Samsara

ArcGIS Velocity の Samsara フィード タイプは、関連するパラメーターを使用して指定された Samsara API URL に、HTTPS リクエストを送信します。

以下は、Samsara フィードの使用例です。

  • URL https://api.samsara.com/fleet/vehicles/stats?types=gps を含む Samsara API を 5 秒ごとにクエリし、車両の現在地および関連する統計を取得します。
  • URL https://api.samsara.com/fleet/equipment/locations を含む Samsara API を 1 分ごとにクエリし、機器の現在地を取得します。
  • JSON 応答でデータと改ページ オブジェクトを返す、Samsara API (v2) からの任意の GET リクエスト エンドポイント。

使用上の注意

Samsara フィードを操作する際には、以下の点に注意してください。

  • Samsara フィードは、構成ウィザードの [フィードのポーリング間隔] ステップで指定されている頻度で、指定した Samsara API URL をポーリングしてデータを読み込みます。
    注意:

    フィードは、Samsara API がフィーチャを返せる頻度よりも頻繁に実行されるように構成しないでください。

  • ポーリング間隔が設定されている場合、ポーリングは、フィードの開始時刻とは関係なく、規則的な時間間隔で発生します。 たとえば、5 分おきにデータをポーリングするようにフィードが設定されている場合に、フィードが 8:03 AM に開始すると、初回のデータ リクエストは 8:05 AM に発生し、次は 8:10 AM に発生し、以降も同じ間隔で発生します。
  • ArcGIS Velocity サブスクリプション ライセンス レベルには、フィードによって取り込むことができるデータ量に以下の制限があります。 フィードがライセンス レベルの取り込み制限を超えた場合、ログにメッセージが書き込まれ、制限に達したことをユーザーに通知する電子メールが送信されます。 データの取り込みが制限を超えた状態が 1 時間以上継続すると、フィードは停止されます。 ArcGIS Velocity ライセンスの詳細については、「ライセンス」をご参照ください。必要に応じて、Esri の担当者、または Esri テクニカル サポートと連携して、ワークフローをサポートする Velocity ライセンス レベルを検討してください。 ライセンス レベルは以下のとおりです。
    • Standard - 25 KB/秒 (約 100 イベント/秒) でデータを取り込んで処理します。
    • Advanced - 250 KB/秒 (約 1,000 イベント/秒) でデータを取り込んで処理します。
    • Dedicated - 2,500 KB/秒 (約 10,000 イベント/秒) でデータを取り込んで処理します。
  • [URL パラメーター] パラメーターは、フィードのグローバル変数をサポートしています。 デフォルトでは、フィードのグローバル変数は、エポック時間 (UTC の 1970 年 1 月 1 日からのミリ秒) に変換されます。 必要に応じて、フィードのグローバル変数をエポック秒 (1970 年 1 月 1 日からの秒) および文字列の日時形式に変換できます。 フィードの解析変数と、それらが表す時間の概要を以下に示します。 開始後または再開後に初めてフィードが実行される際、$feed.FeedLastScheduledStart 時間は、現在の実行時間から 5 分を引いた時間になります。
    • $feed.FeedStartTime - フィードが開始された時間
    • $feed.FeedScheduledStartTime - フィードの次の繰り返しがスケジュールされている時間。
    • $feed.FeedLastScheduledStartTime - フィードの最後の繰り返しがスケジュールされていた時間。
  • Samsara フィードは、返された data オブジェクトの Samsara API からの JSON 応答を自動的に処理し、JSON をフラット化します。
  • 配列をフラット化したり、特定の配列へのフラット化の適用を除外したりできます。 配列のフラット化の適用除外が複数ある場合は、カンマで区切ります。
  • Velocity は自動的に Samsara API からの改ページ応答を処理し、すべてのフィーチャを処理します。
  • フィードの接続パラメーターを設定した後で、「入力データの構成」を参照して、スキーマとキー フィールド パラメーターの定義方法について確認してください。

パラメーター

以下は、Samsara フィードのパラメーターです。

パラメーター説明データ タイプ

URL

Samsara API URL。 フィードが取り込み用データを取得しているため、これは Samsara API の GET リクエスト エンドポイントである必要があります。

URL と、指定された URL パラメーターにより、Samsara API によって返されるデータが制御されます。

Samsara API エンドポイント URL は、「Samsara API の概要」で確認できます。

String

API キー

Samsara API キー。 次の書式で API キーを指定します: samsara_api_<yourAPIKey>

String

URL パラメーター

指定した Samsara URL に送信される HTTP リクエストの URL に含める、オプションの URL パラメーター。

パラメーターは [URL] パラメーターでも設定できますが、ここで入力された URL パラメーターは [URL] パラメーターに指定された一致するパラメーターをオーバーライドします。 ここで定義されるパラメーターは、常に URL エンコードされます。

このパラメーターは、フィードのグローバル変数をサポートしています。

キーと値のペア

グローバル変数

フィードのグローバル変数をカスタムの日時形式に変換します。 このパラメーターはオプションです。

日時形式の設定 (エポックミリ秒、エポック秒、文字列形式) の詳細については、「日時パラメーター」をご参照ください。

String

その他のログ

未処理の HTTP リクエストと Velocity が Samsara URL に対して発行した応答のログ出力を有効にするかどうかを指定します。 このパラメーターはオプションです。

注意:

このパラメーターは、トラブルシューティングの目的でのみ有効にし、トラブルシューティングが完了したら無効にします。 有効にした後は、フィードを開始すると、デバッグ レベルのログがフィード ログ ページで使用できるようになります。 必要に応じて、トラブルシューティングについて Esri テクニカル サポートにお問い合わせください。

Boolean

検討事項および制限事項

Samsara フィードを使用する際は、以下の点に注意してください。

  • このフィード タイプを使用するには、Samsara サブスクリプションおよび API キーが必要です。
  • 現在の世代の Samsara API では、タイム スタンプには RFC 3339 形式が使用されています。 構成するには、[開始時間] パラメーターを、この文字列日時を含むフィールドに設定し、yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss'Z' の文字列日時書式を入力します。
  • Samsara API は 5 秒ごとにポーリングできます。