ドメインの変更 (Alter Domain) (データ管理)

サマリー

ワークスペースで既存の属性ドメインのプロパティを変更します。

使用法

  • ドメイン管理は次の手順で行います。

    1. このツールを使用して既存のドメインを変更するか、[ドメインの作成 (Create Domain)] ツールを使用して新しいドメインを作成します。
    2. [ドメインにコード値を追加 (Add Coded Value To Domain)] ツールまたは [範囲ドメインの値を設定 (Set Value For Range Domain)] ツールを使用して、値をドメインに追加するか、ドメインの値の範囲を設定します。
    3. [フィールドへのドメインの割り当て (Assign Domain To Field)] ツールを使って、ドメインをフィーチャクラスに関連付けます。
  • コード値ドメインでは、デフォルト値および複製のスプリット ポリシーとデフォルト値のマージ ポリシーのみがサポートされます。

  • 範囲ドメインでは、すべてのスプリット ポリシーとマージ ポリシーがサポートされます。 スプリットまたはマージ操作後、入力フィーチャの数値と指定されたスプリットまたはマージ ポリシーに基づいて出力フィーチャの属性値が計算されます。

  • [入力ワークスペース] 値がドメイン所有者またはジオデータベース管理者として接続されたデータベース接続ファイルである場合、エンタープライズ ジオデータベース ワークスペース内のドメインのプロパティを変更できます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ワークスペース

変更するドメインを含むジオデータベース。

Workspace
ドメイン名

変更するドメインの名前。

String
新しいドメイン名
(オプション)

ドメインの新しい名前。

String
新しいドメインの説明
(オプション)

ドメインの新しい説明。

String
新しいスプリット ポリシー
(オプション)

ドメインに使用されるスプリット ポリシーを指定します。 フィーチャを分割するときの属性値の振舞いは、属性のスプリット ポリシーによって制御されます。

  • 属性のデフォルト値分割後の 2 つのフィーチャの属性は、該当するフィーチャクラスまたはサブタイプの属性のデフォルト値になります。
  • 属性値を複製分割後の 2 つのフィーチャの属性には、元の属性値のコピーが適用されます。
  • ジオメトリの比率分割後のフィーチャの属性には、元のフィーチャの値の比率が適用されます。 この比率は、元のジオメトリの分割時に使用した比率に基づいています。 ジオメトリを均等に分割した場合、それぞれの新規フィーチャの属性には、元のオブジェクトの属性の 2 分の 1 の値が割り当てられます。 このオプションは範囲ドメインにのみ適用されます。
String
新しいマージ ポリシー
(オプション)

ドメインに使用されるマージ ポリシーを指定します。 2 つのフィーチャを 1 つのフィーチャにマージする際には、マージ ポリシーが新規フィーチャの属性値を制御します。 このパラメーターは、コード値ドメインがデフォルトのマージ ポリシーのみを使用できるため、範囲ドメインにのみ適用されます。

  • 属性のデフォルト値分割後のフィーチャの属性は、該当するフィーチャクラスまたはサブタイプの属性のデフォルト値を使用します。 非数値フィールドおよびコード値ドメインには、このオプション以外は適用できません。
  • 合計値マージ後のフィーチャの属性は、元のフィーチャの属性の合計値を使用します。 このオプションは範囲ドメインにのみ適用されます。
  • 加重平均マージ後のフィーチャの属性には、元のフィーチャの属性値の加重平均値が適用されます。 平均値は、元のフィーチャのジオメトリに基づいています。 このオプションは範囲ドメインにのみ適用されます。
String
新しいドメイン所有者
(オプション)

ドメイン所有権の移行先のデータベース ユーザーの名前。 新しいドメイン所有者がデータベースに存在することを確認してください。ツールでは、指定された所有者名の妥当性チェックは行われません。 このパラメーターは、ファイル ジオデータベースに作成されたドメインには適用されません。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された入力ワークスペース

