空間解析のクレジットの概要

クレジットは、ArcGIS 全体で使用される通貨で、空間解析の実行など特定の処理に対して消費されます。 解析ツールの実行時に使用されるクレジット数は、ツールの種類やデータセットのサイズ (入力フィーチャ数または処理されるピクセル数) によって異なります。

ツール ウィンドウの下部にある [クレジットの推定] ボタンをクリックすると、ツールを実行する前にクレジットの見積もりを実行できます。 クレジットの使用量を見積もる前に、入力パラメーターとその他の必須パラメーターを設定する必要があります。 クレジット推定は、解析において必要なクレジットの最大数です。場合によっては、解析で実際に使用するクレジット数が、推定クレジット数よりも少なくなることがあります。 また、Web マップの解析設定を更新して、推定クレジット消費量が指定された閾値を超える解析ジョブに対して警告メッセージを表示することもできます。

注意:

クレジットは、正常に実行された解析ジョブに対してのみ消費されます。 クレジットは、解析が失敗した場合や、キャンセルされた場合は消費されません。

組織がクレジット使用制限を有効化しており、予想されるクレジット数が割り当て済みのクレジット数を超える場合、エラー メッセージが表示され、ジョブが送信できないようになります。

注意:

次のツールが ArcGIS Online で実行された場合、クレジットは消費されません。

  • 可視領域の作成
  • 集水域の作成
  • 下流解析
  • レイヤーへの情報付加 (カスタム GeoEnrichment サービスを使用していて、移動モードを使って情報付加エリアが定義されていない場合)

データの集計ツール

次の表は、データの集計カテゴリのツールのクレジット使用量をまとめたものです。

ツール機能クレジット使用量

ポイントの集約

空間解析

1,000 フィーチャにつき 1 クレジット

フィーチャの結合

中心と分散の集計

エリア内での集計

近接範囲内での集計

空間解析 ([計測タイプ] で直線距離を選択した場合に使用)

1,000 フィーチャにつき 1 クレジット

到達圏 ([計測タイプ] で移動モードを選択した場合に使用)

到達圏 1 件につき 0.5 クレジット

ゾーン統計 (Map Viewer Classic ではエリア内でのラスターの集約)

画像解析

画像解析のクレジット使用量は、処理されるピクセルまたはフィーチャの数によって異なります。ピクセルまたはフィーチャの数は、マルチバンド画像のバンド数と多次元データのスライス数を含みます。

ゾーン統計をテーブルに出力

位置の検索ツール

次の表は、位置の検索カテゴリのツールのクレジット使用量をまとめたものです。

ツール機能クレジット使用量

属性と位置による検索 (Map Viewer Classic の既存フィーチャの検索および新しいフィーチャの作成)

空間解析

1,000 フィーチャの検索につき 1 クレジット

重心の検索

空間解析

1,000 フィーチャにつき 1 クレジット

類似位置の検索

可視領域の作成

空間解析

なし

集水域の作成

下流解析

最適な施設の選択

ロケーション-アロケーション

割り当て済み需要地点 1 件につき 0.1 クレジット

領域の特定

画像解析

画像解析のクレジット使用量は、処理されるピクセルまたはフィーチャの数によって異なります。ピクセルまたはフィーチャの数は、マルチバンド画像のバンド数と多次元データのスライス数を含みます。

データへの情報付加ツール

次の表は、データへの情報付加カテゴリのツールのクレジット使用量をまとめたものです。

ツール機能クレジット使用量

レイヤーへの情報付加

ArcGIS GeoEnrichment Service

属性 1,000 件につき 10 クレジット (データ変数にフィーチャ レコードの合計数を乗算)

到達圏 ([計測タイプ] で移動モードを選択した場合に使用)

到達圏 1 件につき 0.5 クレジット

パターンの解析ツール

次の表は、パターンの解析カテゴリのツールのクレジット使用量をまとめたものです。

ツール機能クレジット使用量

密度の計算

空間解析

1,000 フィーチャにつき 1 クレジット

ポイント クラスターの検索

ポイントの内挿

複合インデックスの計算

ホット スポットの検索

空間解析

1,000 フィーチャにつき 1 クレジット

ArcGIS GeoEnrichment Service ([除数][Esri Population] を選択した場合に使用)

属性 1,000 件につき 10 クレジット

外れ値の検索

空間解析

1,000 フィーチャにつき 1 クレジット

ArcGIS GeoEnrichment Service ([除数][Esri Population] を選択した場合に使用)

属性 1,000 件につき 10 クレジット

密度の計算 (ラスター解析)

