インフォグラフィックスの作成

ArcGIS Business Analyst Web App を使用すると、サイトを解析するためのカスタム インフォグラフィックス テンプレートを作成することができます。

ライセンス:

[インフォグラフィックスの作成] ワークフローは、Business Analyst Web App Advanced ライセンスを持つユーザーが利用できます。 Business Analyst のライセンス タイプの詳細については、「ライセンス」をご参照ください。

Business Analyst Web App を使用すると、主要な指標と情報を美しいインフォグラフィックスとして新たな形で視覚化できます。 インフォグラフィックスは、すぐに使用できる複数のテンプレートから作成できますが、それ以外にも独自のテンプレートを構築して、データをグラフィカルに視覚化できます。 視覚に訴えかけるインフォグラフィックスには、チャート、グラフィックス、テーブル、画像、テキストを含めることが可能で、スタイルを設定することでさらに見やすくすることができます。

詳細:

このページでは、インフォグラフィックス テンプレートの作成とカスタマイズの方法を説明します。 サイトに対してインフォグラフィックス テンプレートを実行する方法については、「インフォグラフィックスの実行」をご参照ください。

インフォグラフィックス テンプレートの利用

次のテンプレートを利用できます。

標準テンプレート

これらの事前定義済みのテンプレートは、そのまま使用することも、変更とカスタマイズの叩き台として使用することもできます。 たとえば、Key Facts テンプレートには、重要な人口統計データと消費情報、および年齢別の人口のチャートがすでに入力されています。 カスタム ロゴを追加して保存することで使用できますが、コンテンツを編集し、ニーズに応じてテンプレートをカスタマイズすることもできます。 標準テンプレートを開いて編集するには、テンプレートの上にポインターを移動して [開く] をクリックします。

多重リング サイトのすべての商圏について、サイド バイ サイド比較を含むテンプレートが必要であれば、複数エリアの比較テンプレートを使用します。

空のテンプレート

空のテンプレートを使用すると、カスタム ロゴや、自分のインフォグラフィックス、チャート、グラフ、テーブル、その他のエレメントを追加できます。 空のテンプレートには、2 つの種類があります。

グリッド付きテンプレート

ロゴと行の列に対して、レイアウト案があらかじめ定義されている空のテンプレートです。 いずれかのサムネイルをクリックして作成を開始するか、[グリッド付きのカスタム テンプレートを作成] をクリックして、カスタム グリッド レイアウトを定義します。

空のテンプレート

自由形式のテンプレート

レイアウトが事前に定義されていない空のテンプレートです。 [自由形式のテンプレートを作成] をクリックして作成を開始します。 フローティング パネルの形式でカスタム コンテンツを追加できます。フローティング パネルとは、テンプレートの任意の場所に配置し、必要に応じて移動することができるパネルのことです。

新規の自由形式のパネルの追加

[画像の追加] 画像の追加 をクリックして画像や形状などのフローティング エレメントを追加し、テンプレートのパネルの前や後ろに表示させることができます。

フローティング エレメント属性

マイ テンプレート

保存したテンプレートには、ここからアクセスします。 これには、自分で作成したテンプレート、他のユーザーが共有して自分で保存したテンプレート、ファイルやギャラリーから追加したテンプレートなどがあります。

  • [検索] 検索 をクリックすると、テンプレートを名前で検索できます。
  • [更新] 更新 をクリックすると、テンプレートのリストを更新できます。 この操作により、リストの作成後に他のユーザーが共有したテンプレートなどが、リストに反映されるようになります。
  • ギャラリーからテンプレートを追加するには、[テンプレートの追加] > [ギャラリーの参照] の順にクリックします。 ギャラリーとは、さまざまなテンプレートを収集したもので、そこから選択して [マイ テンプレート] に追加することができます。
  • ファイルとしてコンピューターに保存したテンプレートを追加するには、[テンプレートの追加] > [ファイルからテンプレートを追加] を順にクリックします。

