スマート マップ サーチの使用

スマート マップ サーチを使用すると、条件に一致する区画エリアを表示できます。 最大 10 個の変数を選択し、範囲を設定し、マップと [結果] ウィンドウに結果を表示できます。 [結果] ウィンドウには、サマリー、ヒストグラム、バブル チャートまたは散布図、およびテーブルが含まれます。 結果は、Excel にエクスポートするか、マップ上の任意の区画をクリックしてその他のオプションを表示します。

スマート マップ サーチを使用するには、次の手順を実行します。

  1. [マップ] タブで [マップの作成] をクリックして [スマート マップ サーチ] を選択します。

    [スマート マップ サーチ] ウィンドウが表示されます。

  2. 必要に応じて、次のオプションを使用し解析する区画を設定します。
    • [解析の範囲] ドロップダウン メニューを使用して、標準区画を検索するか、[現在のマップ範囲] を選択するか、サイトを選択することで、解析の範囲を定義します。 標準区画またはサイトを選択すると、該当するエリアに解析の範囲がロックされます。
    • 区画スタイルを切り替えるには、[区画] または [六角形] タブを使用します。 いずれかの区画スタイルで詳細レベルを絞り込むには、以下を実行します。
      • [区画] タブを選択した場合、[詳細レベル] ドロップダウン メニューを使用して、解析の区画レベルを指定します。 米国または Esri India のデータ ソースを使用している場合は、[グループ] メニューをクリックし、グループ化された区画 (国勢調査区画、学区など) のリストを選択して、マッピングする区画レベルを選択します。
      • [六角形] タブを選択した場合、[詳細レベル] ドロップダウン メニューを使用して、六角形の解像度を指定します。 六角形の解像度を含む六角形の詳細については、「六角形のリファレンス」をご参照ください。
    • 各区画レベルの定義を読むには、[用語集の表示] をクリックします。 用語集は、米国のデータ ソースでのみ使用できます。
    注意:

    区画設定は、[区画] セクションでいつでも変更できます。

  3. 次のオプションを使用し、マッピングする変数を選択します。 リストに含まれている変数を表示するには、[リスト] ボタン リスト をクリックします。
    • [フィーチャ リスト] - このタブには、業種別の変数リストなど、管理された変数のリストが表示されます。 ArcGIS 組織サイトの管理者が変数リストを作成した場合、それらもここにリストされます。
    • [マイ リスト] - このタブは、作成した変数リストが表示されます。 これらのリストでは、[リストの編集][リストの削除] の各オプションも利用できます。
    • [すべての変数の参照] - データ ブラウザーを開き、変数の検索やカテゴリ別の参照を行えます。

    変数を選択したら、結果はマップと [結果] ウィンドウに表示されます。

  4. [変数リスト] セクションで、次のいずれかの操作を実行して変数を変更します。
    • スライダーを使用して変数の範囲を調整するか、選択した変数の値を手入力します。 更新された結果は、マップ上に直ちに表示されます。
    • 変数を無効にするか削除するには、[オプション] ボタン オプション をクリックします。 変数に応じて、年や使用した計算のタイプを変更することもできます。 更新された結果は、直ちに表示されます。
    • [リストの編集] をクリックし、選択した変数を編集します。 選択セットに、変数をさらに追加できます。 最大で 10 個の変数を使用できます。 [適用] をクリックして、変更を適用します。
    • 変数リストを保存するには、[リストの保存] をクリックします。 [変数リストの保存] ウィンドウで、リストに名前を付け、必要に応じてリストのアイコンを選択します。 リストを保存すると、そのリストが [マイ リスト] タブに表示されます。
  5. [スタイル] セクションで [スタイル オプションの表示] をクリックします。

