ArcGIS Image for ArcGIS Online で利用できます。
サーフェスの平滑化ツールは、サーフェス ラスターの窪地とピークを平滑化して、データの小さな欠陥を取り除きます。
出力はホスト イメージ レイヤーです。
使用上の注意
サーフェスの平滑化には、入力レイヤー、解析の設定、結果レイヤーの構成が含まれています。
入力レイヤー
[入力レイヤー] グループには次のパラメーターがあります。
[入力サーフェス ラスター] は、計算に使用する標高ラスターです。
窪地とは排水方向が定義されていないセルで、窪地よりも低い隣接セルはありません。 ピークとは、隣接するどのセルよりも高いセルです。 ピークを取り除くには、[入力サーフェス ラスター] を反転する必要があります。 これは Minus ツールで行えます。 Minus ツールの最初の入力としてサーフェス ラスターの最高値、2 番目の入力としてサーフェス ラスターを指定します。 その後、サーフェスの平滑化ツールを使用します。 結果を反転すると、ピークが取り除かれた元のサーフェス ラスター値を持つサーフェスが得られます。
サーフェスの平滑化設定
[サーフェスの平滑化設定] グループには次のパラメーターがあります。
- [Z 制限] パラメーターは、窪地の深さとその流出点の間で平滑化する最大高度差を指定します。
[Z 制限] は、窪地の平滑化に使用する深さの最大値ではありません。
このパラメーターに値が指定されていない場合、すべての窪地は深さに関係なく平滑化されます。
[Z 制限] パラメーターの値は、ゼロより大きくなければなりません。
シンクと流出点の Z 値の差が、指定された [Z 制限] より大きい場合、窪地シンクは平滑化されません。
[Z 制限] は、ピークの平滑化にも適用されます。 [Z 制限] 値が指定されていない場合、すべてのピークが取り除かれます。 [Z 制限] 値が指定されていて、ピークと隣接する最も高いセルの Z 値の差が [Z 制限] 値より大きい場合、そのピークは取り除かれません。
結果レイヤー
[結果レイヤー] グループには次のパラメーターがあります。
[出力ラスター名] は、作成されてマップに追加される出力ラスター レイヤーの名前です。
名前は一意でなければなりません。 組織内に同じ名前のレイヤーがすでに存在する場合、ツールは失敗し、別の名前を指定するよう求められます。
- [出力レイヤー タイプ] は、作成するラスター出力のタイプを指定します。 出力は、タイル イメージ レイヤーまたはダイナミック イメージ レイヤーのいずれかです。
- [フォルダーに保存] は、結果を保存する [マイ コンテンツ] 内のフォルダーの名前を指定します。
環境
解析環境設定は、ツールの結果に影響する追加パラメーターです。 ツールの解析環境設定には、[環境設定] パラメーター グループからアクセスできます。
このツールでは次の解析環境が適用されます。
- 出力座標系
- 処理範囲
注意:
Map Viewer のデフォルトの処理範囲は [全範囲] です。 このデフォルト値は、デフォルトで [現在のマップ範囲を使用] が有効になっている Map Viewer Classic とは異なります。
- スナップ対象ラスター
- セル サイズ
- マスク
クレジット
このツールはクレジットを消費します。
このツールの実行に必要なクレジット数を計算するには、[クレジットの推定] を使用します。 詳細については、「空間解析のクレジットの概要」をご参照ください。
出力
[出力ラスター名] パラメーターは、窪地を平滑化した後のサーフェス ラスターを格納します。
使用法の要件
このツールには、次のライセンスと構成が必要です。
- Creator または GIS Professional ユーザー タイプ
- 公開者、ファシリテーター、管理者ロール、またはそれと同等のカスタム ロール
- ArcGIS Image for ArcGIS Online
リソース
詳細については、次のリソースをご参照ください。