最近のリリースの新しいフィーチャと機能について、以下に説明します。
ArcGIS for AutoCAD の 440 リリース
このリリースでは、関連データ、M 値データ、マルチポイント フィーチャの追加という形で、さらに多くの GIS コンテンツへのアクセスを向上させることに重点を置いています。 また、このリリースでは、ポリゴンとしてのハッチング エンティティーのサポートの追加と Civil 3D ジオデータ座標系定義の認識のほか、以下に示す機能改善によって GIS コンテンツとしての CAD データに対するサポートを拡充しています:
新機能
このリリースでは、次の新機能が追加されました。
- ArcGIS for AutoCAD でのワークフローをカスタマイズおよび自動化するための新しい .NET API が追加されました。
- 関連レコードを含む Web フィーチャ レイヤーの表示と編集がサポートされています。
- AutoCAD Civil 3D を含む AutoCAD 2026 バージョンに対応しています。
- ハッチング エンティティーのサポート - ハッチング エンティティーが、シンボル オプション を含めて、ポリゴン フィーチャとしてサポートされています。
- ドキュメント フィーチャ レイヤーをホスト フィーチャ レイヤーとして共有する場合、サブタイプがサポートされるようになりました。
- ドキュメント フィーチャ レイヤーをホスト フィーチャ レイヤーとして共有するときに、測地基準系変換が維持されるようになりました。
- マルチポイント フィーチャ レイヤー - ArcGIS マルチポイント フィーチャ レイヤーが、シンボル オプションで新しいドキュメント フィーチャ レイヤーおよび Web フィーチャ レイヤー タイプとしてサポートされています。
- Civil 3D ジオデータ座標系 - ArcGIS for AutoCAD で Esri 座標系が設定されるたびに、一致する Civil 3D ジオデータ座標系の設定も試行されます (まだ設定されていない場合)。
- M 値 - ポリライン フィーチャで、M 値の格納と編集がサポートされるようになりました。
- ArcGIS FieldMaps のサポート向上のために、ドキュメント フィーチャ レイヤーをホスト Web フィーチャ レイヤーで共有するときに GPS メタデータ フィールドを含めるオプションが追加されました。 これらのフィールドを使用すると、Field Maps からより正確な GPS 情報を取得できます。
ユーザー インターフェイスの変更点
新しいユーザー インターフェイスと既存のインターフェイスへの変更により、新機能のコントロールと、ソフトウェアの改善が加えられました:
- データの追加プレビュー ウィンドウ - 追加前にデータのプレビューを表示できるように拡張されました。
- 属性エディター - 属性エディター ユーザー インターフェイスを使用して、M 値を表示および編集できます。
- 関連データ ダイアログ ボックス。
ArcGIS for AutoCAD API メソッド、関数、およびコマンド
ArcGIS for AutoCAD の自動化とカスタマイズに役立つ新しい .NET メソッドおよびコマンドと AutoLISP 関数が追加されました。
品質面での改善と大幅な不具合の修正
- さまざまな AutoCAD 編集メソッドを使用した Civil 3D ポイントの変更が認識されることにより、ArcGIS for AutoCAD ポイント フィーチャ レイヤーでのそれらのポイントの編集ステータスが影響を受けていた問題が修正されました。
- Web フィーチャ レイヤーから取得されたテッセレーション アークの最後のセグメントの描画に関する問題が修正されました。
- Web フィーチャ レイヤーから取得された時計回りのトゥルー カーブの描画に関する問題が修正されました。
- 移動することで 3D ポリラインが編集された日時の認識に関する問題が修正されました。
ArcGIS for AutoCAD の 435 リリース
このインクリメンタル リリースでは、フィーチャ シンボルの柔軟性、カスタマイズ、自動化とイメージの表示の強化に焦点を当てるとともに、以下のような数々の改良が加えられています。
新機能
このリリースでは、次の新機能が追加されました。
- イメージ レイヤーの処理テンプレート - ドローイングに追加されたイメージ レイヤーの処理テンプレートを選択すると、イメージの視覚的な表示と、含まれる情報レイヤーを切り替えることができます。 たとえば、情報レイヤーの中には、植生指数、標高プロダクト (傾斜角、傾斜方向、陰影起伏など)、または画像分類結果のラスター関数を含むものもあります。
- 構成可能なシンボル レイヤー - Web フィーチャ レイヤーで使用する AutoCAD レイヤーを指定できます。 指定された AutoCAD レイヤーにより、Web フィーチャが描画される場所と、編集を行ったときに追跡されるレイヤーが決まります。 このリリース以前は、すべての Web フィーチャ レイヤーは、Web フィーチャ名 ("esri_" の接頭辞が付く) 基づき、ArcGIS for AutoCAD で指定された AutoCAD レイヤー上に描画され、追跡されていました。 これはデフォルトの動作として引き続き存在しますが、新しい [Web フィーチャ レイヤー プロパティ] ユーザー インターフェイスの [シンボル レイヤーの変更] 構成オプションを使用してオーバーライドできるようになりました。
