このモデルは、ArcGIS Pro の Image Analyst ツールボックスからアクセスできる [ディープ ラーニングを使用したオブジェクトの検出 (Detect Objects Using Deep Learning)] で使用することができます。 完全なワークフローには、その他のツールを使用した後処理の手順が含まれます。
ArcGIS Pro プロジェクト テンプレートとしてパッケージ化されたカスタム ツールで、簡略ワークフローを実施することもできます。 以下のセクションで、このツールでモデルを使用する手順について説明します。
- Detect Shipwrecks ArcGIS Pro プロジェクト テンプレートをダウンロードして、Shipwreck Detection 事前トレーニング済みモデル、または必要に応じて微調整したモデルを使用します。
- ArcGIS Pro を起動し、プロジェクト選択画面で [別のプロジェクト テンプレートを選択] をクリックします。
- ダウンロードしたテンプレートを参照して [OK] をクリックします。
- 新しいプロジェクトの名前を入力し、[OK] をクリックします。
- ArcGIS Pro に BAG ファイルが追加されていることを確認します。
NOAA ポータルから、ジャマイカ湾のサンプル BAG ファイルをダウンロードできます。
- 対象地域にズームします。
- [カタログ] ウィンドウの [ツールボックス] で <Project_name>.tbx を参照し、[測深データからの難破船の検出] ツールにアクセスします。
- [パラメーター] タブで、次のように変数を設定します。
- [入力ラスター] - BAG ファイル レイヤーを選択します。
- [出力検出難破船] - 検出された難破船を含む出力フィーチャクラスを設定します。
- [モデル定義] (オプション) - Ship Detection (SAR) 事前トレーニング済みモデルの .dlpk ファイルを選択します。
- [モデル引数] (オプション) - 必要に応じて引数の値を変更します。
- [Non Maximum Suppression] - 必要に応じてチェックボックスをオンにして、信頼度の低いオーバーラップ フィーチャを削除します。
オンにした場合は、次の設定を行います。
- [信頼度スコア フィールド] を設定します。
- [クラス値フィールド] (オプション) を設定します。
- [最大オーバーラップ率] (オプション) を設定します。
- [プロセッサー タイプ] - 必要に応じて [CPU] または [GPU] を選択します。
GPU が使用可能であれば [GPU] を選択し、[GPU ID] を、使用する GPU に設定することをお勧めします。
- [セル サイズ] - 必要に応じて変更します。
必要な BAG ファイルの解像度は 0.5 メートルです。
注意:
モデル定義が渡されない場合は、ArcGIS Living Atlas of the World からモデルが自動的にダウンロードされます。
- [実行] をクリックします。
出力レイヤーがマップに追加されます。