    ギャラリーの参照

ポインターをテンプレートの上に移動すると、以下のようにその他のオプションが表示されます。

マイ テンプレート
  • [開く] をクリックしてテンプレートを編集します。
  • [共有] 共有 をクリックすると、組織やグループの他のユーザーとテンプレートを即座に共有できます。 他のユーザーがサイン インすると、そのユーザーの [共有テンプレート] タブに、共有したテンプレートが表示されます (ユーザーがサイン イン済みの場合は、更新 をクリックして更新した後に表示されます)。 サイトのインフォグラフィックスを実行できます。また、変更が必要な場合は、その前に [共有テンプレート] タブからテンプレートを保存する必要があります。
    ヒント:

    共有カスタム インフォグラフィックス テンプレートでは、サポートされるすべてのアイテムも共有する必要があります。 たとえば、テンプレートで使用しているカスタム データとレイヤーが共有されていない場合、他のユーザーがインフォグラフィックスを表示した時に値が欠落したり N/A の値が表示されたりします。

  • [このテンプレートをファイルとしてダウンロード] をクリックすると、インフォグラフィックス テンプレートをファイルとしてダウンロードできます。
    注意:

    [共有] 共有 をクリックし、組織またはグループのユーザーを選択すると、そのユーザーはテンプレートに即座にアクセスできるようになります。 組織やグループに属さないユーザーがアクセスできるようにするには、ファイルとしてダウンロードしてから送信します。 [マイ テンプレート] タブにテンプレートを表示するには、[ファイルからテンプレートを追加] を使用して追加する必要があります。

  • インフォグラフィックス テンプレートのメタデータを編集するには、[メタデータの編集] をクリックします。
  • [デフォルトのインフォグラフィックスとして設定] をクリックすると、サイト情報ポップアップ ウィンドウからサイトに対してインフォグラフィックスを実行したときに、このインフォグラフィックス テンプレートがデフォルトとして表示されます。
  • テンプレートを削除するには [削除] 削除 をクリックします。
  • [データ情報] データ情報 の上にポインターを移動すると、データの年代と説明が表示されます。
  • [プレビュー] プレビュー の上にポインターを移動すると、インフォグラフィックスのプレビューが表示されます。

ヒント:

他の国のインフォグラフィックス テンプレートを使用する、ダウンロード オプションも使用できます。 たとえば、米国に使いやすいテンプレートがあり、それをフランスのサイトで実行するなどです。 この操作を行うには、まずテンプレートをファイルとして保存します。 次に、ドロップダウン メニューでフランスを選択し、[ファイルからテンプレートを追加] を使用して [マイ テンプレート] に表示させます。 このインフォグラフィックス テンプレートに、フランスでサポートされていない変数が含まれている場合は、サイトで実行する前にテンプレートを編集して、該当する変数を削除するか、サポートされている変数に置き換える必要があります。

共有テンプレート

組織内の他のユーザーが作成し、共有しているテンプレートがここにリストされます。 テンプレートを保存するには、テンプレートの上にポインターを移動して [名前を付けて保存] ボタンをクリックします。 保存したテンプレートは、[マイ テンプレート] から使用できるようになります。

インフォグラフィックス エレメントの追加

インフォグラフィックス テンプレートは、1 つ以上のパネルで構成されています。 インフォグラフィックス テンプレートを変更または構築するには、パネルのエレメントを置換するか、追加する必要があります。 テンプレートには 10 ページまで含めることができます。 ページを追加するには [ページの追加] を使用します。 他のテンプレートにすでに存在するパネルを追加するには、[別のテンプレートからパネルを追加] をクリックするか、使用可能ないずれかのエレメントのタイプを選択してパネルに挿入します。

パネルの追加

チャート

[チャートの挿入] ダイアログ ボックスの左側のデータ ブラウザーを使用して変数 (サイト属性を含む) を選択し、それを右側のチャート セクションまでドラッグします。 [垂直バー チャート] がデフォルトのチャートですが、チャートのドロップダウン リストから別のタイプを選択することができます。 [カスタム変数の作成] をクリックしてカスタム変数を作成し、パネルに追加します。 [チャート オプション] を使用してチャートの外観をカスタマイズし、視認性を高めることができます。たとえば、タイトルの変更、アイコンの選択、ラベルの設定と配置の調整、軸と目盛線の設定、凡例の有効化などを行います。 一部のチャート エレメントに対話形式の操作を追加することができます。