- クエリー式 - フィーチャの描画をリクエストしたときに、サービスに適用するクエリーです。 (例: STATENAME = "TEXAS" の場合、テキサス州のフィーチャのみを描画します)。新しい [Web フィーチャ レイヤー プロパティ] ユーザー インターフェイスの [クエリー式の変更] 構成オプションを使用すると、Web フィーチャ レイヤーのクエリー式を変更できます。
- Web フィーチャ レイヤー プロパティ テンプレート - Web フィーチャ レイヤーのさまざまな構成可能オプションを、現在のドローイングや標準の AutoCAD テンプレート ドローイング内に格納し、新しいドローイング内でこれらのプロパティをジャンプ スタートできます。 これらのプロパティはドローイングとともに維持でき、対応する Web フィーチャ レイヤーがドローイングに追加されるといつでも使用できます。 Web フィーチャ レイヤー プロパティ テンプレートは、新しい [Web フィーチャ レイヤー プロパティ] ユーザー インターフェイスの [レイヤー テンプレートに追加] 構成オプションを使用するときに作成され、保存されます。
- ポータル認証のサポートの拡張 - 標準の OAuth、SAML、PKI、IWA、KERBEROS オプションのテストが正常に行われました。
ユーザー インターフェイスの変更点
新しいユーザー インターフェイスと既存のインターフェイスへの変更により、新機能のコントロールと、ソフトウェアの改善が加えられました。
- [アタッチメント] プレビュー ウィンドウ - 添付ファイルのプレビュー エンジンとして webview2 を使用するよう更新されました。 これにより、写真が見やすくなるほか、PDF ファイルなどのファイル タイプも追加でプレビューできるようになります。 プレビューできないファイルはコンピューターにダウンロードされます。
- 認証情報の保持 - ログイン認証情報を保存できるようになり、ArcGIS for AutoCAD でポータルを操作するたびにログイン情報を入力する必要がなくなりました。 認証情報は、ユーザー フォルダーの暗号化ファイルに格納されます。 このファイルは、ポータルからサイン アウトするとコンピューターから消去されます。
- [属性エディター] ユーザー インターフェイス - フィーチャ レイヤー間を切り替えるためのコンボ ボックスが追加され、レイアウトがよりコンパクトになりました。 ダイアログ ボックスは、暗色テーマ設定もサポートします。
- スプラッシュ画面の非表示 - アプリケーション設定 JSON ファイルか、新しい Esri_Config コマンドを使用し、スプラッシュ画面を非表示にするオプションを使用できるようになりました。
ArcGIS for AutoCAD AutoLISP の新しい関数とコマンド
ArcGIS for AutoCAD の自動化とカスタマイズに役立つ、以下の新しいコマンドと AutoLISP 関数が追加されました。
- Esri_Config - アプリケーションが読み込まれたときに ArcGIS for AutoCAD のスプラッシュ画面を非表示にし、曲線と Web フィーチャ レイヤーを同期するときに曲線フィーチャの作成をオーバーライドできるようになりました。
品質面での改善と大幅な不具合の修正
- データの追加 - このリリースでは、グループ内を検索する際の問題が解消されました。 グループは、ユーザー インターフェイス内でアルファベット順に表示されます。
- コンテンツ ウィンドウ - レイヤーはアルファベット順に並べられます。
- ブランチ バージョン - バージョン管理サーバーを含まないブランチ Web レイヤーを追加できるようになりました。 これらのレイヤーは、ブランチ非対応レイヤーとして追加されます。
ArcGIS for AutoCAD の 430.1 リリース
このリリースは、機能的には 430 リリースと同等ですが、AutoCAD と AutoCAD Civil 3D バージョン 2025 のサポートが追加されています。
ArcGIS for AutoCAD の 430 リリース
このリリースの主な機能強化には、Web フィーチャ レイヤーのブランチ バージョニングのサポートと、それをサポートする AutoLISP ルーチン、コマンド、およびユーザー インターフェイスの変更が含まれます。
新機能
- Web フィーチャ レイヤーのブランチ バージョンの作成と編集がサポートされました。
- 座標系の測地基準系変換の設定と適用がサポートされました。
ユーザー インターフェイスの変更点
- Web フィーチャ レイヤーのブランチ バージョンのサポートを含む [Esri コンテンツ] ウィンドウのショートカット メニューが再構成されました。
