ポリゴン パートの削除 (Eliminate Polygon Part) (データ管理)

Advanced のライセンスで利用可能。

サマリー

指定したサイズのパーツやホールを削除して、入力ポリゴンからのフィーチャを含む新しい出力フィーチャクラスを作成します。

[ポリゴン パートの削除 (Eliminate Polygon Part)] の図

使用法

  • ポリゴン ホールはポリゴンのパーツと見なせるので、このツールを使用して削除または塗りつぶすことができます。ホールの面積が指定したサイズより小さい場合、ホールは削除され、スペースは出力内で塗りつぶされます。削除されたホール内のパーツも出力では削除されます。

  • パーツ サイズは、面積、パーセント、またはそれらの組み合わせとして指定できます。パーツ サイズの指定方法には、[条件] パラメーターを使用します。[条件] パラメーターの [AREA_AND_PERCENT] と [AREA_OR_PERCENT] オプションは、面積とパーセントの両方の条件を使用してパーツを削除するために使用します。

  • ポリゴン パーツのパーセントは、ホールの面積を含む、フィーチャの外側の総面積をパーセンテージで計算したものです。たとえば、ホールのあるポリゴンの面積が 75 平方メートルでホールが 25 平方メートルの場合、ポリゴンの外側の総面積は、100 平方メートルになります。このホールを削除するには、25 平方メートルより大きい面積、または 25% より大きいパーセンテージを指定する必要があります。入力がマルチパート ポリゴンの場合、フィーチャの外側の面積は、すべてのポリゴン パーツの面積の合計になります。

  • マルチパート ポリゴンの場合、各パーツの面積が指定された面積と比較されます。個別のポリゴン パーツが指定したサイズより小さい場合、パーツは出力で削除されます。

  • すべてのポリゴン フィーチャのパーツが指定したサイズより小さい場合、最も大きなパーツが出力に残され、その他すべてのパーツは削除されます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ

一部のパーツまたはホールが削除対象の、出力フィーチャクラスにコピーされるフィーチャがある入力フィーチャクラスまたはレイヤー。

Feature Layer
出力フィーチャクラス

残るパーツを含む出力ポリゴン フィーチャクラス。

Feature Class
条件
(オプション)

削除するパーツの決定方法を指定します。

  • 面積指定より小さい面積のパーツを削除します。
  • パーセント外側の総面積のパーセントが指定より小さいパーツを削除します。
  • 面積とパーセント指定より小さい面積とパーセントのパーツを削除します。ポリゴンが面積とパーセントの両方の条件を満たした場合のみ、削除されます。
  • 面積またはパーセント指定より小さい面積またはパーセントのパーツを削除します。ポリゴンが面積とパーセントのいずれかの条件を満たした場合に、削除されます。
String
面積
(オプション)

この面積より小さいパーツを削除します。

Areal Unit
パーセンテージ
(オプション)

フィーチャの外側の総面積のパーセンテージより小さいパーツを削除します。

Double
含まれる部分のみを削除
(オプション)

削除できるパーツを決定します。

  • オン - 他のパーツに完全に含まれるパーツだけを削除できます。これがデフォルトです。
  • オフ - 任意のパーツを削除できます。
Boolean

arcpy.management.EliminatePolygonPart(in_features, out_feature_class, {condition}, {part_area}, {part_area_percent}, {part_option})
名前説明データ タイプ
in_features

一部のパーツまたはホールが削除対象の、出力フィーチャクラスにコピーされるフィーチャがある入力フィーチャクラスまたはレイヤー。

Feature Layer
out_feature_class

残るパーツを含む出力ポリゴン フィーチャクラス。

Feature Class
condition
(オプション)

削除するパーツの決定方法を指定します。

  • AREA指定より小さい面積のパーツを削除します。
  • PERCENT外側の総面積のパーセントが指定より小さいパーツを削除します。
  • AREA_AND_PERCENT指定より小さい面積とパーセントのパーツを削除します。ポリゴンが面積とパーセントの両方の条件を満たした場合のみ、削除されます。
  • AREA_OR_PERCENT指定より小さい面積またはパーセントのパーツを削除します。ポリゴンが面積とパーセントのいずれかの条件を満たした場合に、削除されます。
String
part_area
(オプション)

この面積より小さいパーツを削除します。

Areal Unit
part_area_percent
(オプション)

フィーチャの外側の総面積のパーセンテージより小さいパーツを削除します。

Double
part_option
(オプション)

削除できるパーツを決定します。

  • CONTAINED_ONLY他のパーツに完全に含まれるパーツだけを削除できます。これがデフォルトです。
  • ANY任意のパーツを削除できます。
Boolean

コードのサンプル

EliminatePolygonPart (ポリゴン パートの削除) の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウのスクリプトで、Eliminate Polygon Part (ポリゴン パートの削除) ツールの使用方法を示します。

import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data"
arcpy.EliminatePolygonPart_management("buildings.shp", "output.gdb/remaining_buildings", "AREA", 10)
EliminatePolygonPart (ポリゴン パートの削除) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン Python スクリプトで、Eliminate Polygon Part (ポリゴン パートの削除) ツールの使用方法を示します。

# Name: EliminatePolygonPart_Example2.py
# Description: Eliminate small islands before simplifying and smoothing lake boundaries
 
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
 
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data/Portland.gdb/Hydrography"
 
# Set local variables
inLakeFeatures = "lakes"
eliminatedFeatures = "lakes_eliminated"
simplifiedFeatures = "lakes_simplified"
smoothedFeatures = "lakes_smoothed"
# Eliminate small islands in lake polygons.
arcpy.EliminatePolygonPart_management(inLakeFeatures, eliminatedFeatures, "AREA", 100, "", "CONTAINED_ONLY")
 
# Simplify lake polygons.
arcpy.SimplifyPolygon_cartography(eliminatedFeatures, simplifiedFeatures, "POINT_REMOVE", 50, 200, "RESOLVE_ERRORS", "KEEP_COLLAPSED_POINTS")
 
# Smooth lake polygons.
arcpy.SmoothPolygon_cartography(simplifiedFeatures, smoothedFeatures, "BEZIER_INTERPOLATION")

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