チャート エレメントの挿入

画像

コンピューターで画像を参照してアップロードしたり、[形状とアイコン] から選択したりできます。 使用可能なアイコンは、すべてデフォルトで表示されています。 [アイコンのフィルター] ドロップダウン矢印をクリックし、リストをカテゴリに絞り込みます。

ヒント:

テンプレートを開いて編集するには、サポートされている画像ファイル (*.png、*.jpg、*.gif、*.svg) をコンピューターからテンプレートの任意のページにドラッグできます。複数のファイルを一括で含めることもできます。

画像エレメントを挿入します。

コントロールを使用し、追加した画像、形状、アイコンのサイズ変更や回転を行えます。

画像のサイズ変更と回転

画像エレメントの外観と配置をカスタマイズするために、標準で使用できるショートカットがあります。

  • Ctrl + Z キー (Mac では Command + Z) - 最後の変更内容を元に戻す
  • Ctrl + Y キー (Mac では Command + Y) - 最後の変更をやり直す
  • Ctrl + A キー (Mac では Command + A) - すべてのフローティング パネルまたはエレメントを選択する
  • Ctrl + C キー (Mac では Command + C) - 選択したパネルまたはエレメントをコピーする
  • Ctrl + V キー (Mac では Command + V) - 選択したパネルまたはエレメントを貼り付ける
  • Ctrl + X キー (Mac では Command + X) - 選択したパネルまたはエレメントを切り取る
  • Delete - 選択したパネル / エレメントを削除する

サイズ変更と回転に使用される次のショートカットは、選択した画像エレメントに対して使用されます。

  • サイズ変更中に Shift キーを押すと、縦横比を保持できます。
  • サイズ変更中に Ctrl キーを押すと、中心に対して相対的にサイズを変更できます。
  • Shift キーと Ctrl キーの両方を押しながらサイズ変更すると、上記の両方の動作を同時に適用できます。
  • Shift キーを押しながら上下左右の矢印キーを押すと、形状を水平または垂直にサイズ変更できます。
  • 回転中に Shift キーを押すと、10 度刻みで回転できます。

テキスト

テキスト エレメントの内容やビジュアル スタイルをカスタマイズできます。 [高度なテキスト編集] をクリックし、テキストに変数を追加したり、ダイナミック フィールドやメモを追加したりできます。 インフォグラフィックスをエクスポートする際にユーザーがテキストを編集できるようにするには、[テキスト編集の有効化] のチェックボックスをオンにします。

テキスト エレメントの挿入

インフォグラフィックス

[インフォグラフィックス パネルの追加] ダイアログ ボックスでは、パネルにインフォグラフィックスを追加できます。 標準パネルの中から選択するか、[インフォグラフィックス パネルの作成] をクリックして、カスタム インフォグラフィックスを構築できます。 カスタム インフォグラフィックス パネルは、[マイ パネル] に表示されます。 組織の他のユーザーが共有したインフォグラフィックス パネルは、[共有パネル] にあります。 [検索] 検索 をクリックすると、インフォグラフィックス パネルのキーワード検索を行えます。

インフォグラフィックス要素の挿入

ヒント:

テンプレートにサイトの写真を含めるには、使用可能なインフォグラフィックス パネルから [サイトの写真] パネルを選択します。 インフォグラフィックスを実行すると、サイトの写真をスクロールして、任意の写真をクリックし、[写真ビューアー] に表示できます。これには、360 度写真やパノラマ写真も含まれます。 360 度写真は、回転させると画像全体を表示できます。

多重リング サイトのすべての商圏を対象にしたサイド バイ サイド比較を含む標準パネルを選択するには、comparisons の検索を行うか、矢印を使用して使用可能なパネルを参照します。

