ArcGIS Velocity の Kafka フィード タイプは、外部からアクセス可能な Kafka ブローカーからのメッセージを登録して使用します。 Kafka はオープンソースの分散ストリーミング プラットフォームであり、これを使用して以下を実行できます。
- トピックを介してメッセージのストリームを公開および登録します。
- メッセージのストリームを確実に格納します。
- メッセージのストリームを処理します。
Kafka の詳細については、Apache Kafka ドキュメントをご参照ください。
例
以下は、Kafka フィードの使用例です。
- データ アナリストは、Kafka ブローカーを介してセンサー データを取り込みます。
- 物流部門は、車両の位置情報や属性情報を使用するように Kafka フィードを構成します。
使用上の注意
Kafka フィードを操作する際は、次の点に留意してください。
- このフィード タイプは Confluent Kafka への接続性をサポートします。
- 複数のトピックに単一の Consumer グループを使用しないでください。 トピックごとに Consumer グループを作成します。
- 複数の Consumer (Velocity Kafka フィードは 1 つの Consumer) が単一の Consumer グループを使用してトピックからのデータを使用している場合、各 Consumer (またはフィード) は、トピックのパーティション数に応じてデータの一部のみを受け取ります。
- 同じ Consumer グループを使用しているトピックの Consumer がパーティション数より多い場合、一部の Consumer はデータを受け取りません。
- Velocity Kafka フィードで参照されている同じ Consumer グループを Velocity の外部で使用しないでください。
- フィードの接続パラメーターを設定した後で、「入力データの構成」を参照して、スキーマとキー パラメーターの定義方法について確認してください。
パラメーター
以下は、Kafka フィードのパラメーターです。
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
---|---|---|
ブローカー | server:port として指定された Kafka ブローカーのカンマ区切りリスト (例: machine1.domain.com:9092,machine2.domain.com:9092)。 | String |
トピック | Velocity がメッセージを使用する Kafka トピック。 | String |
Consumer のグループ ID (オプション) | Velocity がメンバーとして参加させる Kafka Consumer グループ。 | String |
認証 | HTTP エンドポイントにアクセスするために使用される認証の種類を指定します。 認証オプションには、[なし]、[SASL/PLAIN]、[SASL/SCRAM-SHA-256]、および [SASL/SCRAM-SHA-512] があります。 | String |
SSL の使用 | Kafka ブローカーに接続する際に SSL (SASL_SSL) を使用するかどうかを指定します。 注意:これは、ブローカーの指定されたポートでの構成と一致する必要があります。 false の場合、Velocity はプレーンテキストを使用して接続します | Boolean |
ユーザー名 | Kafka ブローカーにアクセスするためのユーザー名。 このパラメーターは、[認証] が [SASL/PLAIN]、[SASL/SCRAM-SHA-256]、または [SASL/SCRAM-SHA-512] に設定されている場合にのみ適用されます。 | String |
パスワード | Kafka ブローカーにアクセスするためのパスワード。 このパラメーターは、[認証] が [SASL/PLAIN]、[SASL/SCRAM-SHA-256]、または [SASL/SCRAM-SHA-512] に設定されている場合にのみ適用されます。 | String |
検討事項および制限事項
Kafka ブローカーにはインターネット上で外部からアクセスできなければなりません。