この関数は、既存のフィーチャの変更編集情報記録値をオーバーライドします。 ArcGIS for AutoCAD の変更情報記録は、フィーチャ属性か新規以外のフィーチャのジオメトリが変更された時に自動的に記録されます。 AutoLISP 関数「(esri_webfeaturelayer_pausetracking)」と「(esri_webfeaturelayer_restoretracking)」をドローイング セッション内で使用して、この記録を一時停止および復元できます。 この関数では、現在の値や変更情報記録の状態に関係なく、変更情報記録値を設定できます。 同期中にフィーチャを更新するかどうかを決定するために変更値が使用されます。
構文
(esri_webFeaturelayer_setModified flname feature_ename modified)
引数
- flname | 文字列 | 必須 | ドローイングに含まれる既存のフィーチャ レイヤー名。
- feature_ename | 文字列 | 必須 | 指定したテキストにリンクするフィーチャの AutoCAD エンティティ名。
- modified | T/F | 必須 | 既存の新規以外のフィーチャの変更情報記録値を設定する True または False。
使用例
utilitypoles フィーチャ レイヤーのフィーチャをグラフィカルに選択し、変更情報記録状態を未変更に設定するよう求めます。
(esri_webfeaturelayer_setmodified "utilitypoles" (car (entsel)) F)
使用例の結果
選択したフィーチャの変更情報記録状態が未変更に設定され、true (T) が返されます。
(T)
戻り値
返される可能性がある値は以下のとおりです。
- 正常に実行された場合、関数は true のリスト (T) を返します。
- 実行に失敗した場合、nil の最初の値を含むリスト、キー値 "Error" を含む関連リスト、文字列としての関連エラー メッセージ (nil ("Error" . "<message>")) が順番に返されます。
失敗した場合の戻り値
失敗の戻り値が返された理由として、次のようなことが考えられます。
- (nil ("Error" . "Missing required argument."))
いずれかの必須引数が指定されていません。
- (nil ("Error" . "Feature layer not found."))
指定されたフィーチャ レイヤーの値はドローイングの有効なフィーチャ レイヤーではありません。