標準パネル

テーブル

[テーブルの追加] ダイアログ ボックスでは、パネルに追加できるテーブルのタイプを選択できます。 また、[デフォルトのテーブル テーマを変更] をクリックして、カスタム テーマを作成したり、過去に保存したテーマを選択したりすることもできます。

テーブル エレメントの挿入
次の 3 種類のテーブルから選択できます。
  • [空のテーブル]: 空のテーブルを選択してサイズを設定し (2 x 2 のテーブルなど)、テーブルのセルにエレメントを追加します。
  • [変数を含むテーブル]: [テーブルの追加] ダイアログ ボックスのデータ ブラウザーを使用して変数を選択し、テーブルに含めます。
  • [比較テーブル]: 多重リング サイトの複数の商圏 (リング、運転時間、徒歩時間) のサイド バイ サイド比較を行うテーブル。 [テーブルの追加] ダイアログ ボックスのデータ ブラウザーを使用して、テーブルの変数を選択します。 サイトと比較する区画レベルを選択でき、たとえば、[郡] を選択すると、サイトの位置が含まれる郡の列がテーブルに含まれ、インフォグラフィックス テンプレートのマップ パネルのいずれかに区画を追加することもできます。
    使用可能な区画

マップ

[マップの参照と選択] ダイアログ ボックスで、パネルに追加するマップを選択します。

注意:

  1. 最大で 6 つのマップをインフォグラフィックス テンプレートに追加できます。
  2. 6 つ以上のサイトに対してサイド バイ サイド比較インフォグラフィックスを作成すると、マップ パネルは削除されます。

使用可能なベースマップ
いずれかのベースマップを選択するか、ArcGIS ビューに切り替えて Web マップを追加します。
使用可能な ArcGIS マップ

近傍

近傍では、サイト周辺にある目標物や、その他のタイプのポイント位置を集約することができます。 これは、たとえばインフォグラフィックスを使用して、新規開店するレストランの候補地の半径 1 マイル圏内にあるレストランや、車で 10 分圏内の交通量が多いポイントなどを把握する場合に便利です。

[近傍の位置データの追加] ダイアログ ボックスでは、選択した属性を基準に、フィルターを適用したテーブルまたは近傍の位置をパネルに追加、または作成します。 次の操作が可能です。

  • 事前に作成されたテーブルを追加する
  • ポイント レイヤー ソースを使用してカスタム テーブルを作成する
  • 新しい目標物検索を行ってからここに戻り、検索結果をもとに作成されたレイヤーを使用する
注意:

どの場合でも、デフォルトで追加できる最も近い位置は、最大で 25 か所までです。 これをカスタマイズするには、[テーブルの表示設定をカスタマイズします][位置の最大数] 設定を変更します。

近傍の位置データの追加

事前に作成されたテーブルを追加する

[近傍の目標物] では、以下の操作を行えます。

  • 使用可能なオプションから、人気のある業種を 1 つ以上選択する (たとえば、銀行や信用金庫など)。
  • 独自の検索語句を入力する。たとえば、「コーヒー」と入力すると、近傍の目標物のリストに検索結果が設定されます。
  • 近傍のすべての目標物を追加する。
  • 近傍の位置を含むマップを追加するには、[結果として生成された近傍の位置ポイントをマップに追加します。] チェックボックスをオンにします。
    目標物タイプの選択
    注意:

    米国が選択された国の場合は、Data Axle または SafeGraph をデータ ソースとして選択できます。 Data Axle はデフォルトで選択されています ([初期設定][一般][設定] の順に選択して変更できます)。 [データ ソース] ドロップダウン メニューを展開し、[適用] をクリックして、別のオプションに切り替えます。 データ ソースの説明を表示するには、[詳細の表示] をクリックします。

