チャート ウィジェット

チャート ウィジェットは、データ ソースから取得された定量属性をグラフィカルな表現として表示します。 ユーザーが、生データをもとにパターンと傾向を視覚化し、確認することが可能になります。

現在のところ、バー チャート、カラム チャート、ライン チャート、エリア チャート、パイ チャート、散布図、ヒストグラム、ゲージから選択できます。 ウィジェットの構成時に選択するカテゴリ タイプに応じて、チャートは集約されたグループの統計値を表すか、特定のフィールドのすべての値の統計を表します。

バー チャート、カラム チャート、ライン チャート、エリア チャートはすべて、表示をレンダリングするデータ シリーズを使用するシリーズ チャートです。 データ シリーズは、チャート上に表示されるデータのセットです。 シリーズとは、属性に基づく値の配列として考えることができます。 配列の各インスタンスはデータ ポイントです。 各データ ポイントは、チャート上にプロットされたときに形状を持ちます。 シリーズ チャートには、一度に 1 つ以上のシリーズを表示できます。 たとえば、チャートには、米国の各州の居住中の住戸と非居住の住戸の総数を表示できます。 各州の居住中の住戸の数を 1 つのシリーズ、非居住の住戸の数を別のシリーズで表示します。 州の各人口は、シリーズのデータ ポイントになります。

パイ チャートは、データ内の部分と全体の間の関係を表します。 各スライスは 1 つのコンポーネントを表し、合算されたすべてのスライスは全体と等しくなります。 各スライスは、全体に対する数値割合を示すデータ ポイントです。

散布図では、グラフ上にプロットしたポイントを使用し、2 つの変数間の関係性を表示します。

ヒストグラムでは、特定の値がデータセット内に表示される頻度を計測して、連続数値変数の分布を視覚的に集約します。 チャート ウィジェットのヒストグラムは、データをさまざまなビンに分類します。間隔ごとの範囲であり、各ビン内の数値データ ポイントを表示します。 ヒストグラムは分布の表示に適しています。

ゲージは、最小値と最大値のコンテキストで 1 つの指標を表示します。 ゲージは、目標や数値ターゲットに向けた進捗状況を表示するのに便利です。

例

このウィジェットを使用して、次のようなアプリの設計要件をサポートします。

• フィーチャ レイヤーの統計グラフィックスを示します。
• データ パターンを解析し、視覚化します。
• フィーチャ属性をグラフィカルに比較します。

使用上の注意

ウィジェットにはデータ ソースが必要です。 マップが表示されているかどうかに関係なく、ページでチャート ウィジェットを使用することができます。 データ ソースを選択後、チャート テンプレートを選択して、特定のチャート タイプを開始できます。

チャートのデータ ソースには、次のいずれかを使用できます。

• 既存のマップ内、またはサービスから追加されたフィーチャ レイヤーまたはシーン レイヤーなどの操作レイヤー
• マップのテーブル (関連テーブルを含む)
• 別のウィジェットの出力データ ソース (クエリ ウィジェットのクエリ結果など)

ヒストグラムを作成する、またはチャートの中央値をするには、接続されているデータ ソースに統計の種類としてサポートされている percentile-continuous または percentile-discrete が含まれている必要があります。 パーセンタイルをサポートするレイヤーには、advancedQueryCapabilities レイヤー オブジェクトで true に指定された supportsPercentileStatistics プロパティが含まれています。

