
オブジェクトの追跡を手作業でデジタイズするには、場合によっては時間がかかります。 このモデルは、オブジェクト追跡プロセスを大幅に自動化し、モーション イメージ解析ワークフローに要する時間を短縮します。 このモデルは、オブジェクトを追跡するためエクステンションである ArcGIS Pro の Full Motion Video で使用できます。 ArcGIS Pro のオブジェクト追跡機能の詳しいワークフローと説明をご参照ください。
このモデルは、オブジェクトの追従や静止オブジェクトの監視などの用途に使用できます。 カメラの急激な手ぶれや突然の縮尺変化があると性能が低下します。
ライセンス要件
このワークフローを完了する場合のライセンス要件は次のとおりです。
- ArcGIS Desktop - ArcGIS Pro の ArcGIS Image Analyst エクステンション
モデルの詳細
このモデルには以下の特性があります。
- 入力 - 8 ビット、3 バンドの高解像度フル モーション ビデオまたはモーション イメージで境界四角形としてマークされたトラッキング対象オブジェクト。 オブジェクト サイズは、15 x 15 ピクセルを超えるサイズが推奨されます。 ArcGIS Pro の ArcGIS Image Analyst エクステンションの Full Motion Video 機能を試してみる場合は、サンプル ビデオをご参照ください。
- 出力 - 連続するフレーム内のオブジェクトの位置を示す境界四角形。
- 計算 - このワークフローは計算負荷が高いため、計算能力が 6.0 以上の GPU が推奨されます。
- 適用できる地域 - このモデルは、全世界で適切に機能するよう設計されています。
- アーキテクチャ - このモデルは、ArcGIS API for Python に実装された SiamMask モデル アーキテクチャを使用します。
- 精度メトリクス - このモデルの mIOU スコアは 0.853 です。
モデルへのアクセスとダウンロード
Object Tracking 事前トレーニング済みモデルを ArcGIS Living Atlas of the World からダウンロードします。 または、ArcGIS Pro からモデルに直接アクセスするか、ArcGIS Image for ArcGIS Online でモデルを使用します。
- ArcGIS Living Atlas of the World を参照します。
- 自分の ArcGIS Online アカウントの認証情報を使用してサイン インします。
- 「Object Tracking」を検索して、検索結果からアイテム ページを開きます。
- [ダウンロード] ボタンをクリックして、モデルをダウンロードします。
ダウンロードした .dlpk ファイルを ArcGIS Pro で直接使用できます。
リリース ノート
以下はリリースノートです。
Date | 説明 |
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2021 年 7 月 |
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