  • [近傍の交通量]: 近傍の交通量のリストをパネルに追加します。

ポイント レイヤー ソースからカスタム テーブルを作成する

以下では、ポイント レイヤー ソースからカスタム テーブルを作成することができます。

  • [プロジェクト内のレイヤー]: 近傍の位置のソースとして、現在のプロジェクトのポイント レイヤーを選択します。
    近傍の位置
  • [ArcGIS 上のレイヤーを参照]: [レイヤーの選択] ダイアログ ボックスで ArcGIS の Web マップ レイヤーを参照し、近傍の位置のソースとして選択します。 これは、「Web マップおよびレイヤー」ワークフローで Web マップまたはレイヤーを選択する手順に非常によく似ています。
  • [Esri レイヤーの使用]: 使用可能な Esri レイヤーのリストから選択します。
選択したソース ポイント レイヤーに対し、事前に選択した属性を維持するか、選択解除できます。 ポイント レイヤーから、少なくとも 1 つの属性を追加で選択します。
追加の属性の選択
結果をさらに絞り込むことができます。
結果のフィルタリング
  • [テキストによるフィルター] は、指定した語句 (「コーヒー」など) を含むすべての結果を返します。 [完全一致] チェックボックスをオンにすると、完全一致する結果のみを返します。 これは、特定の社名のみを検索する場合などに便利です。
  • [属性でフィルターを設定][フィルターの追加] を使用すると、サイト属性で結果を制限することができます。たとえば、従業員数を 50 人未満にするなどです。 目標物および施設の検索で作成したポイント レイヤーの場合、NAICS コードでフィルターできます。これは、目標物タイプで結果を絞り込む場合に便利です。 たとえば、テキストによるフィルターで「コーヒー」を指定すると、近隣にあるコーヒー店のほか、名前に「コーヒー」が含まれるその他すべての目標物が返されます。 また、関連する NAICS コードを使用すると、結果をコーヒー店に絞り込むことができます。

  • [グループの追加] を使用すると、フィルターを組み合わせて設定できます。 たとえば、大規模目標物のみを表示するには、従業員数が 100 人以上、売上高が $1,000,000 を超える目標物のみを返すフィルターを追加します。 フィルターの組み合わせに対し、AND/OR を適用することもできます。

結果を表示する方法を選択します。

  • [テーブルとして表示]: 近傍の位置のリストを含むテーブル (関連する属性も含む) を、インフォグラフィックス テンプレートに追加します。
  • [サマリー インフォグラフィックスとして表示]: 結果として得られた近傍の位置の数を、インフォグラフィックス テンプレートに追加します。
テーブルとして表示

[テーブルとして表示] を選択すると、テーブルの外観をカスタマイズする手順を使用できるようになります。

どちらの方法でも、チェックボックスをオンにすることで、結果として得られた近傍の位置をマップに追加するオプションがあります。

新しい目標物検索を開始し、このワークフローに戻って、該当するレイヤーを使用します。

このオプションを使用すると、新しい目標物検索を実行する 目標物および施設の検索 ワークフローを開始し、このワークフローに戻って、作成されたレイヤーをここでポイント ソースとして使用します。

興味深いファクト

[興味深いファクト] インフォグラフィックス パネルは、サイトに関する情報を表示して、比較のために選択した他のエリアと比べてそのサイトに顕著な特徴があることを示します。 [興味深いファクト] パネルでは、このパネルに表示する変数を選択するのではなく、興味を引く情報を決定するために使用する変数のセット、比較フィーチャ、および閾値を指定できます。 年齢変数のセットを例にとれば、サイトの [年齢の中央値] が分布の閾値である 5 パーセンタイルを下回っている場合、その変数は、[興味深いファクト] パネルに含める情報の候補になります。 [興味深いファクト] パネルを追加する方法および興味深いファクトを選択および解釈する方法の詳細については、「興味深いファクトの使用」をご参照ください。

興味深いファクトの使用

[興味深いファクト] パネルは、サイトに関する情報を表示して、選択した他のエリアと比べてそのサイトに顕著な特徴があることを示すインフォグラフィックス エレメントです。 [興味深いファクト] パネルでは、このパネルに表示する変数を選択するのではなく、興味を引く情報を決定するために使用する変数のセット、比較フィーチャ、および閾値を指定できます。 興味深いファクトを特定する方法の詳細については、「興味深いファクトの理解」をご参照ください。

