Data Axle、SafeGraph、およびその他の POI データ ソースのデータを使用して、目標物や施設などの対象ポイントを検索できます。 たとえば、病院の検索や特定の病院の名前を使用した検索を実行できます。 また、カテゴリまたは業種の範囲内での検索や、NAICS または SIC コードを使用した検索も実行できます。
目標物 (POI) 検索のワークフローには、検索、結果の絞り込み、マップ スタイルの設定、結果についての調査という 4 つの段階があります。 目標物を検索するには、次の手順に従います。
- [マップ] タブで [マップの作成] をクリックして [目標物 (POI) 検索] を選択します。
[目標物 (POI) 検索] ウィンドウが表示されます。
ヒント:
検索ツールを使用して、このワークフローを開始することもできます。
- [区画] セクションで、[解析の範囲] ドロップダウン メニューを使用して、標準区画の検索、[現在のマップ範囲] の選択、またはサイトの選択により解析の区画範囲を定義します。
標準区画またはサイトを選択すると、該当するエリアに解析の範囲がロックされます。 区画が [現在のマップ範囲] に設定されている場合は、画面移動時に [検索結果の更新] をクリックしてマップをズームすると、新しい範囲で検索を実行できます。
注意:
解析の範囲は、[区画] セクションでいつでも変更できます。
- 国または地域が、複数の POI データ ソースを含む場所に設定されている場合は、[データ ソース] ドロップダウン メニューを使用して、データ ソースを選択します。 デフォルトの POI データ ソースはアプリの初期設定で設定できます。
- [検索] セクションで、次のオプションから検索タイプを選択します。
- [キーワード] - 検索語句を入力します。 たとえば、「theme parks」の検索や特定のテーマパークの名前を使用した検索を実行できます。 デフォルトで、[キーワード] が選択されています。
- [カテゴリ] - 選択した POI データ ソースに含まれるカテゴリのリストから選択します。 たとえば、農業、林業、ペットと動物から獣医サービスの順に参照して選択できます。
[コード] - 産業分類コードを使用して検索します。 たとえば、Data Axle を POI データ ソースとして使用している場合、「schools」を検索したり、プライマリ NAICS コード「61111007」を入力したりすることができます。
必要に応じ、検索フィールドのいずれかを使用している場合は、[すべての POI を表示 (最大 5000)] をクリックすると、選択した国の検索範囲内のすべての目標物 (最大 5,000 件) をマッピングできます。
- [キーワード] 検索タイプで、以下を実行します。
- [POI 名の入力] 検索フィールドをクリックします。
- 検索語句を入力します。 たとえば、「coffee shop」と入力するか、コーヒー ショップのチェーン名を入力することができます。
- 必要に応じて、[検索設定] をクリックし、キーワード検索オプションを選択します。 デフォルトで、[標準検索] が選択されています。 [関連 POI を含む] を選択してセマンティック検索を実行します。この場合には、入力した検索語句に関連した変数が返されます。 [フィールドの照合] を選択し、ドロップダウン メニューからフィールドを選択すると、特定のフィールド (目標物名など) に一致する結果のみが返されます。 検索結果を完全一致のみに絞り込むには、[完全一致のみ] 切り替えボタンをオンにします。
- [カテゴリ] 検索タイプで、以下を実行します。
- [カテゴリ名の入力] 検索フィールドをクリックします。
- 次のいずれかを実行して、カテゴリを検索または参照します。
- 検索語句を入力して、キーワードでカテゴリを検索します。 Web ブラウザーの言語が英語に設定されている場合、セマンティック検索が実行され、検索語句に関連する POI カテゴリのリストが表示されます。 チェックボックスを使用して、リスト内のカテゴリを選択します。 必要に応じ、ブラウザーの言語が英語に設定されている場合は、[並べ替え] ドロップダウン メニューを使用して、[関連性]、[アルファベット順 (A-Z)]、[アルファベット順 (Z-A)]、[カテゴリ] で検索結果を並べ替えます。 [完了] をクリックします。
- リストからカテゴリを参照して選択します。 ドロップダウン メニューを使用してカテゴリを選択します。 [完了] をクリックします。
- [コード] 検索タイプで、以下を実行します。
- [目標物名またはコードの入力] 検索フィールドをクリックします。
- 必要に応じて、[検索設定] をクリックし、[分類システム] ドロップダウン メニューを使用して、選択した POI データ ソースから分類システム ([プライマリ NAICS]、[Foursquare カテゴリ] など) を選択します。
