フロー行ウィジェット—ArcGIS Experience Builder

フロー行ウィジェットは、ページ上の連続した行にコンテンツを配置するのに使用できるレイアウトコンテナーです。これは行ウィジェットに似ていますが、行ウィジェットの領域は 12 の不連続な列に分割されているのに対して、フロー行ウィジェットはスクロールページや列ウィジェットと同様に連続しています。

例

このウィジェットを使用して、次のようなアプリの設計要件をサポートします。

画像やその説明などのページエレメントが水平に整列されるようにします。
行から何かを削除したときに、フロー行内の他のウィジェットが自動的に移動するか、削除した部分のスペースを埋めるようにします。
複数のウィジェット間のスペースを水平方向に均等にします。
2 つのテキストウィジェットを 1 つの行に配置します。
ヒント:
固定パネルウィジェット内に 2 つのテキストウィジェットを配置する場合、それらの位置は互いに独立しているため、異なる解像度でオーバーラップしたり切詰められる可能性があります。フロー行ウィジェット内にテキストウィジェットを配置し、3 つのウィジェットの幅をすべて [自動] に設定することで、オーバーラップや切詰めの問題を回避できます。

フロー行ウィジェットにウィジェットを追加するには、ウィジェットツールバーの [ウィジェットの追加] ボタンをクリックし、ウィジェットギャラリーから選択するか、[ウィジェットの挿入] パネルからウィジェットをドラッグします。

行に少なくとも 1 つのウィジェットを追加すると、ウィジェットツールバーに [ウィジェットの管理] ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、ウィンドウが開き、ネストされたウィジェットの順序を変更したり削除することができます。

ウィジェットを削除すると、残りのウィジェットが残りのスペースを埋めるために移動します。どのように移動するかは、ウィジェット設定で選択した配置によって異なります。

この動作を高速モードで維持するために、高速モードにおける他のレイアウトコンテナーの場合と同様に、フロー行ウィジェットからウィジェットを削除するとき、プレースホルダーウィジェットは表示されません。

ネストされたウィジェットのサイズを大きくするには、その幅を手動で調整するか、フロー行ウィジェットのサイズを変更します。

フロー行ウィジェットには以下の設定が含まれます。

[左右の整列] - 行内のネストされたウィジェットの配置方法を選択します。
- [開始] - ネストされたウィジェットを行の左に配置します。
- [終了] - ネストされたウィジェットを行の右に配置します。
- [中央] - ネストされたウィジェットを行の中央に配置します。
- [均等スペース] - ネストされたウィジェットの両側のスペースを同じにして、ウィジェットを行内に配置しますウィジェット間のスペースには、指定した間隔が含まれます。
  それぞれの水平方向の配置設定には、ネストされたウィジェットがフロー行ウィジェット内でどのように配置されるかを示す、対応する番号付きのダイアグラムがあります。
[間隔] - ネストされたウィジェット間の水平間隔をピクセル単位 ([px]) で定義します。
ヒント:
ネストされたウィジェットのエッジを接触させる場合は、ウィジェットを開始、終了、または中央に整列し、間隔値を 0 ピクセルに指定します。
[パディング] - パディングスペースのサイズ (ネストされたウィジェットとフロー行ウィジェットパネルのエッジの間隔) をすべて一度にまたは個別に変更します。サイズの値はピクセル ([px]) またはキャンバスのパーセント ([%]) で指定できます。