[興味深いファクト] パネルをインフォグラフィックス テンプレートに追加するには、すぐに使用できるパネルを選択する方法とパネルを構築する方法の 2 つがあります。 [興味深いファクト] パネルを追加するには、次の手順を実行します。

  1. [レポート] タブで、[レポートの作成] をクリックして、[インフォグラフィックスの作成] を選択します。

    インフォグラフィックス ビルダーが開きます。

  2. インフォグラフィックス テンプレートを参照して選択し、[開く] をクリックします。
  3. [エレメントの追加] をクリックして、[興味深いファクト] を選択します。

    [興味深いファクトの追加] ウィンドウが開きます。

  4. すぐに使用できる [興味深いファクト] パネルを選択します。 すぐに使用できるパネルにはそれぞれ、興味深いファクトを見つけるために分析される変数のセットが関連付けられています。 使用される比較フィーチャと閾値の初期設定を設定できます。 [Key Facts][Income] などの変数のセットをクリックします。 [興味深いファクトの追加] ウィンドウが閉じて、パネルがインフォグラフィックス テンプレートに追加されます。
  5. 別の方法として、[[興味深いファクト] パネルを構築] をクリックします。 [興味深いファクト] パネルを構築するための次の条件を指定します。
    • [カテゴリを選択し、必要に応じて変数を追加して、サイト エリアで最も興味深いファクトを検索します] では、いくつかの変数カテゴリが事前に選択されています。 選択されたアイテムの横の [削除] 削除 をクリックして、そのアイテムをリストから削除するか、[すべてクリア] をクリックしてすべてを削除します。 [変数の追加] をクリックし、データ ブラウザーを使用して 1 つ以上の変数を選択します。 [カテゴリの選択] ドロップダウン メニューを使用し、チェックボックスを使用して、[医療][支出] など、含める変数カテゴリを選択します。 カテゴリの横の [展開] 展開 をクリックすると、そのカテゴリ内のサブカテゴリを表示して選択できます。
    • [選択したカテゴリで検索するには、変数のタイプを 1 つ以上選択してください] で、チェックボックスを使用して、検索する変数のタイプを選択します。たとえば、興味深い [パーセント][インデックス][平均] の値のみを検索する場合は、それらのタイプのみを選択します。
    • 今年度と前年度の変数内のみで興味深いファクトを検索する場合は、[高度な設定] オプションの [分析から予測変数を除外します] チェックボックスをオンにします。
  6. [次へ] をクリックします。
  7. [サイトと比較する区画レベルを選択します] で、サイトと比較する地理的境界レベルを選択します。 [必要に応じて、大きな区画と比較するフィーチャをフィルター処理します] チェックボックスをオンにすると、大きな区画に含まれるフィーチャをフィルター処理して比較フィーチャを制限できます。 たとえば、国内のすべての郡を使用する代わりに、[含まれる] ドロップダウン メニューで [州] を選択して、サイトが位置する州に含まれる郡のみと比較できます。
  8. [結果を表示する方法を選択します] で、[テーブルとして表示] を選択して、興味深いファクトをインフォグラフィックスのテーブルとして表示するか、[ワード クラウドとして表示] を選択してワード クラウドとして表示します。 サイトに対してインフォグラフィックス テンプレートを実行する場合、[興味深いファクト] パネルはどちらの表示モードでも対話形式で操作できます。 テーブル内のいずれかのセクションを展開する/折りたたむか、ワード クラウドのいずれかのフレーズをクリックして、詳細情報を表示できます。 テーブル内のエレメントにポインターを合わせると、詳細情報を示すツールチップが表示されます。 [高度な統計] では、[平均][標準偏差][スコア] など、ファクトの要約統計を表示できます。 統計の詳細については、「興味深いファクトの解釈」をご参照ください。
  9. [次へ] をクリックします。
  10. [興味深いファクトの数] フィールドに、[興味深いファクト] パネルに表示するファクトの数を入力します。 グラフのスライダーを使用して最小閾値と最大閾値を設定することで、変数が興味深いかどうかを決定するために使用する下限と上限のパーセンタイル値を変更できます。 たとえば、3% と 96% に設定した場合、サイトの興味深いファクトは、選択した比較フィーチャの 3 パーセンタイルを下回るか、96 パーセンタイルを上回る変数値になります。 最大閾値 96%、最小閾値 0% のように一方向に閾値を設定できます。
注意:

