重心の検索ツールは、マルチポイント、ライン、およびポリゴン フィーチャの地理的中心 (重心) を表すポイント フィーチャを作成します。
出力は、ポイント フィーチャを含むホスト フィーチャ レイヤーです。
例
ある GIS アナリストは、風力発電所の申請書を事前に確認して、未開地と重なっている場所または未開地を見渡せる場所を特定したいと考えています。 未開地ごとに可視領域を作成するために、アナリストはまず、それぞれの未開地を表すポイント フィーチャを作成する必要があります。 重心の検索ツールを使用すると、それぞれの未開地内に重心を作成できます。
使用上の注意
重心の検索には、入力フィーチャと結果レイヤーの構成が含まれています。
入力フィーチャ
[入力フィーチャ] グループには次のパラメーターがあります。
- [入力レイヤー] は、重心が作成されるマルチポイント、ライン、ポリゴン レイヤーを指定します。
[重心位置] は、出力重心を配置する位置を指定します。 [真の幾何学的な重心] (デフォルト) が指定されている場合、出力ポイントは真の重心に配置されます (真の重心が入力フィーチャの範囲外にある場合を含む)。 [各入力フィーチャ内に含まれる] が指定されている場合、出力ポイントは、入力フィーチャの境界内にあるか、入力フィーチャの境界に含まれる状態を維持したまま、実際の重心に最も近いポイントに配置されます。
結果レイヤー
[結果レイヤー] グループには次のパラメーターがあります。
- [出力名] は、作成および表示されるレイヤーの名前を指定します。 名前は、一意でなければなりません。 組織内に同じ名前のレイヤーがすでに存在する場合、ツールは失敗し、別の名前を指定するよう求められます。
- [フォルダーに保存] は、結果を保存する [マイ コンテンツ] 内のフォルダーの名前を指定します。
制限事項
単純なポイント フィーチャは、重心の作成に使用できません。
環境
解析環境設定は、ツールの結果に影響する追加パラメーターです。 ツールの解析環境設定には、[環境設定] パラメーター グループからアクセスできます。
このツールでは次の解析環境が適用されます。
クレジット
このツールはクレジットを消費します。
このツールの実行に必要なクレジット数を計算するには、[クレジットの推定] を使用します。 詳細については、「空間解析のクレジットの概要」をご参照ください。
出力
このツールは、ポイント フィーチャを含む出力ホスト フィーチャ レイヤーを作成します。
ライセンス要件
このツールには、次のライセンスと構成が必要です。
- Creator、Professional、Professional Plus ユーザー タイプ
- 公開者、ファシリテーター、管理者ロール、またはそれと同等のカスタム ロール
リソース
詳細については、次のリソースをご参照ください。
- ArcGIS REST API での重心の検索
- ArcGIS API for Python での find_centroids
- ArcGIS Pro でのフィーチャ → ポイント