    [スタイル オプション] ウィンドウが表示されます。 以下の手順に従い、一致エリアと不一致エリアの塗りつぶしおよびアウトライン スタイルを設定します。

    • 一致エリアの塗りつぶしスタイルで [色] ドロップダウン メニューを使用し、マップの塗りつぶしの色を選択します。 [透過表示] スライダーを使用し、塗りつぶしスタイルの透過表示を変更するか、透過表示の割合を入力します。
    • 一致エリアのアウトライン スタイルで [色] ドロップダウン メニューを使用し、マップのアウトライン色を選択します。 アウトラインの幅を増減させます。 [透過表示] スライダーを使用し、アウトライン スタイルの透過表示を変更するか、透過表示の割合を入力します。
    • 不一致エリアの塗りつぶしスタイルで [色] ドロップダウン メニューを使用し、マップの塗りつぶしの色を選択します。 [透過表示] スライダーを使用し、塗りつぶしスタイルの透過表示を変更するか、透過表示の割合を入力します。
    • 不一致エリアのアウトライン スタイルで [色] ドロップダウン メニューを使用し、マップのアウトライン色を選択します。 アウトラインの幅を増減させます。 [透過表示] スライダーを使用し、アウトライン スタイルの透過表示を変更するか、透過表示の割合を入力します。

    行われた変更はただちにマップ上に表示されます。

  6. [凡例] セクションで [不一致エリアを含む] 切り替えボタンを使用し、解析で不一致エリアを表示または非表示にします。

    行われた変更は、ただちにマップと [結果] ウィンドウに表示されます。

  7. マップ上のフィーチャにマウス ポインターを合わせると、スマート マップ サーチの変数値が表示されます。 区画をクリックし、変数値と [インフォグラフィックス][レポート][比較][ズーム][写真の追加][サイトの作成] の各オプションを含むポップアップを表示します。
  8. [結果] ウィンドウで、スマート マップ サーチ結果をサマリー、ヒストグラム、バブル チャートまたは散布図、およびテーブルとして探索します。

    詳細については、「結果についての調査」をご参照ください。

  9. スマート マップ サーチ レイヤーを保存するには、[レイヤーの保存] をクリックし、レイヤーに名前を付けて [OK] をクリックします。

    スマート マップ サーチ レイヤーは、プロジェクト ウィンドウの [スマート マップ サーチ レイヤー] の下に保存されます。 スマート マップ サーチ レイヤーを編集の目的でもう一度開くには、該当するレイヤーの [アクション] メニュー オプション をクリックし、[レイヤーの編集] を選択します。

結果についての調査

スマート マップ サーチの結果が [結果] ウィンドウに表示されます。 ウィンドウを非表示または表示するには、[折りたたむ] 折りたたみ[展開] 展開 をクリックします。

基盤となる計算の詳細については、「結果ウィンドウのリファレンス」をご参照ください。

結果を探索するには、以下のいずれかを行います。

  1. 必要に応じ、[結果のフィルター] ボタン フィルター をクリックして [結果のフィルター] 切り替えボタンをオンまたはオフにし、定義されたすべての条件を満たすフィーチャのみを表示します。
  2. 必要に応じて六角形を使用する場合は、[六角形ラベル] ドロップダウン メニューをクリックし、次のオプションから選択します。
    • [セル ID] オプションを使用して、セル ID 番号で六角形にラベルを付けます。
    • 区画オプションを使用して、その詳細レベルでの標準区画に関連付けられた名前で六角形にラベルを付けます。 このオプションは、六角形の解像度を使用して自動的に調整されます。
      注意:

      たとえば、解析で解像度 2 の六角形を使用している場合、[State] オプションを使用して、関連付けられた州の名前で六角形にラベルを付けます。 解析で解像度 7 の六角形を使用している場合、[ZIP Code] オプションを使用して、関連付けられた郵便番号の名前で六角形にラベルを付けます。

    • [詳細] オプションを使用して、セル ID 番号と関連付けられた区画の両方で六角形にラベルを付けます。
  3. [サマリー] サマリー をクリックし、結果のサマリーを表示します。

