座標表記の変換 (Convert Coordinate Notation) (データ管理)

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サマリー

1 つまたは 2 つのフィールドに含まれている座標表記の形式を変換します。

サポートされている表記形式の詳細

使用法

  • [X フィールド (経度)] および [Y フィールド (緯度)] の値に格納される値の座標系は、[入力データの座標系] パラメーターで指定されます。 入力テーブルがフィーチャクラスでない限り、デフォルトは GCS_WGS_1984 です。入力テーブルがフィーチャクラスである場合、デフォルトは入力フィーチャの座標系です。

  • 以下の形式がサポートされています。

    • 度 (10 進) (DD)
    • 度分 (10 進) (DDM)
    • 度分秒 (DMS)
    • GARS (Global Area Reference System)
    • GEOREF (World Geographic ReferenceSystem) および GEOREF 16
    • ユニバーサル横メルカトル図法 (UTM)
    • USNG (United States National Grid) および USNG 16
    • MGRS (Military Grid Reference System) および MGRS 16

  • [入力座標の形式] パラメーターのオプション [DD 1][DDM 1]、および [DMS 1] の場合、緯度と経度の値は、連結されて単一のフィールドに格納される位置を表す必要があります。

    [DD 2][DDM 2][DMS 2] オプションの場合、緯度と経度の値は 2 つの異なるフィールドによって表されます。

    [DD 数値] オプションの場合、緯度と経度の値は double タイプの 2 つの異なるフィールドに格納されます。

    [GARS][GEOREF][GEOREF 16][UTM ゾーン][UTM バンド][USNG][USNG 16][MGRS]、および [MGRS 16] オプションの場合、値は単一文字列の座標形式です。これは、1 つのフィールドだけに座標が格納されることを意味しています。

  • [入力座標の形式] および [出力座標の形式] パラメーターでは、[MGRS 16] (例: 11SLT7858811533670379)、[USNG 16]、および [Georef 16] オプションの精度 (16 桁) の方が、対応する [MGRS] (例: 11SLT78588115)、[USNG]、および [GEOREF] オプション (8 桁) よりも高くなります。

  • OID フィールドや入力形式フィールドを含め、入力テーブルのすべてのフィールドは、出力ポイント フィーチャクラスに移行されます。 OID フィールド値を使用すると、[表記が無効なレコードを除外] パラメーターをオンにした場合に変換される有効な表記を区別できます。

    出力フィールド名は、出力の座標表記の名前に一致します。 たとえば、出力形式が [MGRS] の場合、新しい出力フィールド名は MGRS になります。

    入力フィールドと同じ名前のフィールドが出力にすでに存在する場合、コピーされたフィールドの名前には一意の数字が追加されます。

  • [表記が無効なレコードを除外] パラメーターをオフにすると、すべての入力レコードに関する情報が維持されます。 [ジオメトリのチェック (Check Geometry)] ツールを使用して、表記が無効なレコードを識別できます。

    表記が無効なレコードが存在する場合、ツールのメッセージに、すべての無効なレコードの ID が出力されたログ ファイルのパスが含まれます。

  • [XY 座標の追加 (Add XY Coordinates)] ツールを使用すると、POINT_XPOINT_Y という 2 つのフィールドを出力ポイント フィーチャクラスに追加できます。 これらのフィールドには、ポイントの座標が、フィーチャクラスの座標系の単位で入ります。

  • このツールは、DD、DMS、および DDM 形式の入力値に文字が含まれていない限り、数値表記 DD、DMS、および DDM を他の出力形式に変換することができます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力テーブル

入力テーブルまたはテキスト ファイル。 ポイント フィーチャも有効です。

Table View
出力フィーチャクラス

出力ポイント フィーチャクラス。 属性テーブルには、出力形式に変換された値を含むフィールドに加えて、入力テーブルのすべてのフィールドが含まれます。

Feature Class
X フィールド (経度)

経度の値を含む入力テーブルからのフィールド。

[入力座標の形式] パラメーターの [DD 2][DD 数値][DDM 2]、および [DMS 2] オプションの場合、これは経度フィールドになります。

[DD 1][DDM 1]、および [DMS 1] オプションの場合、このフィールドには、緯度と経度の両方の値が単一の文字列形式で含まれます。

[GARS][GEOREF][GEOREF 16][UTM ゾーン][UTM バンド][USNG][USNG 16][MGRS]、および [MGRS 16] オプションの場合、このフィールドでは、1 つのテキスト フィールドに英数字表記が含まれます。

Field
Y フィールド (緯度)

緯度の値を含む入力テーブルからのフィールド。

[入力座標の形式] パラメーターの [DD 2][DD 数値][DDM 2]、および [DMS 2] オプションの場合、これは緯度フィールドになります。

1 列フォーマットの 1 つを選択すると、このパラメーターは非アクティブになります。

Field
入力座標の形式

入力フィールドの座標形式を指定します。

DD、DDM、DMS、UTM も有効なキーワードです。これらを使用するには、(ダイアログで) 入力したり、スクリプトから値を渡したりします。アンダースコアおよび修飾子のあるキーワードは、フィールド値の詳細を示しています。