- コードまたはキーワードで検索します。 [目標物名またはコードの入力] 検索フィールドに、NAICS コードなどの検索語句または「automobiles」などの用語を入力します。 関連するコードのリストが表示されます。 結果をクリックして、検索リストに追加します。
ヒント:
NAICS コードと SIC コードの詳細については、米国国勢調査局の NAICS テーブルと米国労働省の SIC Division Structure をご参照ください。
- 必要に応じて、検索を保存するか、前に保存した検索で作業します。
- [検索の保存] をクリックして、検索の名前を入力します。 [保存] をクリックします。
- 前に保存した検索を表示するには、[保存された検索] をクリックします。 検索の横にある [オプション] をクリックして、選択、詳細の表示、または削除を選択します。
- 検索を実行するには、[検索] をクリックします。
マップと [結果] ウィンドウに検索結果が表示されます。
- [フィルター] セクションで、結果を絞り込みます。 [フィルターの表示] をクリックして、次のいずれかを実行します。
- キーワードで結果内を検索するには、検索フィールドにテキストを入力します。
- 特定の属性を使用して検索結果のみを表示するには、属性のセクションを展開し、チェックボックスを使用するか属性内を検索して、結果を絞り込みます。 たとえば、[市区町村] セクションを展開して「Riverside」と「Redlands」を選択した場合、これら 2 つの市区町村の結果だけが含まれます。
- Data Axle を POI データ ソースとして使用している場合、数値属性のスライダーのハンドルを調整し、解析に含まれる最小値と最大値を指定するか、値を手動で入力することができます。
必要に応じて、[すべてリセット] をクリックしてフィルターの選択を解除するか、属性セクションですべてのアイテムを選択した場合は、セクションの下部にある [すべての選択を解除] をクリックします。 ワークフロー ウィンドウでフィルターの [削除] をクリックすると、フィルターを個別に削除することもできます。
マップが自動的に更新されて、フィルター処理された検索結果が表示されます。
- [スタイル] セクションで、次の手順を実行します。
- [マップ スタイル] ドロップダウン メニューを使用して、スタイルを選択します。 デフォルトのスタイルは [場所 (単一シンボル)] です。 詳細については、以下の「マップ スタイル」セクションをご参照ください。
- [スタイル オプションの表示] をクリックし、選択したマップ スタイルに応じて次のいずれかを実行します。
- [ポイントのクラスタリング] 切り替えボタンを使用して、ポイントをクラスターに集約するか、マップ上に個別に表示します。
- [シンボル] ドロップダウン メニューを使用して、マップ上で目標物を表すシンボルを選択します。
- [塗りつぶし色] ドロップダウン メニューを使用して、シンボルの塗りつぶし色を選択します。
- [サイズ] スライダーを調整してシンボルのサイズを変更するか、値を手動で入力します。
マップが自動的に更新されて、選択されたスタイルが表示されます。 マップ スタイル情報がマップの凡例に表示されます。
- [結果] ウィンドウで、POI 検索結果をサマリー、ヒストグラム、バブル チャート、およびテーブルとして探索します。
詳細については、以下の「結果についての調査」セクションをご参照ください。
注意:
結果ウィンドウにヒストグラムとバブル チャートが表示されるのは、Data Axle をデータ ソースとして使用する場合に限られます。
- 必要に応じて、[すべてクリア] をクリックして、検索と結果を消去します。
- [レイヤーの保存] をクリックします。
レイヤーの名前を入力して [保存] をクリックします。 保存したレイヤーには、プロジェクト パネルの [他のレイヤー] セクションからアクセスできます。
結果についての調査
POI 検索の結果は [結果] ウィンドウに表示されます。 ウィンドウを非表示または表示するには、[折りたたむ] か [展開] をクリックします。 結果を探索するには、以下のいずれかを行います。
- [サマリー] をクリックし、結果のサマリーを表示します。
マッピングした変数の数とタイプによって、サマリーには、エリアの数と、変数計算の平均値が含まれます。
- [ヒストグラム] をクリックして、結果をヒストグラムとして表示します。 ヒストグラムを探索するには、以下のいずれかを行います。
- デフォルトでは、[チャート設定] ウィンドウは展開されています。 これを閉じるには、[閉じる] ボタン をクリックします。 展開するには、[チャート設定] ボタン をクリックします。 チャート設定を変更するには、以下のいずれかを行います。
- [属性] ドロップダウン メニューを使用し、ヒストグラムに表示する属性を選択します。
- [外れ値の表示] 切り替えボタンを使用して、チャート上での外れ値の表示/非表示を切り替えることができます。
- [外れ値の計算] セクションで、ヒストグラムに表示する [割合] オプションか [標準偏差] オプションを選択します。 必要に応じて、[割合] で [上下] の割合の値を変更します。 必要に応じて、[標準偏差] で [+/-] 標準偏差値を変更します。