レイヤー プロパティの詳細

設定

チャート ウィジェットには次の設定があります。

• [データ ソース] - チャート ウィジェットで解析する属性を含むソース データを選択します。 データ ビューの設定では、データをフィルターしてウィジェットに表示される情報を制限したり、データを並べ替えて特定の順序でフィーチャを表示したり、フィーチャの数を制限したりすることができます。
• [チャート タイプ] - テンプレートを使用し、データ解析を表示する方法に適したチャート タイプを選択します。接続されているデータ ソースにチャートが含まれる場合、既存のチャートからチャートを作成できます。
  • バー チャートを使用すると、カテゴリに分類されたデータを集約して比較できます。 カラム チャートは縦方向のバー チャートです。
  • ライン チャートを使用し、時間や距離など、連続的な範囲での変化を視覚化します。 エリア チャートのパターンはライン チャートとよく似ていますが、異なるデータセット間の変化を示して、時間の経過に伴う値の伸びを表示するのに最も適しています。
  • パイ チャートを使用すると、スライスされたパイまたはドーナツ スタイルでカテゴリ データまたは名義データの比率を示すことができます。
  • 散布図を使用すると、グラフ上にポイントをプロットすることで、2 つのデータ間の関係性を表示できます。
  • ゲージを使用すると、計測値と最小値/最大値の間の関係性を表示できます。
• [データ] (カラム チャート、バー チャート、ライン チャート、エリア チャート、パイ チャート) - カテゴリ タイプを選択し、視覚化するデータ属性およびその表示方法を構成することで、チャートのデータ シリーズを生成する方法を定義します。
  • [カテゴリ タイプ] - オプションはカテゴリによって異なります。
    • [グループを使用] - 値をカテゴリ別に表示し、カテゴリごとに 1 つまたは複数のフィールドの統計値を表します。
      • [カテゴリ フィールド] - チャート カテゴリを生成する属性フィールドを定義します。 接続されたデータ ソースのすべてのフィールドがドロップダウンメニューに表示されます。 フィールドをスクロールするか、名前で検索できます。 フィールドをクリックして選択します。
      • [統計] - 指定した数値フィールドに対し、統計値を計算します。 使用可能な方法には、個数、合計、平均、最小、最大、中央値、集約なしがあります。
      • [フィールドで分割] - 必要に応じて、カテゴリ フィールドを別のフィールドで分割します。 分割フィールドを定義した場合、カテゴリ フィールドのデータが複数のデータ シリーズに分割されます (つまり、分割フィールド内の個別値ごとに 1 つのシリーズ)。

        注意:

        データ ソースが別のウィジェットの出力データの場合や、[選択フィーチャ] ビューを使用してデータを表示するようにした場合、ウィジェットは [フィールドで分割] をサポートしません。

