ポイント → ライン (Points To Line) (データ管理)

サマリー

ポイントからライン フィーチャを作成します。

ポイント → ライン ツールの図

使用法

  • ラインが 2 つ以上の頂点を含んでいる場合、ライン フィーチャのみが出力に書き込まれます。

  • フィールドを [ライン フィールド] パラメーター値に指定すると、そのフィールド内の個別値のポイントのみでライン フィーチャが構成されます。 そのフィールドは、出力フィーチャクラスに含まれます。

  • フィールドを [並べ替えフィールド] パラメーター値に指定すると、そのフィールドの昇順にポイントが並べ替えられます。

  • はじめに [ラインを閉じる] パラメーターをオンにして閉じたライン フィーチャを作成することによって、入力ポイントからポリゴンを作成できます。 次に、出力ライン フィーチャクラスを [フィーチャ → ポリゴン (Feature To Polygon)] ツールへの入力として使用し、ポリゴン フィーチャを作成します。

  • [ラインの作図方法] パラメーターでライン フィーチャの作図方法を指定します。 ライン フィーチャは、ポイントを連続的に接続するか、連続する 2 つのポイントを並べ替えられている順に接続することで作成できます。 たとえば、入力に [ライン フィールド] 値が A のポイントが 3 つ、[ライン フィールド] 値が B のポイントが 4 つ含まれている場合、以下のオプションにより次の動作が期待されます。

    • [連続したラインの作図] - 2 つのセグメントを含むラインと 3 つのセグメントを含むラインの計 2 つの出力ラインが作成されます。 [ラインを閉じる] パラメーターがオンになっている場合、各ライン フィーチャの始点と終点を接続するセグメントが追加され、閉じたラインが形成されます。
    • [2 ポイント ラインの作図] - 同じ [ライン フィールド] 値を持つ連続したポイント間に、計 5 つの出力ラインが作成されます。 [ラインを閉じる] パラメーターがオンになっている場合、同じ [ライン フィールド] 値を持つ入力ポイントの各セットの始点と終点を接続するライン フィーチャが追加され、閉じた形状が形成されます。

  • [属性ソース] パラメーターにより、[転送フィールド] パラメーターで指定した入力ポイントの属性を出力ラインに転送するかどうか、またはその方法を指定できます。 [属性ソース] パラメーターは、次のオプションをサポートしています。

    • [なし] - 属性は転送されません。
    • [始点と終点の両方から] - 各ラインの始点と終点から属性が転送されます。 出力フィールド名とエイリアスの先頭には、たとえば START_FIELD1 (START_ALIAS1)、END_FIELD1 (END_ALIAS1) など、START_ および END_ が付与されます。
    • [始点から] - 各ラインの始点から属性が転送されます。
    • [終点から] - 各ラインの終点から属性が転送されます。

  • [転送フィールド] パラメーターを使用して、入力から転送されるフィールドを特定します。 フィールド値は [属性ソース] パラメーター値に従って転送されます。 このパラメーター値に [なし] が指定された場合、属性は転送されません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ

ラインの作図に使用されるポイント フィーチャ。

Feature Layer
出力フィーチャクラス

入力ポイントから作成されるライン フィーチャクラス。

Feature Class
ライン フィールド
(オプション)

同じ値のポイントを使用してライン フィーチャを作図できるよう、一意の属性値を識別するために使用するフィールド。

フィールドが指定されていない場合、一意の属性値を使用せずにラインが作図されます。 これがデフォルトです。

Field
並べ替えフィールド
(オプション)

ポイントの順序を並べ替えるために使用するフィールド。

フィールドが指定されていない場合、出力ライン フィーチャを作成するために使用されるポイントは、それらが検出された順序で使用されます。 これがデフォルトです。

Field
ラインを閉じる
(オプション)

出力ライン フィーチャを閉じるかどうかを指定します。

  • オン - 連続したラインでは、始点と終点を接続するセグメントが追加され、閉じたラインが形成されます。 2 ポイント ラインでは、始点と終点を接続するライン フィーチャが追加され、閉じた形状が形成されます。
  • オフ - 追加のセグメントまたはラインは作成されず、閉じたラインまたは閉じた形状は形成されません。 これがデフォルトです。
Boolean
ラインの作図方法
(オプション)