- ヒストグラムのアイテムにポインターを合わせると、該当するサイトがマップ上でハイライト表示されるほか、その範囲を含むポップアップが表示されます。
注意:
ヒストグラムを使用できるのは、Data Axle をデータ ソースとして使用する場合に限られます。
- デフォルトでは、[チャート設定] ウィンドウは展開されています。 これを閉じるには、[閉じる] ボタン をクリックします。 展開するには、[チャート設定] ボタン をクリックします。 チャート設定を変更するには、以下のいずれかを行います。
- [バブル チャート] をクリックすると、結果がバブル チャートまたは散布図として表示されます。 バブル チャートまたは散布図を探索するには、次のいずれかを実行します。
- デフォルトでは、[チャート設定] ウィンドウは展開されています。 これを閉じるには、[閉じる] ボタン をクリックします。 展開するには、[チャート設定] ボタン をクリックします。 チャート設定を変更するには、以下のいずれかを行います。
- [バブル チャート] タブと [散布図] タブを使用し、チャートのスタイルを切り替えます。
- [X 軸]、[Y 軸]、[ドット サイズ] ドロップダウン メニューを使用し、チャートで使用する変数を選択します。
- [回帰直線を表示] オプションをクリックすると、回帰直線をオンまたはオフにできます。
- バブル チャートまたは散布図のアイテムにポインターを合わせると、該当するサイトがマップ上でハイライト表示されます。
バブル チャートまたは散布図の上にポインターを置き、マウスを使用して拡大、縮小、または画面移動します。 バブルの上にポインターを置くと、位置およびその線形回帰に関する情報が表示されます。 回帰直線の上にポインターを置くと、線形回帰および決定係数に関する情報が表示されます。 [リセット] をクリックすると、チャートの範囲がリセットされます。
注意:
バブル チャートと散布図を使用できるのは、Data Axle をデータ ソースとして使用する場合に限られます。
- デフォルトでは、[チャート設定] ウィンドウは展開されています。 これを閉じるには、[閉じる] ボタン をクリックします。 展開するには、[チャート設定] ボタン をクリックします。 チャート設定を変更するには、以下のいずれかを行います。
- [テーブル] をクリックし、結果をテーブルとして表示します。 テーブルを探索するには、以下のいずれかを行います。
- テーブルのアイテムにポインターを合わせると、該当するサイトがマップ上でハイライト表示されます。
- 列ヘッダーをクリックして、その列に含まれるデータを基準にテーブルを並べ替えます。
- [テーブルのカスタマイズ] をクリックして、テーブルの列を変更します。 テーブルの列の順序を変更するには、その列の名前をドラッグします。 テーブルの列の選択を解除するには、その列の名前の横にあるチェックボックスをオフにします。
- [Excel にエクスポート] をクリックすると、データを POI 検索から Excel ワークシートにエクスポートできます。
注意:
[Excel にエクスポート] オプションを使用できるのは、Data Axle をデータ ソースとして使用する場合に限られます。
データ ソースとして Data Axle を使用してデータをエクスポートした場合、番地が住所フィールドから削除されます。 さらに、[Landmark Name] フィールドと [Location Parent] フィールドはエクスポートできません。 エクスポートできないフィールドは、テーブル内のアスタリスクで区別できます。
マップ スタイル
異なるマップ スタイルを使用し、マップ上のポイントをスタイル設定できます。 データ ソースに応じて、次のスタイルを利用できます。
場所 (単一シンボル)
単一シンボルを使用してマップ上にデータを表示し、分布を示してパターンを明らかにします。 たとえば、コーヒー ショップの場所のリストをマッピングすると、コーヒー ショップが商業地区でクラスター化していることがわかります。 [ポイントのクラスタリング] チェックボックスを使用すると、クラスタリングのオン/オフを切り替えることができます。 シンボルを変更するか、シンボルの色とサイズを変更するか、または独自のシンボルをアップロードするには、[シンボル] ドロップダウン メニューを使用します。
数と量 (色)
数値情報を色でマッピングして、データの差異をハイライト表示します。 たとえば、淡から濃のカラー テーマによって、高から低のデータ値を表示できます。 [その他のオプション] をクリックすると、シンボルのスタイルの選択、マッピングされる属性の変更、グラフの調整を行えます。 [データの分類] チェックボックスをオンにすると、分類方法や閾値を調整できます。
数と量 (サイズ)