      • [時間ビニング オプション] - カテゴリ フィールドを日付フィールドにしたときに、ライン チャートとエリア チャートに次の設定が表示されます。
        • [間隔] - 時間ビンの間隔を設定します。 ビンは、連続する数値の範囲であり、データを並べ替えるために使用されます。 たとえば、間隔を 1 年として定義した場合、X 軸は 1 年ごとに均等に分けられ、チャートには各年で該当するデータ ポイントが表示されます。
        • [間隔の調整] - 間隔を最初のデータ ポイントか、最後のデータ ポイントのどちらに合わせるかを選択します。 たとえば、最初のデータ ポイントの日付値が 2000 年 1 月 1 日で、間隔を 10 年として定義し、[最初のデータ ポイントにスナップ] を選択すると、グラフ上の最初の間隔は 2000 年 1 月 1 日から 2009 年 12 月 31 日になります。
        • [空のビン] - データ ポイントが存在しない時間間隔の処理を選択します。 空のビンをラインの区切りとして表現したり、ゼロの値を持つビンとして処理したり、それらのビンを無視して、ラインを空ではないビンに接続したりできます。
        • [不完全な間隔の切詰め] - この設定をオンにすると、グラフにおいて不完全な間隔が削除されます。 不完全な間隔とは、たとえば、1 年間の間隔が 2000 年 1 月 1 日に始まるが、最後のデータ ポイントが 2000 年 2 月 1 日である場合などです。このとき、1 年間の完全な間隔を表示できるスペースがグラフの最後にありません。
      • [数値フィールド] - 解析する 1 つまたは複数のフィールドを選択します。 接続されたデータ ソースのすべての数値フィールドがドロップダウンメニューに表示されます。 フィールドをスクロールするか検索できます。 [選択セットの表示] ボタンを使用して、選択されたフィールドだけをドロップダウン メニューに表示するか、[選択の解除] ボタンで選択を解除します。
    • [フィールドを使用] - 属性値をチャートとして表示し、指定したフィールド (複数可) のすべてのフィールドまたはレコードについて、統計値を示します。
      • [統計] - 指定した数値フィールドに対し、統計値を計算します。 使用可能な方法には、合計、平均、最小、最大、中央値があります。
      • [数値フィールド] - 統計を計算する 1 つまたは複数のフィールドを選択します。 接続されたデータ ソースのすべての数値フィールドがドロップダウンメニューに表示されます。 フィールドをスクロールするか検索できます。 [選択セットの表示] ボタンを使用して、選択されたフィールドだけをドロップダウン メニューに表示するか、[選択の解除] ボタンで選択を解除します。
  • [並べ替え] - チャートを、値またはカテゴリ名の昇順または昇順で並べ替えます。
  • [最大カテゴリ] ([カテゴリ タイプ] で [グループを使用] を選択している場合に利用可能) - チャートに表示する最大カテゴリを指定します。
• [データ] (散布図) - 散布図の生成方法を定義します。
  • [変数] - 軸に表示する数値属性を選択します。 [X 軸の数値] と [Y 軸の数値] の値を選択します。
  • [統計] - 散布図にトレンド ライン (ベスト フィット ラインとも呼ばれる) を表示するには、[リニア トレンドの表示] をオンにします。 トレンド ラインでは、データ ポイントの線形の関係性がモデル化されます。 r² 値も表示され、2 つの軸上にある変数間の線形関係の強度を定量化します。 トレンド ラインの色、ストローク タイプ、幅を変更できます。
  • [シンボル] - データ ポイント シンボルの色、サイズ、アウトライン色、アウトライン ストローク タイプ、アウトライン幅をカスタマイズします。
  • ホバー ラベル - データ ポイントにポインターを合わせると、ホバー ラベルが表示されます。
• [データ] (ヒストグラム) - ヒストグラムの生成方法を定義します。
  • [変数] - 接続されているデータ ソースから数値フィールドを選択し、必要に応じて変換を適用します。 ヒストグラムを生成するには、データ ソースに、少なくとも 1 つの数値フィールドが含まれている必要があります。 対数または平方根変換を適用できます。 変換は、偏りのあるデータを処理するためによく使用されます。
  • [ビン] - ビンの数を定義します。 ビンは、連続する数値の範囲であり、データを並べ替えるために使用されます。 たとえば、ビンの数を 10 に指定すると、数値フィールドの範囲は同じサイズの 10 個の間隔に分割され、チャートには各間隔内に含まれる値の数が示されます。 ビンの色および、ビンのアウトラインの色、破線タイプ、幅を変更できます。
  • [データ ラベル] - 各ビンの上部に数のラベルを表示します。
