾーン オフセットまたは ID を表します。 T は時刻の前に付けられる区切り文字です (例: 2025-02-26T12:05:18Z)。

    日時プロパティの定義の詳細

  • Baron Weather が提供するデータは GeoJSON 形式であるため、キー フィールドを識別する際に、[場所] パラメーターは自動的に処理されます。
  • フィードの接続パラメーターを構成した後で、「入力データの構成」トピックを参照して、スキーマとキー パラメーターの定義方法について確認してください。

パラメーター

Baron Weather フィード パラメーターについて、以下に説明します。

パラメーター説明データ タイプ

ユーザー名

(必須)

Baron Weather API にアクセスするための基本認証に必要なユーザー名。

String

パスワード

(必須)

Baron Weather API にアクセスするための基本認証に必要なパスワード。

String

Baron Weather タイプ

(必須)

Baron Weather タイプは、ユーザーが Velocity に取り込むことができる 21 種類の異なるデータ フィードを提供しています。 これらのデータセットには次のものがあります。

  • [大気環境中の粒子状物質] - 空気中に浮遊する微細な固体または液体の粒子で、一般的にマイクロメートル (µm) 単位で計測されます。 Baron Weather が提供する [大気環境中の粒子状物質] のデータは 30 分ごとに更新されます。
  • [現在の舗装温度] - 路面の温度は、道路状況の評価、特に安全に影響する気象現象 (着氷など) に関連して重要です。 Baron Weather が提供する [現在の舗装温度] のデータは 30 分ごとに更新されます。
  • [火災ホット スポット (カナダ)] - カナダで発生中の火災または火災の危険が検出されたエリア。 Baron Weather が提供する [火災ホット スポット (カナダ)] のデータは 30 分ごとに更新されます。
  • [火災ホット スポット (米国)] - 米国で発生中の火災または火災の危険が検出されたエリア。 Baron Weather が提供する [火災ホット スポット (米国)] のデータは 30 分ごとに更新されます。
  • [雹サイズ] - 嵐の際に降る雹の計測値。 Baron Weather が提供する [雹サイズ] のデータは 5 分ごとに更新されます。
  • [熱指数] - 気温と湿度を組み合わせて、人体が感じる暑さの程度を計測する指数。 Baron Weather が提供する [熱指数] のデータは 5 分ごとに更新されます。
  • [高解像度の道路状況] - 安全な移動に影響する可能性のある道路状況に関する詳細情報。 Baron Weather が提供する [高解像度の道路状況] のデータは 5 分ごとに更新されます。
  • [累積降水量 (1 時間)] - 1 時間あたりの累積降水量。 Baron Weather が提供する [累積降水量 (1 時間)] のデータは 4 分ごとに更新されます。
  • [累積降水量 (24 時間)] - 24 時間あたりの累積降水量。 Baron Weather が提供する [累積降水量 (24 時間)] のデータは 4 分ごとに更新されます。
  • [累積降水量 (72 時間)] - 3 日間あたりの累積降水量。 Baron Weather が提供する [累積降水量 (72 時間)] のデータは 4 分ごとに更新されます。
  • [累積降雪量 (1 時間)] - 1 時間あたりの累積降雪量。 Baron Weather が提供する [累積降雪量 (1 時間)] のデータは 4 分ごとに更新されます。
  • [累積降雪量 (24 時間)] - 24 時間あたりの合計累積降雪量。 Baron Weather が提供する [累積降雪量 (24 時間)] のデータは 4 分ごとに更新されます。
  • [累積降雪量 (72 時間)] - 3 日間あたりの合計累積降雪量。 Baron Weather が提供する [累積降雪量 (72 時間)] のデータは 4 分ごとに更新されます。
  • [地表露点温度] - 空気が水分で飽和し、露が形成される温度。 Baron Weather が提供する [地表露点温度] のデータは 5 分ごとに更新されます。
  • [激しい雹が発生する確率] - 特定のエリアで激しい雹 (通常は大きな雹) が降る予測確率。 Baron Weather が提供する [激しい雹が発生する確率] のデータは 5 分ごとに更新されます。
  • [地表相対湿度] - その温度の空気が保持できる水分の最大量に対する、空気中の水分の割合。 Baron Weather が提供する [地表相対湿度] のデータは 5 分ごとに更新されます。
  • [地表温度] - 地表の温度。 Baron Weather が提供する [地表温度] のデータは 5 分ごとに更新されます。
  • [地表体感温度] - 風の影響により、気温に対して屋外で感じられる寒さの程度の計測値。 Baron Weather が提供する [地表体感温度] のデータは 5 分ごとに更新されます。
  • [地表突風] - 平均風速を超える突発的な風速。 Baron Weather が提供する [地表突風] のデータは 15 分ごとに更新されます。
  • [地表風速] - 地表で計測された平均風速。 Baron Weather が提供する [地表風速] のデータは 5 分ごとに更新されます。
  • [湿球黒球温度] - 気温、湿度、太陽からの放射熱を組み合わせた計測値。 Baron Weather が提供する [湿球黒球温度] のデータは 20 分ごとに更新されます。

Baron Weather タイプ

空間範囲

(オプション)

空間範囲は、作業対象のマップのエリアを定義する境界座標を表します。 マップ フレームを構成して、特定のエリアの気象活動を監視することができます。 マップを開くには、[範囲の構成] ドロップダウン メニューをクリックします。 次に、画面移動およびズームでマップの表示を調整します。 範囲を追加するには、鉛筆 () をクリックし、目的のエリアを描画します。

空間範囲

その他のログ

(オプション)

このパラメーターを使用して、未処理の HTTP リクエストと Velocity が発行した応答のログ出力を有効にするかどうかを指定します。

このパラメーターは、トラブルシューティングの目的でのみ有効にし、トラブルシューティングが完了したら無効にする必要があります。 有効にした後は、解析を開始すると、デバッグ レベルのログが解析ログ ページで使用できるようになります。 トラブルシューティングについてサポートが必要な場合は、Esri テクニカル サポート にお問い合わせください。

Boolean


このトピックの内容
  1. 使用上の注意
  2. パラメーター