HTTP ポーラー

ArcGIS Velocity の HTTP ポーラーのデータ ソースは、指定された URL に HTTP リクエストを送信します。 これは、Web ブラウザーで同じ URL を参照して取得可能なデータを取り込みます。

GIS アナリストは、Web サーバー上の .csv ファイルに保存されている地区ポリゴンを Velocity に読み込みます。

使用上の注意

  • HTTP エンドポイントにはインターネット上で外部からアクセスできなければなりません。
  • ポーリング対象の HTTP レスポンスまたはファイルのサイズが 16 MB を超えていてはなりません。 ポーリング対象のデータまたはファイルが 16 MB を超えている場合、フィーチャは取り込まれません。
  • ソースの接続パラメーターを構成したら、入力データを構成して、スキーマとキー パラメーターを定義します。
  • [URL パラメーター][カスタム ヘッダー] パラメーターはどちらも、ビッグ データ解析の繰り返しをスケジュール設定するため、解析のグローバル変数を使用できます。 解析が実行されるとき、これらのグローバル変数はエポック時間 (UTC の 1970 年 1 月 1 日からのミリ秒) に変換されます。 使用可能な解析変数と、それらが表す時間の概要を以下に示します。
    • $analytic.AnalyticLastScheduledStartTime - 解析の最後の実行についてスケジュールされた開始時間。
    • $analytic.AnalyticScheduledStartTime - 解析の現在の実行についてスケジュールされた開始時間。
    • $analytic.AnalyticLastEndTime - 解析の最後の実行が終了した時間。
    • $analytic.AnalyticStartTime - 解析の現在の実行が開始した時間 (これと $analytic.AnalyticScheduledStartTime との相違はスタートアップ遅延です)。
  • OAuth 認証を使用する場合:
    • HTTP ポーラー ソースは、Client Credentials グラント種別または Password グラント種別に準拠した OAuth 2.0 for HTTP エンドポイントを使用した認証をサポートします。 これらの OAuth グラント種別は、アクセス トークンを取得するための HTTP リクエストの構成を含むパターンに準拠します。 これらは、通常 HTTP ポーラー ソース タイプの一部として構成されるデータ リクエストに付加されます。
    • アクセス トークン リクエストの構成時に、OAuth 認証サーバーからのレスポンスに含まれるアクセス トークンを特定するよう求められます。
    • データ リクエストの構成に戻るとき、グローバル変数 $accessToken を使用して、アクセス トークンが使用される場所を定義する必要があります。 これは多くの場合、Authorization カスタム ヘッダーの Bearer $accessToken 値に含まれています。 $accessToken は、POST 本文、URL パラメーター、および URL 自体 (たとえば https://<<company.domain>>/$accessToken/<<method>>?<<url params>>) でも使用できます。

パラメーター

パラメーター説明データ タイプ

URL

外部からアクセス可能な HTTP エンドポイントの完全 URL。

このパラメーターは、$accessToken グローバル変数をサポートしています。

String

HTTP メソッド

HTTP エンドポイントに対して使用する HTTP メソッドで、[GET] または [POST]

[POST] を選択した場合、メッセージの本文を指定することができます。

String

POST body

POST HTTP リクエストを送信するときに含めるメッセージの本文。

x-www-form-urlencoded やその他の一般的なテキスト コンテンツ タイプを選択できます。 Content-type ヘッダーも設定されます。

このパラメーターは、[HTTP メソッド] パラメーターが [POST] に設定されている場合にのみ適用されます。

このパラメーターは、解析および $accessToken グローバル変数をサポートしています。

String

認証

HTTP エンドポイントへのアクセスに使用する認証の種類。 認証オプションには、[なし][基本][証明書]、および [OAuth] があります。

String

ユーザー名

HTTP エンドポイントにアクセスするためのユーザー名。

このパラメーターは、[認証] パラメーターが [基本] に設定されている場合にのみ適用されます。

String

パスワード

HTTP エンドポイントにアクセスするためのパスワード。

このプロパティは、[認証] パラメーターが [基本] に設定されている場合にのみ適用されます。

パスワード

証明書の URL

HTTP エンドポイントにアクセスするためのクライアント証明書の場所の URL。

このパラメーターは、[認証] パラメーターが [証明書] に設定されている場合にのみ適用されます。

String

パスワード

クライアント証明書のパスワード (設定されている場合)。

このパラメーターは、[認証] パラメーターが [証明書] に設定されている場合にのみ適用されます。

パスワード

カスタム ヘッダー

指定した HTTP エンドポイントに送信される HTTP リクエストに含めるオプションのカスタム ヘッダー。

たとえば、カスタム ヘッダーを使用して、サード パーティ API キーや認証ヘッダーを指定できます。

このパラメーターは、解析および $accessToken グローバル変数をサポートしています。

キーと値のペア

URL パラメーター

指定した HTTP エンドポイントに送信される HTTP リクエストの URL に含める、オプションの URL パラメーター。

パラメーターは [URL] パラメーターでも設定できますが、ここで入力された URL パラメーターは [URL] パラメーターに指定された一致するパラメーターをオーバーライドします。

ここで定義されるパラメーターは、常に URL エンコードされます。

このパラメーターは、解析および $accessToken グローバル変数をサポートしています。

キーと値のペア

検討事項および制限事項

  • HTTP エンドポイントにはインターネット上で外部からアクセスできなければなりません。
  • OAuth を使用してソースを作成する際は、以下に注意してください。
    • 作成時に、認証サーバーと関連付けられたデータ エンドポイントへの複数のリクエストが発生します。 一部の API では、特定のリクエストに対するレート制限が実装されており、これがフィードの作成に影響する可能性があります。
    • セキュリティ上の理由から、アクセス トークンの POST ボディは、認証パラメーターを編集する際に再構成する必要があります。