画像解析

画像解析のクレジット使用量は、処理されるピクセルまたはフィーチャの数によって異なります。ピクセルまたはフィーチャの数は、マルチバンド画像のバンド数と多次元データのスライス数を含みます。

ポイントの内挿 (ラスター解析)

近接性の使用ツール

次の表は、近接性の使用カテゴリのツールのクレジット使用量をまとめたものです。

ツール機能クレジット使用量

バッファーの作成

空間解析

1,000 フィーチャにつき 1 クレジット

移動エリアの生成 (Map Viewer Classic では到達圏の作成)

到達圏

到達圏 1 件につき 0.5 クレジット

距離累積

画像解析

画像解析のクレジット使用量は、処理されるピクセルまたはフィーチャの数によって異なります。ピクセルまたはフィーチャの数は、マルチバンド画像のバンド数と多次元データのスライス数を含みます。

距離アロケーション

最適パス (ライン)

最適パス (ラスター)

最適領域接続

ルートの計画

車両の経路指定

配車ルート 1 件につき 1 クレジット

最近接の検索 (Map Viewer Classic では最寄りの検索)

空間解析 ([計測タイプ] で直線距離を選択した場合に使用)

1,000 フィーチャにつき 1 クレジット

最寄り施設のルート ([計測タイプ] で移動モードを選択した場合に使用)

最寄り施設ルート 1 件につき 0.5 クレジット

移動コストの計算 (Map Viewer Classic では起点から終点に接続)

空間解析 ([計測タイプ] で直線距離を選択した場合に使用)

1,000 フィーチャにつき 1 クレジット

ルート解析 ([計測タイプ] で移動モードを選択した場合に使用)

ルート 1 件につき 0.005 クレジット

データの管理ツール

次の表は、データの管理カテゴリのツールのクレジット使用量をまとめたものです。

ツール機能クレジット使用量

ラスターの抽出 (Map Viewer Classic で使用可能)

画像解析

画像解析のクレジット使用量は、処理されるピクセルまたはフィーチャの数によって異なります。ピクセルまたはフィーチャの数は、マルチバンド画像のバンド数と多次元データのスライス数を含みます。

値の再割り当て (Map Viewer Classic で使用可能)

フィーチャをラスターに変換

ラスターをフィーチャに変換

ニブル

サンプル

境界のディゾルブ

空間解析

1,000 フィーチャにつき 1 クレジット

データの抽出

テッセレーションの生成

レイヤーのマージ

レイヤーのオーバーレイ

地形の解析ツール

次の表は、地形の解析カテゴリのツールのクレジット使用量をまとめたものです。

ツール機能クレジット使用量

連続フローの作成

画像解析

画像解析のクレジット使用量は、処理されるピクセルまたはフィーチャの数によって異なります。ピクセルまたはフィーチャの数は、マルチバンド画像のバンド数と多次元データのスライス数を含みます。

河川をラインとして生成

河川をラスターとして生成

サーフェスの平滑化

累積流量

流向

流路距離

測地線可視領域 (Map Viewer Classic では可視領域の作成)

河川リンク

サーフェス パラメーター

集水域

ディープ ラーニングの使用ツール

次の表は、ディープ ラーニングの使用カテゴリのツールのクレジット使用量をまとめたものです。

ツール機能クレジット使用量

ディープ ラーニングを使用したオブジェクトの分類

画像解析

画像解析のクレジット使用量は、処理されるピクセルまたはフィーチャの数によって異なります。ピクセルまたはフィーチャの数は、マルチバンド画像のバンド数と多次元データのスライス数を含みます。

ディープ ラーニングを使用したピクセルの分類

ディープ ラーニングを使用して変化を検出

ディープ ラーニングを使用したオブジェクトの検出

多次元解析の使用ツール

次の表は、多次元解析の使用カテゴリのツールのクレジット使用量をまとめたものです。

ツール機能クレジット使用量

多次元ラスターの集約

画像解析

画像解析のクレジット使用量は、処理されるピクセルまたはフィーチャの数によって異なります。ピクセルまたはフィーチャの数は、マルチバンド画像のバンド数と多次元データのスライス数を含みます。

引数の統計を検索

多次元異常の生成

トレンド ラスターの生成

多次元主成分分析

トレンド ラスターを使用した予測

ラスター関数

ラスター関数は、画像解析の機能を使用します。

画像解析のクレジット使用量は、処理されるピクセルまたはフィーチャの数によって異なります。ピクセルまたはフィーチャの数は、マルチバンド画像のバンド数と多次元データのスライス数を含みます。