    マッピングした変数の数とタイプによって、サマリーには、エリアの数と、変数計算の平均値が含まれます。

  4. [ヒストグラム] ヒストグラム をクリックして、結果をヒストグラムとして表示します。 ヒストグラムを探索するには、以下のいずれかを行います。
    • デフォルトでは、[チャート設定] ウィンドウは展開されています。 これを閉じるには、[閉じる] ボタン 削除 をクリックします。 展開するには、[チャート設定] ボタン 一般設定 をクリックします。 チャートの設定を変更するには、[変数] ドロップダウン メニューを使用し、ヒストグラムに表示する変数を選択します。
    • ヒストグラムのアイテムにポインターを合わせると、該当するサイトがマップ上でハイライト表示されるほか、その範囲を含むポップアップが表示されます。
  5. [バブル チャート] 散布図 をクリックすると、結果がバブル チャートまたは散布図として表示されます。 バブル チャートまたは散布図を探索するには、次のいずれかを実行します。
    • デフォルトでは、[チャート設定] ウィンドウは展開されています。 これを閉じるには、[閉じる] ボタン 削除 をクリックします。 展開するには、[チャート設定] ボタン 一般設定 をクリックします。 チャート設定を変更するには、以下のいずれかを行います。
      • [バブル チャート] タブと [散布図] タブを使用し、チャートのスタイルを切り替えます。
      • [X 軸][Y 軸][ドット サイズ] ドロップダウン メニューを使用し、チャートで使用する変数を選択します。
      • [回帰直線を表示] 切り替えボタンをクリックして、回帰直線のオン/オフを切り替えます。
    • バブル チャートまたは散布図のアイテムにポインターを合わせると、該当するサイトがマップ上でハイライト表示されます。
    • バブル チャートまたは散布図の上にポインターを置き、マウスを使用して拡大、縮小、または画面移動します。 バブルの上にポインターを置くと、位置およびその線形回帰に関する情報が表示されます。 回帰直線の上にポインターを置くと、線形回帰および決定係数に関する情報が表示されます。 [リセット] リセット をクリックすると、チャートの範囲がリセットされます。

  6. [テーブル] テーブル をクリックし、結果をテーブルとして表示します。 テーブルを探索するには、以下のいずれかを行います。
    • テーブルのアイテムにポインターを合わせると、該当するサイトがマップ上でハイライト表示されます。
    • 列ヘッダーをクリックして、その列に含まれるデータを基準にテーブルを並べ替えます。
    • 標準区画を使用している場合は、[Excel にエクスポート] エクスポート をクリックすると、データをスマート マップ サーチから Excel ワークシートにエクスポートできます。
    • [ページあたりの行数] ドロップダウン メニューを使用し、テーブルに表示される行数を変更します。 [次へ] 次へ または [戻る] 戻る をクリックし、テーブルのページ間を移動します。

初期設定の設定

アプリケーションの初期設定Business Analyst Web App の初期設定を設定できます。 管理者は、組織全体に対して初期設定を設定できます。

ワークフローの初期設定を指定するには、次の手順を実行します。

  1. アプリ ヘッダーで、[初期設定] 初期設定 をクリックします。

    [初期設定] ウィンドウが表示されます。

  2. [マップ] セクションを展開し、[マップの作成] セクションを展開して、[スマート マップ サーチ] をクリックします。
  3. 次の初期設定を設定できます。
    • [フィーチャ リスト] セクションで、ワークフロー ウィンドウに表示するフィーチャ リストをオンまたはオフにします。
    • 以下の手順に従い、一致エリアと不一致エリアの塗りつぶしおよびアウトライン スタイルを設定します。
      • 塗りつぶしで [色] ドロップダウン メニューを使用し、塗りつぶし色を選択します。 [透過表示] スライダーを使用して、色の透過表示を調整します。
      • アウトラインで、[色] ドロップダウン メニューを使用して、アウトライン色と幅を選択します。 [透過表示] スライダーを使用して、色の透過表示を調整します。
    • [区画] セクションで、[デフォルトの分析範囲] ドロップダウン メニューを使用し、デフォルトの分析範囲を選択します。 [色] ドロップダウン メニューを使用して、解析範囲のアウトライン色と幅を選択します。 [透過表示] スライダーを使用して、色の透過表示を調整します。
    • デフォルトで、[結果ページから [戻る] をクリックした後、警告ダイアログを表示します。] チェックボックスがオンになっています。 必要に応じて、このチェックボックスをオフにします。
    • [ワークフローの実行時に説明メッセージを表示します。] チェックボックスは、デフォルトでオンになっています。 必要に応じて、このチェックボックスをオフにします。
  4. デフォルト設定に戻すには、[デフォルトに戻す] をクリックします。
  5. 変更内容を保存するには、[保存] をクリックするか、必要に応じて [保存して閉じる] をクリックして [初期設定] ウィンドウを閉じます。 変更内容を表示するには、アプリを更新します。

ワークフローのビデオ

ワークフローのビデオについては、Business Analyst Web App のスマート マップ サーチの使用をご視聴ください。