- 新しいブランチ バージョンおよびブランチ バージョンの作成ユーザー インターフェイスにより、ブランチ バージョニングをサポートする Web フィーチャ レイヤー上で新しいバージョンを切り替えて作成できます。
ArcGIS for AutoCAD AutoLISP の新しい関数とコマンド
- 「Esri_BranchVersion」- Web フィーチャ レイヤーのブランチ バージョンを作成または切り替えるコマンド。
- 「esri_webfeaturelayer_createBranch」- Web フィーチャ レイヤーのブランチ バージョンを作成する AutoLISP 関数。
- 「esri_webfeaturelayer_branchNames」- サポートされている Web フィーチャ レイヤーからブランチ バージョン名を取得する AutoLISP 関数。
- 「esri_webfeaturelayer_branchInfo」- サポートされている Web フィーチャ レイヤーのバージョンからブランチ バージョン情報を取得する AutoLISP 関数。
- 「esri_webfeaturelayer_hasWebUpdates」- 指定した Web フィーチャ レイヤーのプロジェクト エリア内でサーバー側アップデートが存在するかどうかを識別する AutoLISP 関数。
- 「esri_coordsys_DatumTransformations_set」- ドローイングに測地基準系変換を設定する AutoLISP 関数。
- 「esri_coordsys_DatumTransformations_remove」- ドローイングから測地基準系変換定義を削除する AutoLISP 関数。
- 「esri_coordsys_DatumTransformations」- ドローイング内のすべての測地基準系変換定義のリストを返す AutoLISP 関数。
ArcGIS for AutoCAD の 420 リリース
今回のリリースの主な機能強化は、Civil 3D COGO ポイントのサポートの追加です。
新機能
- Web フィーチャ レイヤーとドキュメント フィーチャ レイヤーでは、Civil 3D COGO ポイントがポイント フィーチャ ジオメトリーとして認識されます。
- AutoCAD Civil 3D で作業している場合は、「デフォルト シンボルの割り当てユーザー インターフェイス」を使用して既存のポイント フィーチャを COGO ポイントに変更できます。
- 座標系ユーザー インターフェイスかEsri_CoordinateSystem コマンドを使用して、Autodesk ジオデータ ESPG 番号をインポートして Esri 座標系定義を割り当てることができます。
- 添付ファイル サポートの強化によって、サポート対象 Web フィーチャ レイヤーで添付ファイルの追加と削除ができるようになりました。
- Global ID フィールドを含む、GUID タイプ フィールドのサポートが追加されました。
- プロパティ フィールドの拡張サポートにはアノテーション フィーチャの Angle/Rotation と textValue が含まれています。
ユーザー インターフェイスの変更点
- ユーザー設定に従って COGO ポイントとシンボルの再描画に対応できるように、新しいシンボル設定オプションが「デフォルト シンボルの割り当てユーザー インターフェイス」に追加されました。
- 現在のポイント シンボル設定に基づいてポイント シンボルを再描画する、ポイント フィーチャの新しい再描画ショートカット メニュー オプション。
- 新しい統合 Web ヘルプと AutoLISP ドキュメント書式設定。
- 新たな添付ファイルの追加および削除オプションによって、「添付ファイル ユーザー インターフェイス」が更新されました。
ArcGIS for AutoCAD AutoLISP の新しい関数とコマンド
- 「(esri_attributes_uniqueValues)」- この関数は、指定したフィールドの一意の値のリストを返します。
- 「(esri_feature_changeElementType)」- この関数は、ポイント フィーチャの選択セットのエレメント タイプを変更します。
- 「(esri_featurelayer_applysymbol)」- この関数は、指定したフィーチャ レイヤーのポイント フィーチャの選択セットを指定されたブロック挿入エンティティーに置き換えます。
- 「(esri_featurelayer_getattributes)」- この関数は、ドローイングに含まれる指定されたフィーチャ レイヤーの全フィーチャのすべての属性の関連リストを返します。
- 「(esri_featurelayer_getDefaultElementType)」- この関数はエレメント設定の関連リストを返します。
- 「(esri_featurelayer_setDefaultElementType)」- この関数は、ポイント フィーチャ レイヤーのデフォルト エレメント タイプを設定し、正常に実行された場合はこれらの設定を返します。