  • ホバー ラベル - ビンにポインターを合わせると、ホバー ラベルが表示されます。
  • [統計グラフ] - データの平均、中央値、正規分布、標準偏差を示すオーバーレイを追加します。 各オーバーレイの色、破線タイプ、幅を変更できます。
• データ (ゲージ) - ゲージ上の表示値、最小値、最大値を定義します。
  • [表示値] - ゲージによって示される計測値。 この値は、[個数]、[平均]、[合計]、[最大]、[最小] の 5 つの演算子を使用して計算することができます。 [数値フィールド] ドロップダウン メニューに、接続されているデータ ソースのすべての数値フィールドがリストされます。
  • [最小値] と [最大値] - ゲージによって表される範囲を定義する 2 つの値。 [固定] をクリックして特定の値を入力するか、[統計] をクリックして、5 つの演算子のいずれか、および接続されているデータ ソースの数値フィールドのいずれかを使用して、値を計算します。
• [シリーズ] (カラム チャート、バー チャート、ライン チャート、エリア チャートで利用可能) - データ シリーズの積み上げタイプ、シンボル、ラベルを変更します。
  • [積み上げ] - 同じタイプのシリーズを横に並べるか、積み上げるか、100% 積み上げによってグループ化します。
  • [データ ラベル] - 各シリーズ シンボルにデータ ラベルを表示および配置します。
  • ホバー ラベル - チャート エレメントにポインターを合わせると、ホバー ラベルが表示されます。
  • シリーズごとに、シンボル スタイルとシリーズ ラベルを編集できます (シリーズ ラベルは、凡例が有効になっている場合にシリーズを区別します)。
  • ライン チャートおよびエリア チャートでは、各統計値のポイントを表示し、ポイント シンボル スタイルを編集できます。
• [軸] - 適用可能なチャートの場合、x 軸と y 軸のプロパティをカスタマイズします。
  • X 軸
    • [軸のタイトル] - x 軸のタイトルを指定します。
    • 軸ラベル
      • [文字数制限] - 各カテゴリ ラベルに表示する文字数を指定します。
      • [配置] - 軸の縮尺に従って、カテゴリ ラベルを配置および整列する方法を指定します。
    • [軸グリッド] - 鉛直グリッドを表示します。
    • レンジ スライダーの表示 - チャートの上側にスライダーを追加します。ユーザーはこのスライダーを使用して、実行時に x 軸の表示範囲を変更することができます。 スライダーの色をカスタマイズしたり、スライダーのサイズの値をピクセル単位で入力したりすることができます。
  • Y 軸
    • [値の範囲] - 最小と最大を指定し、軸の縮尺をカスタマイズします。
    • [軸のタイトル] - y 軸のタイトルを指定します。
    • 軸ラベル
      • [小数] - 各値スケールの小数点以下の桁数を指定します。
        • [一様分布] - 軸のすべての値の小数点以下表示桁数を指定します。
        • [混合] - 軸の値の小数点以下の最小桁数と最大桁数を指定します。
      • [表記] - 数値の表示形式を選択します。[標準]、[コンパクト]、[指数]、[エンジニアリング] から選択できます。
      • [桁区切り記号を表示] - 1,000 以上の値に桁区切り記号を表示します。
    • [軸グリッド] - 水平グリッドを表示します。
    • [補助ガイド] - チャートの特定部分に注意を向けるために補助ガイドを表示します。 ラベルの指定、ラベルの整列、値軸での始点と終点の設定、色とアウトラインのカスタマイズを行ったり、チャートの上と下のどちらにガイドをレンダリングするかを選択したりできます。
• [スライス] (パイ チャートのみ) - パイ スライスのプロパティをカスタマイズします。
  • [表示形式] - データ ラベルとホバー ラベルの数値を書式設定します。 小数桁の最小桁数や最大桁数を指定したり、該当する数値の桁区切り記号を表示したりできます。
  • [データ ラベル] - 各スライスの横にラベルを含めます。 スライスは [値] (フィーチャ数)、[パーセンテージ] (チャートの総面積に対するパーセンテージ)、またはその両方でラベルを付けることができます。
    • [データ ラベルの配置] - データ ラベルをチャート両側の 2 つの列に配置します。
    • [データ ラベルのオーバーラップの最適化] - パイ チャートを縮小し、データ ラベルの間隔を広げます。
    • [ラベル オフセット] - スライスのエッジからラベルをオフセットするピクセル数を指定します。
  • [ホバー ラベル] - 各スライスにポインターを合わせると表示されるラベルを含めます。 データ ラベルと同様、スライスは [値] (フィーチャ数)、[パーセンテージ] (チャートの総面積に対するパーセンテージ)、またはその両方でラベルを付けることができます。
