ArcGIS for AutoCAD フィールド値は、エンティティーに保存されている値を標準値とすることも、フィールドのデフォルト値とすることもできます。 他のフィールド値は AutoCAD エンティティー プロパティにリンクできるか、読み取り専用のトラッキング フィールドです。 フィールドはコード値ドメインまたは範囲ドメインにより制限でき、編集可能または読み取り専用にすることができます。 フィールドは、フィーチャ レイヤーのサブタイプ内でフィーチャのメンバーシップを管理するサブタイプ フィールドとして定義できます。 フィールドの編集は、リンクされたエンティティー プロパティの変更をトリガーすることができます。 サブタイプを変更するサブタイプ フィールドの場合も、そのサブタイプに応じて、AutoCAD レイヤー プロパティがあるレイヤーから別のレイヤーに更新されます。
M 値の実装
ArcGIS for AutoCAD でポリライン フィーチャの M 値の格納をサポートするために、このソフトウェアでは、利用可能な ArcGIS for AutoCAD エンティティーとそのジオメトリーが使用されます。 ArcGIS for AutoCAD の M 値には、VERTEX サブエンティティーを含む線形エンティティー タイプが必要です。 VERTEX サブエンティティーを含む線形エンティティー タイプは、ArcGIS for AutoCAD 2D および 3D ポリライン フィーチャのみです。 M 値の作成および編集をサポートするには、ポリライン フィーチャを 2D または 3D ポリライン エンティティーとして描画する必要があります。 ほとんどの Autodesk AutoCAD 実装では、デフォルトの線形フィーチャはライト ウェイト ポリラインです。 ArcGIS for AutoCAD では、PLINETYPE システム変数を使用してこれを変更できます。そのためには、ArcGIS for AutoCAD でその変数の設定を 0 に変更することで、M 値と互換性があるデフォルトのポリライン エンティティー タイプとして 2D または 3D ポリラインを指定します。 M 値にアクセスして編集するには、2D および 3D POLYLINE エンティティーなど、サポート VERTEX サブエンティティーのジオメトリーを含む線形フィーチャの属性エディター ユーザー インターフェイスを使用します。
Web フィーチャ レイヤー
Web フィーチャ レイヤーの M 値の格納は、Web レイヤーのプロパティ設定の 1 つです。 M 値をサポートしているポリライン Web フィーチャを ArcGIS for AutoCAD に追加できます。 M 値が NULL であるフィーチャは、頂点サブエンティティーを含む完全なポリラインとして自動的に描画されます。 ただし、NULL 値を持つフィーチャは、PLINETYPE 設定に従って描画されます。 VERTEX サブエンティティーを含む完全なポリラインが確実に描画されるように PLINETYPE システム変数が 0 に設定されない限り、M 値を追加することはできません。 ライト ウェイト ポリラインを使用して、サポートされている Web フィーチャ レイヤーからドローイングに追加されているフィーチャに M 値を追加することはできません。 このようなフィーチャの M 値を表示または編集するには、まず、すべての編集内容を破棄してから、AutoCAD PLINETYPE システム変数を 0 に設定して、Web フィーチャ レイヤーを再度追加します。
ドキュメント フィーチャ レイヤー
デフォルトでは、すべての線形ドキュメント フィーチャ レイヤーで M 値の追加がサポートされています。 ポリライン ドキュメント フィーチャ レイヤーをホスト フィーチャ レイヤーとして共有する場合は、含まれているすべての M 値が維持されます。 Web フィーチャ レイヤーと同様に、ドキュメント フィーチャ レイヤーの線形フィーチャは、2D または 3D POLYINE エンティティーなどの VERTEX サブエンティティーをサポートしている AutoCAD ジオメトリーを使用して描画される必要があります。