- 「(esri_webfeaturelayer_AddAttachment)」- この関数では、添付ファイルがサポートされており、ユーザーのロールで編集以上の操作がサポートされている Web フィーチャ レイヤーのフィーチャにファイルを添付します。
- 「(esri_webfeaturelayer_hasedits)」- ソース フィーチャ サービスにまだコミットされていない編集が Web フィーチャ レイヤーに含まれている場合、この関数は true のリストを返します。
- 「(esri_webfeaturelayer_listAttachments)」- この関数は、指定した Web フィーチャ エンティティーから添付ファイル名のリストを文字列として返します。
- 「(esri_webfeaturelayer_extract)」- この関数は Web フィーチャ レイヤーをドキュメント フィーチャ レイヤーに変換します。
- 「(esri_webfeaturelayer_pausetracking)」- Web フィーチャ レイヤーの同期時に変更済みとして更新されるフィーチャを追跡するために使用する、Web フィーチャ レイヤーのフィーチャの変更編集の情報記録を一時停止します。
- 「(esri_webfeaturelayer_restoretracking)」- Web フィーチャ レイヤーの同期時に変更済みとして更新されるフィーチャを追跡するために使用する、Web フィーチャ レイヤーのフィーチャの変更編集の情報記録を復元します。
- 「(esri_webfeaturelayer_setModified)」- この関数は、既存のフィーチャの変更編集情報記録値をオーバーライドします。
- 「(esri_webfeaturelayer_supportsAttachment)」- この関数は、Web フィーチャ レイヤーが添付ファイルをサポートしている場合には true のリストを返し、サポートしていない場合は false のリストとメッセージを返すことで Web フィーチャ レイヤーを評価します。
- 「-esri_coordinatesystem」コマンド - このコマンドには Autodesk ジオデータ ESPG 番号をインポートして Esri 座標系定義を割り当てるための新しいオプションが用意されています。
- 「esri_featurelayer」コマンド ([Redraw] オプション) - このコマンド オプションでは、現在のデフォルト シンボル設定に従ってポイント フィーチャ レイヤーが再描画されます。
ArcGIS for AutoCAD の 410 リリース
このリリースの主な機能拡張は、ドキュメント フィーチャ レイヤーをホスト Web フィーチャ レイヤーとして共有できる機能の導入と、描画テンプレートからドキュメント フィーチャ レイヤーを作成する標準的な方法の改善です。 このリリースには、一般的な編集タスクの自動化をサポートすることを目的とした AutoLISP ルーチンの追加、充実したユーザー インターフェイス、ヘルプ ドキュメントの改善、およびソフトウェアのバグ修正が含まれています。
新機能
- ドキュメント フィーチャ レイヤーをホスト Web フィーチャ レイヤーとして共有し、GIS や現場のワークフローとコラボレーションすることができます。
- 同期中は、AutoCAD ブロック プロパティが保持されます。 リンクされていないブロック属性と回転は同期後も保持されます。
- フィーチャ レイヤー プロパティのユーザー インターフェイスで、フィーチャ レイヤー名の編集ボックスを編集して、ドキュメント フィーチャ レイヤーの名前を変更できるようになりました。
- フィーチャ レイヤーの [Esri コンテンツ] ウィンドウのアクション ボタンおよび「Esri_FeatureLayer」コマンドからアクセスして、フィーチャ ツールを作成し、新しいフィーチャを正しいレイヤーに適切に配置できるようサポートします。
- リンクされたテキスト ラベルは、「Esri_GenerateLabel/-Esri_GenerateLabel」コマンドを使用して、フィーチャのフィールド値から生成でき、「ラベルの生成ユーザー インターフェイス」やそのコマンド ライン バージョンを呼び出すことができます。
- このリリースの「Esri_PickLabel」コマンドで、dimension エンティティーのテキストがサポートされました (読み取り専用)。
- 業界標準のデータ作成テンプレートが追加され、一般的なデータ セットの作成を迅速に開始できるようになりました。
- 新しい「Esri_ElevateToField」コマンドが追加され、フィーチャの標高を、2D GIS 等高線の elevation 値などの数値フィールド値に変更できるようになりました。
- Esri_FeatureLayer コマンドの [適用] オプションや、[Esri コンテンツ] ユーザー インターフェイスの [シンボルの適用] ショートカット メニュー オプションを使用して、ブロックを Web ポイント フィーチャ レイヤーのほか、ドキュメント フィーチャ レイヤーにも適用することができます。