並べ替え可能な一連の比例したサイズを使用して、数値データまたはランク付けされたカテゴリを表します。 シンボルのサイズが大きいほど、より大きな数値を示します。 [その他のオプション] をクリックすると、シンボルのスタイルの選択、マッピングされる属性の変更、グラフとクラスターの調整を行えます。 シンボルの相対サイズを調整するには、[サイズ] スライダーを使用します。 [データの分類] チェックボックスをオンにすると、分類方法や閾値を調整できます。
種類 (個別値シンボル)
個別値シンボルを使用して、計数ではなくさまざまな種類のものを表示します。 たとえば、さまざまな色を使って、レストランの料理の種類を表します。 レイヤーに表示する種類を 10 未満にすることをお勧めします。種類が 10 を超えると、区別するのが難しくなります。 デフォルトでは、最も一般的な 10 種類が表示され、その他の種類は [その他] グループにまとめられます。 [その他のオプション] をクリックすると、シンボルのスタイルの選択、カラー ランプの設定、属性の変更、シンボルの個別編集を行えます。 [ポイントのクラスタリング] チェックボックスを使用すると、クラスタリングのオン/オフを切り替えることができます。
ヒート マップ
密集していて簡単に区別できない多数のポイントから成る場所をマッピングします。 ヒート マップはレイヤー内のポイントを使用して、マップ上のポイントの相対的な密度を計算し、寒色 (ポイントの密度が低い) から暖色 (ポイントの密度が高い) までの色の配列で表示します。 数個のポイントしか存在しない場合は、ヒート マップを使用せずに、個々のポイントをマッピングすることをお勧めします。 [その他のオプション] をクリックすると、色のグラデーションを調整できます。 クラスターを調整するには、[影響範囲] スライダーを使用します。 [選択] ツールを使用すると、ヒート マップ ポリゴンを選択するか、基礎となるポイント データを選択して、リング、運転時間、徒歩時間を作成できます。
色とサイズ
データ内の 2 つの属性をマッピングし、マップ上のポイント シンボルの色とサイズを確定します。 同じ属性を 2 回使用できます。強調するデータの部分に基づいて、1 回目にシンボルのサイズを設定し、2 回目に色を設定できます。 これは、総人口などの数情報を、人口密度などの変数で陰影処理して表示する場合に適しています。
タイプとサイズ
個別値シンボルを使用して、数を表すシンボルのサイズでさまざまなタイプのものを表示します。 たとえば、さまざまな色を使ってレストラン チェーンを表し、さまざまなサイズを使って従業員の数を表します。 レイヤーに表示するタイプを 10 未満にすることをお勧めします。タイプが 10 を超えると、区別するのが難しくなります。 デフォルトでは、最も一般的な 10 タイプが表示され、その他のタイプは [その他] カテゴリにまとめられます。 [その他のオプション] をクリックすると、シンボルのスタイルの選択、マッピングされる属性の変更、シンボルの個別編集を行えます。
初期設定の設定
アプリの初期設定で Business Analyst Web App の初期設定を設定できます。 目標物検索ワークフローでは、検索結果のシンボルを選択し、結果テーブルに業種の説明を含めるように設定できます。 管理者は、組織全体に対して初期設定を設定できます。
ワークフローの初期設定を設定するには、次の手順を実行します。
- アプリ ヘッダーで、[初期設定] をクリックします。
[初期設定] ウィンドウが表示されます。
- デフォルトの目標物データ ソースを設定するには、[一般] セクションを展開して [設定] をクリックします。 [目標物のデータ ソース] セクションで、[データ ソースの選択] ドロップダウン メニューを使用して、目標物データ ソースを選択します。
- [マップ] セクションを展開し、[マップの作成] セクションを展開して、[目標物検索] をクリックします。
- 次の初期設定を設定できます。
- [シンボル] ドロップダウン メニューを使用して、検索結果のシンボルを選択またはアップロードします。
- [関連 POI を含む] チェックボックスをオンにしてセマンティック検索を実行します。この場合には、入力した検索語句に関連した変数が返されます。 セマンティック検索を使用できるのは、Web ブラウザーの言語が英語に設定されている場合に限られます。
- [解析範囲のアウトライン] セクションで、[色] ドロップダウン メニューを使用して、アウトライン色と幅を選択します。 [透過表示] スライダーを使用して、色の透過表示を調整します。
- [ダイアログ] チェックボックスを使用して、POI 検索結果の [すべてクリア] をクリックした場合に警告を表示します。
- デフォルト設定に戻すには、[デフォルトに戻す] をクリックします。
- 変更内容を保存するには、[保存] をクリックするか、必要に応じて [保存して閉じる] をクリックして [初期設定] ウィンドウを閉じます。 変更内容を表示するには、アプリを更新します。
ワークフローのビデオ
ワークフローのビデオについては、Business Analyst Web App の目標物検索の使用をご視聴ください。