フィードの詳細とステータス

既存のフィードを ArcGIS Velocity で開くと、フィードの構成設定や管理機能が表示されます。 ここでは、編集、クローン作成 (コピーの作成)、共有、削除、フィードの開始および停止などを行うことができます。 新しいリアルタイム解析にフィードを追加したり、マップ ビューアーで開いてマップ上にデータを可視化したりすることもできます。 さらに、[ログ] ページや [メトリクス] ページで、その他のフィード情報を確認することができます。

フィードの編集

フィードを編集するには、フィードの [詳細] ページにある [編集] ボタンをクリックします。 構成ウィザードでフィードが開きます。 フィードの接続パラメーターの更新、受信データのリサンプリング、スキーマの調整、キー フィールドの更新、フィード名の変更を行えます。

フィードを編集するプロセスは、新しいフィードを定義するときと同様ですが、変更を行わずに次のステップに進んだ場合、以降のステップを再構成する必要はありません。

注意:

フィードを編集する際に、接続パラメーターを変更した場合、Velocity によって接続が自動的に再テストされてデータがリサンプリングされます。 新しいサンプルによって、現在構成しているものとは異なるスキーマが作成された場合、現在のスキーマを保持するか、新しいスキーマを上書きできます。

現在のスキーマに上書きした場合、[キー フィールドの識別] のステップで設定を再適用する必要が生じることがあります。

フィードの詳細

フィードの構成は、フィードの [詳細] ページの次の 4 つのセクションに表示されます。

  • [フィードの詳細] - フィード タイプに基づいたフィードの接続パラメーター。
  • [形式の詳細] - データ形式とデータ解析の構成。 これには、区切りデータのフィールド区切り文字や、JSON データの場合のルート ノードなどがあります。
  • [ジオメトリの詳細] - フィードのジオメトリ パラメーター。 このパラメーターには、ジオメトリ タイプ、空間参照 (WKID)、および構築方法が含まれています。
  • [スキーマの詳細] - フィードに定義されている属性のリスト。 このリストには、構成ウィザードで行われたフィールドの名前変更や削除などの変更が含まれています。 [START_TIME][END_TIME][TRACK_ID] の各キー フィールドの取得元のフィールドも示されます。

フィードのログ

実行中のフィードのログは、[ログ] ページで確認できます。 一般的なログとしては、受信データで必要なジオメトリや日時情報が欠落している場合のメッセージ解析エラーや警告などがあります。

[情報][デバッグ][エラー] などのレベルによってログをフィルター処理したり、過去 1 時間または過去 1 日などのさまざまな時間範囲でログを表示したりすることができます。 フィードなどのアイテムを実行したときのログは最大 7 日分表示できます。

フィード メトリクス

[メトリクス] ページには、実行中のフィードのメトリクスが表示され、現在のイベント レートなどのメトリクスや、メトリクスの時間による変化を確認できます。 現在のイベント レートは、過去 5 分間にわたる 1 秒ごとのイベントまたはメッセージ数を反映します。 長い時間にわたって平均化が可能なメトリクスには、1 秒ごとのイベント数、1 秒ごとの属性数、1 秒ごとのキロバイト数が含まれます。 これらのメトリクスは、過去の時間、日、週、または最後の開始以降について表示できます。

時間で平均化されたメトリクスは、期間全体、またはフィードの現在の実行時間の、いずれかの短い期間の平均化された値を表しています。 たとえば、メトリクスが直近 1 時間の相対的な表示で、フィードが 27 分間実行されていた場合、報告されたメトリクスは 1 時間全体ではなく、27 分間の実行時間を平均化して表示されます。