  • [グループ化] - その他とラベル付けされた 1 つのカテゴリで特定のパーセンテージのスライスをすべてグループ化します。 たとえば、パイ チャートが 3 つのスライスに分割され、1 つがパイの 90 パーセントを占め、2 つが 5 パーセントを占めている場合、グループ化フィールドに 6 パーセントの値を指定すると、2 つの小さいスライスがパイの 10 パーセントを占める 1 つのその他スライスに結合されます。
  • [アウトライン] - チャートのアウトライン色、パターン、幅をカスタマイズします。
  • [カラー モード] - チャートの色をカスタマイズします。
    • [単一色] - 色を 1 つ選択します。
    • [カテゴリ別] - カテゴリでチャートに色付けします。 設定ボタンをクリックして、[スライス色] ウィンドウを開きます。
      • [スライス色] - カテゴリでスライス色をカスタマイズします。 デフォルトでスライス色設定ウィンドウは、リンクされたデータから最大 20 個のカテゴリを読み込みます。 最大で 50 個のカテゴリを追加できます。 [カテゴリを追加] をクリックすると、値の名前を一致させることでカテゴリを手動で追加できます。または、[自動読み込み] ボタンをクリックすると、リンクされたデータからカテゴリを自動的に読み込むことができます。 クリックするたびに、10 個のカテゴリが読み込まれます。 個別のカテゴリの色を変更するか、[色の適用] をクリックして、事前に作成されたカラー セットから選択します。 各スライス ラベルをクリックし、変更することもできます。
• ゲージ (ゲージのみ) - ゲージのプロパティをカスタマイズします。
  • [形状] - チャートの形状 (半円形または蹄鉄形) を選択します。
  • [値の形式] - ゲージ上に表示される値のプロパティをカスタマイズします。
    • [小数] - 各値の小数点以下の桁数を指定します。
    • [表記] - 数値の表示形式を選択します。[標準]、[コンパクト]、[指数]、[エンジニアリング] から選択できます。
    • [桁区切り記号を表示] - 1,000 以上の値に桁区切り記号を表示します。
  • [軸] - 曲線軸のプロパティをカスタマイズします。
    • [軸ラベルの表示] - 曲線軸上に値ラベルを表示します。
    • [ラベルの増分] - 値ラベル間の増分を定義します。 ドロップダウン メニューから [自動] を選択した場合、データに適した増分でゲージにラベルが表示されます。 [カスタム] を選択した場合、増分を入力できます。
    • [開始ラベルと終了ラベルのみを表示] - 最小値と最大値のラベルのみをゲージに表示します。
    • [目盛の非表示] - 曲線軸に対して垂直な線として表示される目盛を非表示にします。
  • [針] - ゲージの針によって計測値が示されます。 その塗りつぶし色、アウトライン色、アウトライン ストローク、アウトラインの太さをピクセル単位 ([px]) でカスタマイズすることができます。
  • [ガイド] - ゲージの特定部分に注意を向けるために補助ガイドを表示します。 ラベルの指定、始点と終点の定義、ガイドの色とアウトラインのカスタマイズを行うことができます。
• [一般] - チャートの一般的なプロパティを指定します。
  • [チャートのタイトル] - チャートのタイトルを指定します。
  • [説明] - チャートを説明します。
  • [チャートの方向] - バー チャートをカラム チャート変換するなど、表示方向を変更します。
  • [凡例] - チャートに凡例を表示します。
    • [凡例タイトル] - 凡例のタイトルを指定します。
    • [凡例の位置] - チャートで凡例を配置する場所を指定します。
    • 空のシリーズの凡例を非表示 (カラム チャート、バー チャート、ライン チャート、エリア チャートのみ) - データ ポイントがないシリーズの凡例を非表示にします。
  • [最大幅] (パイ チャートのみ) - 凡例の最大幅をピクセル単位で指定します。
• [表示設定] - チャートの外観をカスタマイズします。
  • [背景] - 背景色を変更します。
  • [テキスト エレメント] - チャート内の各テキスト エレメントのテキスト スタイルを編集し、[すべてのテキスト] を有効にすることですべてのテキストにスタイル変更を適用します。
  • [シンボル エレメント] - 軸とグリッドを含む各チャート ライン エレメントのスタイルを編集し、[すべてのライン] を有効にすることで、すべてのエレメントにスタイル変更を適用します。
• [ツール] - ユーザーがチャート パターンを試し、観察できるよう、ランタイム ツールを追加します。
  • [選択とズーム] - シリーズの選択と、チャートでの拡大または縮小を可能にします。