  • DD 1経度と緯度の値が 1 つのフィールドに入っています。2 つの値は、スペース、カンマ、またはスラッシュで区切られます。
  • DD 2経度と緯度の値が 2 つのフィールドに入っています。これがデフォルトです。
  • DDM 1経度と緯度の値が 1 つのフィールドに入っています。2 つの値は、スペース、カンマ、またはスラッシュで区切られます。
  • DDM 2 経度と緯度の値が 2 つのフィールドに入っています。
  • DMS 1経度と緯度の値が 1 つのフィールドに入っています。2 つの値は、スペース、カンマ、またはスラッシュで区切られます。
  • DMS 2経度と緯度の値が 2 つのフィールドに入っています。
  • GARSGlobal Area Reference System。緯度と経度に基づき、世界をセルに分割します。
  • GEOREFWorld Geographic Reference System。グリッドベースの参照系で、世界を 15 度の地図に分割してから、さらに小さな地図に分割します。
  • GEOREF 16World Geographic Reference System (16 桁の精度)
  • UTM ゾーンUTM ゾーン番号の後ろの文字「N」または「S」で、北半球または南半球が指定されます。
  • UTM バンドUTM ゾーン番号の後ろの文字で、20 の緯度バンドのうちの 1 つが指定されます。「N」または「S」で半球が指定されます。
  • USNGUnited States National Grid。MGRS とほぼ同じですが、測地基準系として NAD83 (North American Datum 1983) を使用します。
  • USNG 16United States National Grid (16 桁の高精度)
  • MGRSMilitary Grid Reference System。UTM 座標に従い、6 度の経度バンドと 20 の緯度バンドに分割しますが、MGRS ではグリッド ゾーンをさらに小さな 100,000 メートルのグリッドに分割します。これら 100,000 メートルのグリッドは、10,000 メートル、1,000 メートル、100 メートル、10 メートル、1 メートルのグリッドに分割されます。
  • MGRS 16Military Grid Reference System (16 桁の精度)
  • シェープ入力としてポイント フィーチャ レイヤーが選択された場合のみ使用できます。各ポイントの座標は、出力形式を定義するために使用されます。
String
出力座標の形式

入力表記が変換される座標形式を指定します。

DD、DDM、DMS、UTM も有効なキーワードです。これらを使用するには、(ダイアログで) 入力したり、スクリプトから値を渡したりします。アンダースコアおよび修飾子のあるキーワードは、フィールド値の詳細を示しています。

  • DD 1経度と緯度の値が 1 つのフィールドに入っています。2 つの値は、スペース、カンマ、またはスラッシュで区切られます。
  • DD 2経度と緯度の値が 2 つのフィールドに入っています。
  • DD 数値経度と緯度の値が double タイプの 2 つのフィールドに入っています。 西と南の値はマイナス記号で示されます。
  • DDM 1経度と緯度の値が 1 つのフィールドに入っています。2 つの値は、スペース、カンマ、またはスラッシュで区切られます。
  • DDM 2 経度と緯度の値が 2 つのフィールドに入っています。
  • DMS 1経度と緯度の値が 1 つのフィールドに入っています。2 つの値は、スペース、カンマ、またはスラッシュで区切られます。
  • DMS 2経度と緯度の値が 2 つのフィールドに入っています。
  • GARSGlobal Area Reference System。緯度と経度に基づき、世界をセルに分割します。
  • GEOREFWorld Geographic Reference System。グリッドベースの参照系で、世界を 15 度の地図に分割してから、さらに小さな地図に分割します。
  • GEOREF 16World Geographic Reference System (16 桁の精度)
  • UTM ゾーンUTM ゾーン番号の後ろの文字「N」または「S」で、北半球または南半球が指定されます。
  • UTM バンドUTM ゾーン番号の後ろの文字で、20 の緯度バンドのうちの 1 つが指定されます。「N」または「S」で半球が指定されます。
  • USNGUnited States National Grid。MGRS とほぼ同じですが、測地基準系として NAD83 (North American Datum 1983) を使用します。
  • USNG 16United States National Grid (16 桁の高精度)
  • MGRSMilitary Grid Reference System。UTM 座標に従い、6 度の経度バンドと 20 の緯度バンドに分割しますが、MGRS ではグリッド ゾーンをさらに小さな 100,000 メートルのグリッドに分割します。これら 100,000 メートルのグリッドは、10,000 メートル、1,000 メートル、100 メートル、10 メートル、1 メートルのグリッドに分割されます。
  • MGRS 16Military Grid Reference System (16 桁の精度)
String
ID
(オプション)

すべてのフィールドが出力テーブルに転送されるため、このパラメーターは現在使用されていません。

Field
出力座標系
(オプション)

出力フィーチャクラスの空間参照。 デフォルトは GCS_WGS_1984 です。

このツールは、指定された空間参照に出力を投影します。 入力および出力座標系の測地基準系が異なる場合、入力および出力の座標系とデータの範囲に基づいて、デフォルトの変換が使用されます。

Spatial Reference
入力データの座標系
(オプション)

入力データの空間参照。 入力テーブルから入力空間参照を取得できない場合は、デフォルトの GCS_WGS_1984 が使用されます。

Coordinate System
表記が無効なレコードを除外
(オプション)

表記が無効なレコードを除外するかどうかを指定します。

  • オフ - 無効なレコードが除外され、有効なレコードのみが出力でポイントに変換されます。 これがデフォルトです。
  • オン - 有効なレコードが出力でポイントに変換され、無効なレコードは NULL ジオメトリとして含まれます。

Boolean

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