ビルディング エクスプローラー ウィジェット

ビルディング エクスプローラー ウィジェットでは、ビルディング シーン レイヤーの各種コンポーネントのフィルターと探索を行えます。 ビルディング シーン レイヤーは建物と屋内の複雑なデジタル モデルであり、サブレイヤーにグループ化された数千個のコンポーネントが含まれています。 このウィジェットを使用して、建物の各部分をレベルや建設年などによってフィルターできます。

このウィジェットを使用して、次のようなアプリの設計要件をサポートします。

  • 完了した BIM プロジェクトの対話的デモを提供する。
  • 電気構成部品と機械構成部品が建物内のどこに存在するかを示す 3D インベントリをスタッフに提供する。
  • 1 年後、2 年後、5 年後に何が完成するかによってユーザーがフィルターできるようにすることで、大型建設プロジェクトが予定どおりに完了することを示す。

使用上の注意

このウィジェットには、マップ ウィジェットへの接続が必要です。 マップ ウィジェットには、1 つ以上のビルディング シーン レイヤーから成る Web シーンが含まれている必要があります。

アプリにこのウィジェットを含めると、次のオプションがパネルに表示されます。

  • レイヤー ドロップダウン メニューには、接続されている Web シーンのビルディング シーン レイヤーがリストされます。
  • [レベル] エレメントでは、1 つまたは複数の建物の 1 つのレベルを選択できます。 レベルを選択すると、それより上のレベルは非表示になり、それより下のレベルは半透明になって視覚的なコンテキストが提供されます。
  • 一部のビルディング シーン レイヤーには、建物の各部分が建設または解体された時期を示す情報が含まれています。 レイヤーに複数の建設フェーズが含まれている場合、[構築フェーズ] エレメントを使用して、フェーズによってフィルタリングすることができます。 建物の解体済みの部分は表示されません。
  • [専門分野とカテゴリ] エレメントでは、分野レイヤーとカテゴリ レイヤーをフィルターすることができます。 分野レイヤーは、ビルディング シーン レイヤーのコンテンツをアーキテクチャ、電気、インフラストラクチャ、機械、配管、構造の各グループに整理するグループ レイヤーです。 分野レイヤーには、カテゴリ レイヤー (1 種類のビルディング エレメントから構成されるレイヤー) が含まれています。 カテゴリ レイヤーには、壁、窓、家具、照明器具などのレイヤーが含まれています。

設定

ビルディング エクスプローラー ウィジェットには次の設定があります。

  • [データ ソース] - マップ ウィジェットを選択します。 マップ ウィジェットには、1 つ以上のビルディング シーン レイヤーから成る Web シーンが含まれている必要があります。
  • [マップ設定] - ビルディング データが含まれている Web シーンをクリックして、その Web シーンの設定パネルを開きます。
    • [読み込み時のビルディング レイヤー] - ウィジェットが初めて読み込まれるときに選択されるビルディング レイヤーを選択します。 [なし] を選択することで、最初にレイヤーが選択されないようにすることもできます。
    • [レベル] - 実行時にウィジェット パネルに [レベル] ツールを含めます。
    • [ビルディング フェーズ] - 実行時にウィジェット パネルに [ビルディング フェーズ] ツールを含めます。
    • [専門分野とカテゴリ] - 実行時にウィジェット パネルに [専門分野とカテゴリ] ツールを含めます。
  • [一般設定] - 次の一般設定を構成します。
    • [選択のレイヤーにズーム] - この設定をオンにした場合、マップ ウィジェットは選択したレイヤーの位置にズームします。
    • [フィルターをデータ ソースに適用] - この設定をオンにした場合、レベルまたはビルディング フェーズに適用したフィルターによってデータ ソース レベルでレイヤーがフィルターされます。 これは、テーブル ウィジェットなどの別のウィジェットで同じデータを表示しており、ビルディング エクスプローラー ウィジェットでそのテーブルもフィルターしたい場合に便利です。

このトピックの内容
  1. 使用上の注意
  2. 設定