[興味深いファクト] パネルでは、1000 世帯以上を含むサイトの結果を使用することが推奨されます。 含まれる世帯数が 1000 未満のサイトに対してインフォグラフィックス テンプレートを実行する場合、結果は返されますが、サンプルのサイズが小さいため、結果を解釈する際には十分注意することをお勧めします。

興味深いファクトの理解

[興味深いファクト] パネルをインフォグラフィックス テンプレートに追加すると、パネルには次の入力パラメーターが含まれます。

  • 興味深いファクトを見つけるために検索の対象となる変数のセット ([Housing] 変数など)。
  • 比較区画フィーチャ (郡など)。
  • 変数が興味深いかどうかの決定に使用される閾値 (下限 5 パーセンタイル、上限 95 パーセンタイルなど)。
  • パネルに含まれる興味深いファクトの数。

[興味深いファクト] パネルを含むインフォグラフィックス テンプレートを実行するときは、パネルに含まれる興味深いファクトを選択するために次のプロセスが使用されます。

  • セット内の変数ごとに、次の処理が実行されます。
    • 比較区画フィーチャに関して統計が計算されます。 すべての比較フィーチャにわたって、変数値 (住宅価格の平均値など) の分布が詳しく調べられます。
      変数値の分布
      1. 値の 50% がこの線の左側
      2. 値の 5% がこのエリア内
      3. 値の 90% がこのエリア内
      4. 値の 5% がこのエリア内
      5. 5 パーセンタイル
      6. 50 パーセンタイル (中央値)
      7. 95 パーセンタイル
    • サイトの変数値が、設定された閾値の範囲に入る場合、その変数値は、[興味深いファクト] パネルに含める情報の候補になります。 この例では、サイトの住宅価格の平均値が 5 パーセンタイルを下回るか、95 パーセンタイルを上回る場合、その値は興味深いファクトと見なされます。 スコアは、サイトの変数値が、比較レイヤーのフィーチャと比べてどの程度異なる特徴を示すかを表します。 統計の詳細については、「興味深いファクトの解釈」をご参照ください。
  • スコアによる決定に従って、上位変数が興味深いファクトとして特定され、[興味深いファクト] パネルに含められます。
    注意:

    同一の変数で複数の派生状態 ([Average Household Income] と [Average Household Income: Index] など) が返される場合、最も高いスコアを示す変数のみが [興味深いファクト] パネルに含められます。

興味深いファクトの解釈

興味深いファクトの統計は、比較フィーチャにおけるその変数の値の分布に関する情報を提供します。 これには、最小値、最大値、標準偏差などの標準統計情報が含まれます。 また、比較フィーチャにおけるその変数の値の分布を考慮に入れて、そのファクト (変数値) が中央値 (50 パーセンタイル) からどの程度離れているかを示すスコアも含まれます。

1 つのサイトと比較フィーチャのセットについて、変数 (var) のスコアは次のように計算されます。

if (site var value >= median var value) {        
   score = ((site var value - median var value) / (max var value - median var value)) * 100;
} else {
   score = ((median var value - site var value) / (median var value - min var value)) * 100;
}

  • この計算では、中央、最小、および最大 var 値が、比較フィーチャのセットにおける変数値の分布に属します。
  • 興味深いファクトの値が中央値と等しい場合、そのファクトのスコアは 0 になります。 ファクトが中央値から離れているほど、スコアは大きくなります。 値が分布の最大値と最小値に等しいファクトのスコアは 100 になります。
  • サイトによっては、ファクトの値が分布の最大値より大きい場合や、最小値より小さい場合があります。 このような場合、スコアは 100 より大きくなります。