更新された入力ワークスペース。

Workspace

arcpy.management.AlterDomain(in_workspace, domain_name, {new_domain_name}, {new_domain_description}, {split_policy}, {merge_policy}, {new_domain_owner})
名前説明データ タイプ
in_workspace

変更するドメインを含むジオデータベース。

Workspace
domain_name

変更するドメインの名前。

String
new_domain_name
(オプション)

ドメインの新しい名前。

String
new_domain_description
(オプション)

ドメインの新しい説明。

String
split_policy
(オプション)

ドメインに使用されるスプリット ポリシーを指定します。 フィーチャを分割するときの属性値の振舞いは、属性のスプリット ポリシーによって制御されます。

  • DEFAULT分割後の 2 つのフィーチャの属性は、該当するフィーチャクラスまたはサブタイプの属性のデフォルト値になります。
  • DUPLICATE分割後の 2 つのフィーチャの属性には、元の属性値のコピーが適用されます。
  • GEOMETRY_RATIO分割後のフィーチャの属性には、元のフィーチャの値の比率が適用されます。 この比率は、元のジオメトリの分割時に使用した比率に基づいています。 ジオメトリを均等に分割した場合、それぞれの新規フィーチャの属性には、元のオブジェクトの属性の 2 分の 1 の値が割り当てられます。 このオプションは範囲ドメインにのみ適用されます。
String
merge_policy
(オプション)

ドメインに使用されるマージ ポリシーを指定します。 2 つのフィーチャを 1 つのフィーチャにマージする際には、マージ ポリシーが新規フィーチャの属性値を制御します。 このパラメーターは、コード値ドメインがデフォルトのマージ ポリシーのみを使用できるため、範囲ドメインにのみ適用されます。

  • DEFAULT分割後のフィーチャの属性は、該当するフィーチャクラスまたはサブタイプの属性のデフォルト値を使用します。 非数値フィールドおよびコード値ドメインには、このオプション以外は適用できません。
  • SUM_VALUESマージ後のフィーチャの属性は、元のフィーチャの属性の合計値を使用します。 このオプションは範囲ドメインにのみ適用されます。
  • AREA_WEIGHTEDマージ後のフィーチャの属性には、元のフィーチャの属性値の加重平均値が適用されます。 平均値は、元のフィーチャのジオメトリに基づいています。 このオプションは範囲ドメインにのみ適用されます。
String
new_domain_owner
(オプション)

ドメイン所有権の移行先のデータベース ユーザーの名前。 新しいドメイン所有者がデータベースに存在することを確認してください。ツールでは、指定された所有者名の妥当性チェックは行われません。 このパラメーターは、ファイル ジオデータベースに作成されたドメインには適用されません。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_workspace

更新された入力ワークスペース。

Workspace

コードのサンプル

AlterDomain の例 1 (Python ウィンドウ)

次のコード スニペットは、Python ウィンドウで AlterDomain (ドメインの変更) 関数を使用する方法を示しています。

arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.AlterDomain_management("montgomery.gdb", "Material", "PipeMaterial", "Valid pipe materials", "DUPLICATE", "DEFAULT")
AlterDomain の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のコード スニペットは、スタンドアロン スクリプトで AlterDomain (ドメインの変更) 関数を使用する方法を示しています。

# Name: AlterDomain.py
# Description: Modify an attribute domain to constrain valid date
#              range for wildlife sightings.
# Author: ESRI
 
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
 
# Set the workspace
env.workspace = "C:/data"
 
# Set local parameters
gdb = "Habitat.gdb"
domName = "CoastalArea"
new_domName = "SightingSeason"
new_desc = "Range of valid dates for sightings"
new_split = "DUPLICATE"
new_merge = "AREA_WEIGHTED"

# Process: Modify the range domain
arcpy.AlterDomain_management(gdb, domName, new_domName, new_desc, new_split, new_merge)

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