[ディゾルブ (Dissolve)] ツールは、指定した属性に基づいてフィーチャを集約する場合に使用します。たとえば、国別に収集した売上データを含むフィーチャクラスがある場合、[ディゾルブ (Dissolve)] を使用すれば、各国のセールス スタッフ名に基づいて、隣接する複数のセールス地域を 1 つにまとめたフィーチャクラスを作成できます。つまり、[ディゾルブ (Dissolve)] では、同じセールス スタッフが担当しているすべての国を 1 つのセールス地域と見なし、国の境界線が削除されます。
![セールス地域によるディゾルブの例 セールス地域によるディゾルブの例](GUID-539AA647-0E8A-4981-BFA2-3375D4E3E679-web.gif)
ディゾルブ フィールド
指定したフィールドの同じ値の組み合わせを持つフィーチャが 1 つのフィーチャに集約 (ディゾルブ) されます。[ディゾルブ フィールド] が [出力フィーチャクラス] に書き込まれます。
マルチパート フィーチャ
ディゾルブによりマルチパート フィーチャが作成される場合があります。マルチパート フィーチャは、非連続エレメントが含まれたシングル フィーチャであり、属性テーブルに 1 つのレコードとして表されます。マルチパート フィーチャとして表現されるフィーチャの典型的な例として、ハワイ州があります。
![ハワイ州はマルチパート フィーチャとしてよく表現される ハワイ州はマルチパート フィーチャとしてよく表現される](GUID-8B3BD494-10A6-4005-9730-A9B2D804A581-web.png)
属性のサマリー
ディゾルブ処理の一部として、集約されたフィーチャに、入力フィーチャ内に存在するいずれかの属性のサマリーを含めることもできます。たとえば、セールス地域を構成する国々の収益を合計し、各セールス地域の総収益を求めることができます。
共通の端点におけるラインの接合/2 本のラインのマージ
[ラインの接合] パラメーターを使用すると、2 本のラインのみで共有される端点を削除して、1 本の連続したラインにそれらのラインをマージできます。2 本だけのラインで共有される共通の端点は疑似ノードとも呼ばれます。
![[ラインの接合] の図 [ラインの接合] の図](GUID-F5A2AC77-0EE9-4898-8E8F-222AB371E959-web.png)