[興味深いファクト] パネルをインフォグラフィックス テンプレートに追加するときに以下の設定が適用されるシナリオを検討してみましょう。

  • [郡][サイトと比較する区画レベルを選択します] ドロップダウン メニューで選択されています。
  • [必要に応じて、大きな区画と比較するフィーチャをフィルター処理します] チェックボックスがオフになっています。
  • [興味深いファクトの数] フィールドに、3 が入力されています。
  • 閾値として 5% と 95% が設定されています。

このインフォグラフィックス テンプレートがサイトに対して実行されると、3 つの興味深いファクトが返されます。

注意:

サイトで閾値の範囲に入る値を持つ変数がセットに十分存在していないと、返される興味深いファクトの数が 0 になるか、[興味深いファクトの数] フィールドの設定値より少なくなることがあります。 このような状況では、閾値の設定を引き上げることを検討します。 この例では、閾値を 10% と 90% に変更すると、返される興味深いファクトの数を増加させることができます。

興味深いファクトのテーブルまたはワード クラウドでいずれかのファクトをクリックして、そのファクトの詳細情報を表示します。 住宅価格の平均値が興味深いファクトとして返された場合を検討してみましょう。

  • 標準統計情報は、国内のすべての郡における住宅価格の平均値の統計を表します。 たとえば、最小値は、すべての郡における住宅価格の最小平均値です。
  • スコアが 100 より大きい場合、サイトにおける住宅価格の平均値は、国内のすべての郡における住宅価格の平均値よりも大きいか、小さくなります。 下の例では、サイトにおける住宅価格の平均値が、すべての郡における分布の最大値よりも大きくなっています。 このような状況では、[興味深いファクト] パネルを編集して、[サイトと比較する区画レベルを選択します] ドロップダウン メニューでより詳細な比較レイヤーを選択することをお勧めします。 たとえば、[郡] が選択されている場合は、[郵便番号] または [国勢調査地区] に切り替えることができます。
  • ヒストグラムには、すべての郡における住宅価格の平均値の分布が表示されます。 外れ値は別の色で識別されます。 この例では、設定された閾値に従って、5 パーセンタイルを下回るか、95 パーセンタイルを上回る値が外れ値に該当します。 [すべての外れ値を表示] をクリックすると、ヒストグラム全体とすべての外れ値を表示できます。
興味深いファクト パネル

初期設定の設定

アプリケーションの初期設定Business Analyst Web App の初期設定を設定できます。 インフォグラフィックスの構築では、使用される計測単位を選択し、[興味深いファクト] パネルの初期設定を設定できます。 管理者は組織全体の初期設定を設定できます。

ワークフローの初期設定を設定するには、次の手順を実行します。

  1. 上部リボンの [初期設定] 初期設定 をクリックします。

    [初期設定] ウィンドウが開きます。

  2. [レポート] セクションを展開し、[インフォグラフィックス] セクションを展開して [インフォグラフィックスの構築] をクリックします。 ドロップダウン メニューを使用して、インフォグラフィックスの構築時に使用される計測単位を選択します。
  3. [レポート] セクションで、[インフォグラフィックス] セクションを展開して [興味深いファクト] をクリックします。 次の初期設定を設定します。
    • ドロップダウン メニューを使用して、[興味深いファクト] パネルでサイトと比較するデフォルトの区画レベルを選択します。
    • [テーブル] をクリックします。 [興味深いファクト] テーブルに表示するファクトの数を指定し、スライダーを使用して分析の閾値を設定します。
    • [ワード クラウド] をクリックします。 [興味深いファクト] ワード クラウドに表示するファクトの数を指定し、スライダーを使用して分析の閾値を設定します。
  4. デフォルト設定に戻すには、[デフォルトに戻す] をクリックします。
  5. 変更内容を保存するには、[保存] をクリックするか、必要に応じて [保存して閉じる] をクリックして [初期設定] ウィンドウを閉じます。 変更内容を表示するには、アプリを更新します。