フィーチャ レポート ウィジェットを使用すると、ArcGIS Survey123 の調査に関連付けられているフィーチャ レイヤーから高品質なレポートを生成できます。 レポートは PDF または DOCX 形式で生成できます。
例
このウィジェットを使用して、次のようなアプリの設計要件をサポートします。
- 現場で検査した資産に関するレポートを生成する場合。
- 一定期間内に検査したすべての資産に関する検査レポートを生成する場合。
使用上の注意
このウィジェットには、データ ソースへの接続が必要です。 データ ソースは、ArcGIS Survey123 の調査に関連付けられたフィーチャ レイヤーである必要があります。
Survey123 の調査には、レポート テンプレートが関連付けられている場合があります。 調査アイテムの所有者または組織の管理者である場合、フィーチャ レポート ウィジェットを使用して新しいレポート テンプレートをアップロードし、調査に添付することができます。 アイテム所有者と組織の管理者は、レポート テンプレートを削除および更新することもできます。 調査の所有権を共有している組織のメンバーは、レポート テンプレートの名前、サマリー、テンプレート ファイルの変更など、テンプレートの更新を行うことができます。 アイテム所有者または組織の管理者でないユーザーは、調査レイヤーにすでに添付されているレポート テンプレートのみを使用できます。
このウィジェットの使用は ArcGIS Online プレミアム サービスであり、クレジットを消費します。 実行時にウィジェットを使用するには、ユーザーはフィーチャ レポートを印刷する権限が付与されたユーザー タイプの ArcGIS アカウントでサイン インしている必要があります。 組織メンバーのロールの構成の詳細。
- フィーチャ レポート ウィジェットでレポートを生成すると、0.5 クレジット以上が消費されます。
- 複数のレコードからレポートを生成すると、1 レコードあたり 0.5 クレジットが消費されます。
- レコードに関連するレコードは、無償でレポートに含めることができます。
- サマリー セクションでは、同時に印刷される他のレポートの費用以上のクレジット課金は発生しません。
クレジットを消費せずにレポートをテストするには、[サンプル レポートのプレビュー] をクリックします。 これによって、一度に 20 個までのフィーチャに関して、ウォーターマーク付きの .pdf ファイルが、クレジットを消費せずに生成されます。 ArcGIS Enterprise でのレポートの印刷では、クレジットは消費されませんが、制限事項があります。
設定
フィーチャ レポート ウィジェットには以下の設定が含まれます。
- [データの選択] - レポートの生成に使用するフィーチャ レイヤーを選択します。 フィーチャ レイヤーは調査に関連付けられている必要があります。
- [レポート テンプレート] - レポートの生成に使用するレポート テンプレートを選択します。 新しいテンプレートを追加するか、用意されている 3 つのサンプル テンプレートのいずれかから始めることができます。
- [個々のレコード] は、1 つの入力レコード用に設計されたテンプレートです。 複数の入力レコードを追加すると、複数のレポートが生成されます。
- [サマリー] は、複数のレコードの情報を集計するテンプレートです。 複数の入力レコードを追加すると、1 つのレポートが生成されます。
- [結合] は、入力レコードごとに個別のレポートを生成し、すべての入力レコードのサマリー レポートを生成するテンプレートです。
ヒント:
[ヘルプ] をクリックすると、[レポート テンプレート ヘルプ] ウィンドウが開きます。このウィンドウには、関連する Survey123 ドキュメントへのリンクがあります。 また、3 つのサンプル テンプレートの .docx ファイルをダウンロードすることもできます。
[+ 新しいテンプレート] をクリックして、[テンプレートの管理] パネルを開きます。
- [既存のテンプレートを選択] - 調査にすでに関連付けられている既存のテンプレートを使用します。 既存のテンプレートが存在する場合は、ドロップダウン メニューに表示されます。
- [新しいテンプレートのアップロード] - ローカル ストレージ内のファイルを参照して、新しいテンプレートをアップロードします。 テンプレートをアップロードすると、調査に添付されます。 テンプレートの共有設定は、Survey123 設定の [結果の共有] タブの [この調査の結果を表示できるユーザー] で調査用に構成した設定と同じです。 この設定は、調査アイテムの所有者と組織の管理者のみが使用できます。
- 新しいテンプレートの名前を入力する必要があります。 必要に応じて、サマリーの説明を入力することもできます。 [保存] をクリックしてテンプレートを追加します。
- [構成] - ウィジェット パネルに表示されるコンポーネントの設定を構成します。 コンポーネントごとに、実行時のラベルを変更できます。 ほとんどのコンポーネントでは、実行時にウィジェット パネルに表示するかどうかを設定するには、表示設定ボタン
をクリックします。 コンポーネントを表示している場合、ユーザーは実行時にコンポーネントを操作し、レポート ファイルの名前などを設定できます。 コンポーネントを非表示にしている場合、構成した設定をユーザーは変更できません。 ウィジェットには、次のユーザー インターフェイス コンポーネントを含めることができます。- [入力フィーチャ] - レポートに含まれるレコードの総数を表示し、指定したテンプレートに従って最初の 10 件のレコードを表示します。 属性セレクターを使用して、レコードの特定の属性を表示することもできます。
- [テンプレートの選択] - このドロップダウン メニューを使用すると、ユーザーはレポート テンプレートを選択できます。 これは、複数のレポート テンプレートを接続する場合に便利です。
- [出力設定] - 出力レポートに関するオプション (ファイル名やレポートの保存場所など)。 歯車ボタン
をクリックすると、[出力設定] パネルが開きます。- [ファイル オプション] - レコードの印刷方法と、ウィジェットでの複数のレコードの処理方法を指定します。 [分割] では、レコードまたはサマリーごとに 1 つのレポートが生成されます。 ユーザーが複数のレポートを一度に印刷する場合、[マージ (次のページ)] ではページ区切りを使用してレポートが分割され、[マージ (連続)] では連続したリストでレポートが書式設定されます。
- [レポート名] - 出力レポート ファイルの名前。 属性セレクターを使用すると、動的なテキストをファイル名に含めることができます。
- [自分の ArcGIS アカウントに保存] - ユーザーがレポートの保存場所を選択できます。 デフォルトでは、保存場所はユーザーのルート フォルダーです。
- [書式設定] - ユーザーがレポートを Microsoft Word ドキュメント (.docx) として保存するか、PDF (.pdf) として保存するかを選択できます。
- [クレジットの表示] - レポートの生成に必要なクレジット数を計算します。
- [生成] - ユーザーがレポートを生成する際にクリックするボタン。 このコンポーネントは非表示にすることはできません。
- [最近のレポート] - 最近生成されたレポートを 10 件表示します。 このコンポーネントは非表示にすることはできません。