カテゴリ タイプ

通常、チャートでデータ ソース値の解析、計算、表示を行うためにデータ カテゴリを生成するには、[グループを使用] と [フィールドを使用] カテゴリ タイプの 2 つのオプションがあります。

グループを使用

[グループを使用] カテゴリ タイプは、値をカテゴリ別に表示します。 このチャートは、データの集約を利用してカテゴリを作成します。 フィーチャやレコードを、指定されたカテゴリ フィールドの値に基づいて、カテゴリ別にグループ化します。 各カテゴリの 1 つまたは複数のフィールドの統計値を示します。 シリーズ チャートまたはパイ チャート内の各データ ポイントは、カテゴリにグループ化したフィールドの統計値 (個数、合計、平均、最小、最大、中央値) を表します。 たとえば、Name、Class、Gender、Age、Exam1、Exam2 のフィールドを含む生徒データで Class フィールドを使用し、データをチャート内のさまざまなカテゴリにグループ化できます。たとえば、各 Class カテゴリで Age フィールド値の平均を計算するなどです。

フィールドを使用

[フィールドを使用] カテゴリ タイプは、属性値をチャートとして表示し、指定したフィールド (複数可) のすべてのフィールドまたはレコードについて、統計値を示します。 カテゴリを表すために 1 つ以上の数値フィールドが指定されます。 フィールドまたはカテゴリごとに統計情報のサマリーが計算されて、データ ポイントを作成します。 前の例と同じデータを使用して、全生徒の Exam1 と Exam2 の平均スコアを計算し、プロットできます。

操作オプション

チャートは、ソース データの統計値を示します。 チャートと同じソース データを使用して、他のウィジェットを操作するには、[アクション] ウィンドウにアクションを追加できます。 たとえば、バーなどのチャート シンボルを選択し、マップ ウィジェットやリスト ウィジェットで対応するフィーチャを表示します。 そのためには、[メッセージ アクション] をクリックして [レコード選択の変更] のトリガーを追加します。 [フレームワーク] を選択して [データ レコードの選択] を選択します。 トリガー データとはチャート統計値の出力で、トリガーが処理するデータとして追加できます。 トリガー データから取得したトリガー フィールドと、アクション データから取得したアクション フィールドを構成し、トリガーとアクション データを接続します。 接続すると、チャート統計の選択肢によって、ソース データの選択アクションが開始します。 また、チャート内に [データ アクション] を構成し、テーブル ウィジェットの統計を表示することもできます。

ヒント:

アクション接続を行うために、対応するフィールドは、チャート出力統計とソース データで一致する必要があります。 チャート統計データは、結果に基づいて新しい OBJECTID を生成します。これは、ソース データでは同じ一意 ID ではありません。 最適な結果を得るため、チャートを構成するときに使用したカテゴリ フィールドを使用します。

注意:

同じデータ ソースを使用するウィジェットに影響するフレームワークレベルの選択またはフィルタリング アクションを除き、現在のところ、マップ ウィジェットではチャート ウィジェットのメッセージでフラッシュ アクションとフィルター アクションをサポートしています。

制限事項

各チャート タイプの現在の表示制限を以下に示します。

• チャートの系列が 1 つである場合、バー チャートとカラム チャートのバーまたはカラムの最大数は 10,000 個です。 チャートに 2 つの系列がある場合、各系列は最大で 1,000 個のバーまたはカラムを持つことができます。 チャートに 3 つ以上の系列がある場合、各系列は最大で 100 個のバー、または合計で最大 2,000 個のカラムを持つことができます。
• パイ チャートの最大スライス数は 300 個です。
• ライン チャートの合計最大ポイント数は 10,000 個で最大系列数は 100 個です。
• 散布図の最大ポイント数は 10,000 個です。

  注意:

  入力データのフィーチャ数が 10,000 個を超えると、散布図は自分のエリアを 100 x 100 のセルのグリッドに分割してデータを集約します。 同じセル内にあるポイントは、グラフ上で 1 つのポイントに結合されます。 集約されたポイントの x 位置と y 位置の値は、元のポイントの x と y の最大値です。 グリッドが 100 x 100 であるため、散布図は最大 10,000 個の集約されたポイントを表示できます。

• ヒストグラムの最大ビン数は 64 個です。