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モデルの使用

このモデルは、ArcGIS Pro の Image Analyst ツールボックスからアクセスできる [ディープ ラーニングを使用したオブジェクトの検出 (Detect Objects Using Deep Learning)] ツールで使用することができます。 完全なワークフローには、その他のツールを使用した後処理の手順が含まれます。

ArcGIS Pro プロジェクト テンプレートとしてパッケージ化されたカスタム ツールで、簡略ワークフローを実施することもできます。 以下のセクションでは、このツールでモデルを使用するための手順について説明します。

  1. Ship Detection (SAR) 事前トレーニング済みモデルまたは微調整したモデルを使用する Detect Ships from SAR ArcGIS Pro プロジェクト テンプレートをダウンロードします。
  2. ArcGIS Pro を起動し、プロジェクト選択画面で [別のプロジェクト テンプレートを選択] を選択します。
    ArcGIS Pro の別のプロジェクト テンプレートを選択
  3. ダウンロードしたテンプレートを参照して [OK] をクリックします。
    ダウンロードした ArcGIS Pro プロジェクト テンプレートを選択します。
  4. 新しいプロジェクトの名前を入力し、[OK] をクリックします。
    プロジェクトを作成します。
  5. ArcGIS Pro に Sentinel-1 C バンド SAR VV 偏波バンド ラスターが追加されていることを確認します。

    Copernicus Open Access Hub または Sentinel Hub から画像をダウンロードできます。

    カタログ ウィンドウの SAR 画像

  6. 対象地域にズームします。
    マップの SAR 画像
  7. [カタログ] ウィンドウの [ツールボックス] で <Project_name>.tbx を参照し、[SAR データを使用した船舶検出] ツールにアクセスします。
    SAR データを使用した船舶検出ツール
  8. [パラメーター] タブで、次のように変数を設定します。
    1. [入力ラスター] - SAR 画像レイヤーを選択します。
    2. [出力検出船舶] - 検出された船舶を含む出力フィーチャクラスを設定します。
    3. [入力水域ポリゴン] (オプション) - 水域マスク ポリゴンを選択します。
    4. [モデル定義] (オプション) - Ship Detection (SAR) 事前トレーニング済みモデルの .dlpk ファイルを選択します。
    5. [モデル引数] (オプション) - 必要に応じて引数の値を変更します。
    6. [Non Maximum Suppression] - 必要に応じてチェックボックスをオンにして、信頼度の低いオーバーラップ フィーチャを削除します。

      オンにした場合は、次の設定を行います。

      • [信頼度スコア フィールド] を設定します。
      • [クラス値フィールド] (オプション) を設定します。
      • [最大オーバーラップ率] (オプション) を設定します。
    7. [プロセッサー タイプ] - 必要に応じて [CPU] または [GPU] を選択します。

      GPU が使用可能であれば [GPU] を選択し、[GPU ID] を、使用する GPU に設定することをお勧めします。

    8. [セル サイズ] - 必要に応じて変更します。

      必要な SAR 画像解像度は 10 メートルです。

      注意:

      モデル定義が渡されない場合は、ArcGIS Living Atlas of the World からモデルが自動的にダウンロードされます。

      SAR データを使用した船舶検出のパラメーター
  9. [実行] をクリックします。

    出力レイヤーがマップに追加されます。

    SAR データを使用した船舶検出ツールの結果

    ズームしてさらに詳しく結果を確認できます。

    結果の拡大表示