ライン フィーチャの作図方法を指定します。

  • 連続したラインの作図ライン フィーチャは、ポイントを連続的に接続して作成されます。 これがデフォルトです。
  • 2 ポイント ラインの作図ライン フィーチャは、連続する 2 つのポイントを接続して作成されます。
String
属性ソース
(オプション)

指定された属性の転送方法を指定します。

  • なし属性は転送されません。 これがデフォルトです。
  • 始点と終点の両方ラインの始点および終点から属性を転送します。
  • 始点ラインの始点から属性を転送します。
  • 終点ラインの終点から属性を転送します。
String
転送フィールド
(オプション)

ソース ポイントから出力ラインに転送される値を含むフィールド。 フィールドが選択されていない場合、属性は転送されません。

[属性ソース] パラメーター値が [なし] に指定されている場合、このパラメーターは無効になります。

Field

arcpy.management.PointsToLine(Input_Features, Output_Feature_Class, {Line_Field}, {Sort_Field}, {Close_Line}, {Line_Construction_Method}, {Attribute_Source}, {Transfer_Fields})
名前説明データ タイプ
Input_Features

ラインの作図に使用されるポイント フィーチャ。

Feature Layer
Output_Feature_Class

入力ポイントから作成されるライン フィーチャクラス。

Feature Class
Line_Field
(オプション)

同じ値のポイントを使用してライン フィーチャを作図できるよう、一意の属性値を識別するために使用するフィールド。

フィールドが指定されていない場合、一意の属性値を使用せずにラインが作図されます。 これがデフォルトです。

Field
Sort_Field
(オプション)

ポイントの順序を並べ替えるために使用するフィールド。

フィールドが指定されていない場合、出力ライン フィーチャを作成するために使用されるポイントは、それらが検出された順序で使用されます。 これがデフォルトです。

Field
Close_Line
(オプション)

出力ライン フィーチャを閉じるかどうかを指定します。

  • CLOSE連続したラインでは、始点と終点を接続するセグメントが追加され、閉じたラインが形成されます。 2 ポイント ラインでは、始点と終点を接続するライン フィーチャが追加され、閉じた形状が形成されます。
  • NO_CLOSE追加のセグメントまたはラインは作成されず、閉じたラインまたは閉じた形状は形成されません。 これがデフォルトです。
Boolean
Line_Construction_Method
(オプション)

ライン フィーチャの作図方法を指定します。

  • CONTINUOUSライン フィーチャは、ポイントを連続的に接続して作成されます。 これがデフォルトです。
  • TWO_POINTライン フィーチャは、連続する 2 つのポイントを接続して作成されます。
String
Attribute_Source
(オプション)

指定された属性の転送方法を指定します。

  • NONE属性は転送されません。 これがデフォルトです。
  • BOTH_ENDSラインの始点および終点から属性を転送します。
  • STARTラインの始点から属性を転送します。
  • ENDラインの終点から属性を転送します。
String
Transfer_Fields
[Transfer_Fields,...]
(オプション)

ソース ポイントから出力ラインに転送される値を含むフィールド。 フィールドが選択されていない場合、属性は転送されません。

Attribute_Source パラメーター値が NONE に指定されている場合、このパラメーターは無効になります。

Field

コードのサンプル

PointsToLine の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、即時モードで PointsToLine 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.management.PointsToLine("calibration_points.shp",
                              "C:/output/output.gdb/out_lines",
                              "ROUTE1", "MEASURE")
PointsToLine の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトで、PointsToLine 関数を使用する方法を示します。

# Description: Convert point features into line features

# Import system modules
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data"

# Set local variables
inFeatures = "calibration_points.shp"
outFeatures = "C:/output/output.gdb/out_lines"
lineField = "ROUTE1"
sortField = "MEASURE"

# Run PointsToLine 
arcpy.management.PointsToLine(inFeatures, outFeatures, lineField, sortField)
PointsToLine の例 3 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトで、PointsToLine 関数を使用する方法を示します。

# Description: Convert point features into line features

# Import system modules
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data/points.gdb"

# Set local variables
inFeatures = "in_points"
outFeatures = "out_lines"
lineField = "lineID"
sortField = "stopID"
transFields = ["OBJECTID", "stopID"]

# Run PointsToLine 
arcpy.management.PointsToLine(inFeatures, outFeatures, lineField, sortField,
                              "NO_CLOSE", "TWO_POINT", "BOTH_ENDS", transFields)

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