ユーザー インターフェイスの変更点
- データ エクスペリエンスの追加には、グループの構成の改善などのポータルの検索および参照機能の改善や、一般的な GIS データ スキーマおよびシンボルの設定に使用できる新たなデータ作成テンプレートが含まれています。
- Esri Maps コレクションへのクイック アクセスが、独立したリボン ボタンになりました。
- Esri コンテンツ ウィンドウでは、アクション ボタンや新しいショートカット メニュー オプションを使用して、より多くの機能にアクセスできるようになりました。
- フィールド値での並べ替えが「属性テーブル ユーザー インターフェイス」に実装されました。
ArcGIS for AutoCAD AutoLISP 関数
- 「(esri_label_generate)」- リンクされたテキスト ラベルの配置を自動化するために使用する AutoLISP 関数
- 「(esri_featurelayer_share)」- ホスト Web フィーチャ レイヤーとしてドキュメント フィーチャ レイヤーを共有するために使用する AutoLISP 関数
- 「(esri_label_set)」- 既存のテキスト エンティティーをフィーチャ属性フィールド値にリンクする AutoLISP 関数
- 「(esri_maplayer_extract)」- 動的マップやイメージ レイヤーの画像を、静的な AutoCAD イメージ エンティティーとして自動抽出する AutoLISP 関数
- 「(esri_featurelayer_selectspecial)」- 変更済みとしてフラグ付けされているか、内部にあるかどうか、ジオメトリー タイプなどの複雑な条件でフィーチャを選択する AutoLISP 関数
ArcGIS for AutoCAD の 400.2 リリース
このリリースには、小さなドキュメントおよびソフトウェアのバグ修正が含まれています。
解決済みの問題
- Windows で小数点が「.」以外だった場合の Web レイヤーの読み込み。
- Linux での PKI を使用したポータル接続。
- 地理学的回転シンボルを含むレイヤーのブロックの回転をサポート。
ArcGIS for AutoCAD の 400 リリース
このメジャー リリースでは、ArcGIS Enterprise ポータルおよびホスト フィーチャ レイヤーのサポート、簡素化されたリボン ユーザー インターフェイス、コマンド ライン コマンドの統合、URL ホットリンクおよびフィーチャ レイヤーの添付ファイルのサポートの追加などが行われています。
ArcGIS Online のサポート
強化された [データの追加] 機能には、ArcGIS Online 上のコンテンツを参照および検索できるグラフィカル ユーザー インターフェイスが含まれています。 バージョン 400 以降、このインターフェイスが ArcGIS for AutoCAD にコンテンツを追加する主な手段になります。 従来どおり、「-Esri_AddData」コマンドを使用して、サーバーから直接サービスを追加することもできます。
すべてのユーザーと共有しているコンテンツを参照したり、有効なサブスクリプションで ArcGIS Online にサイン インし、ユーザーが作成した追加コンテンツや ArcGIS Online 組織内でユーザー用に作成されたコンテンツを表示したりできます。 次のレイヤー タイプが ArcGIS for AutoCAD の ArcGIS Online でサポートされています。
- マップ イメージ レイヤー
- イメージ レイヤー
- Web フィーチャ レイヤー
ArcGIS Enterprise ポータルのサポート
ArcGIS Online のサポートに加えて、ArcGIS for AutoCAD では、ArcGIS Enterprise ポータルからレイヤーを参照して追加できるようになりました。 Enterprise ポータルへの接続を追加するには、ArcGIS for AutoCAD の新しい [データの追加] インターフェイスを使用します。 次のレイヤー タイプが ArcGIS for AutoCAD ポータルの Enterprise でサポートされています。
- マップ イメージ レイヤー
- イメージ レイヤー
- Web フィーチャ レイヤー
ArcGIS Living Atlas of the World からデータを追加
新しい [データの追加] インターフェイスで、ArcGIS Living Atlas of the World からレイヤーを追加できます。 これにより、CAD ドローイングに詳細を追加できる高品質で信頼できるデータセットにアクセスできます。
Web フィーチャ レイヤーからの添付ファイルの表示
ArcGIS Collector などの ArcGIS アプリの中には、画像やドキュメントなど、レイヤーに含まれるフィーチャに添付ファイルを追加できるものがあります。 これらの添付ファイルは、esri_viewAttatchments コマンドを実行することで、ArcGIS for AutoCAD で表示できます。