ArcGIS Experience Builder の 2024 年 11 月の更新には、以下に示す新しい機能、ウィジェットおよび機能拡張が含まれています。
- アクセシビリティ - ブックマーク ウィジェット、検索ウィジェット、スワイプ ウィジェットの 3 つのウィジェットでもアクセシビリティ機能がサポートされるようになりました。 このリリースでは、その他のウィジェットの設定でもアクセシビリティのサポートが追加されました。 ボタン ウィジェットでは、[ページの先頭にリンク] 設定とボタンをクリック メッセージ アクションでキーボード ナビゲーションがサポートされます。 フィルター ウィジェットでは、[水平] および [アイコン] 配置スタイルでアクセシビリティ機能がサポートされます。 テキスト ウィジェットでは、見出しレベルを定義できるようになりました。 このリリースでは、ビュー ナビゲーション ウィジェットとメニュー ウィジェットのコード構造が最適化されてそのアクセシビリティが改善されました。 アクセシビリティに配慮したエクスペリエンスを作成するには、次のいずれかの全画面テンプレートを使用することをおすすめします: ビルボード、ダート、折りたたみ可能、ジュエリーボックス、ローンチパッド、プラトー、ポケット、タブ。
- アクション - データの編集アクションが追加されました。 この新しいデータ アクションを使用して、別のウィジェットのフィーチャを選択し、編集ウィジェットを開いて、フィーチャの編集を開始することができます。 ターゲットの編集ウィジェットがウィジェット コントローラー ウィジェットに含まれ、ソース ウィジェットと同じデータ ソースに接続されている必要があります。 テーブル ウィジェットがテーブルに表示データ アクションでそのテーブル ウィジェット自体をターゲットにすることができるようになりました。 これにより、たとえば、いくつかのレコードを選択し、それらを同じテーブルの新しいシートに表示することができます。 ズームなどの一部のメッセージ アクションで、トリガー データを選択するよう求められるようになりました。 トリガー データとは、メッセージ アクションのトリガーとなるデータです。 これは、ソース ウィジェットに接続されているすべてのデータの場合と、一部の特定のデータの場合があります。 マップ上に表示データ アクションを使用して、別のウィジェットのフィーチャをマップ ウィジェットに表示した場合、そのマップに追加したフィーチャもレイヤー リストに表示されます。 リスト ウィジェットでフィーチャを選択解除すると、ズーム メッセージ アクションまたは画面移動メッセージ アクションが構成されているマップ ウィジェットがデフォルトの範囲に戻るようになりました。 また、保留中リストに移動したウィジェットは、メッセージ アクションを追加する際に選択可能なターゲットとして表示されません。 すでにメッセージ アクションのターゲットになっているウィジェットを保留中リストに移動した場合、そのウィジェットを保留中リストに移動したデバイス モードでのみ、メッセージ アクションがオフになります。
- ビルダー - ボタン ウィジェット、メニュー ウィジェット、ビュー ナビゲーション ウィジェット、ウィジェット コントローラー ウィジェットの設定で、[高度な設定] の下にあるいずれかのセクションが使用できない場合、その設定はテーマと同期しています。 高度な設定をカスタマイズすると、カスタマイズした各セクションの横に新しい [リセット] ボタンが表示されます。 このボタンをクリックすると、テーマのスタイルに戻ります。
- データ ソース - Experience Builder でサブタイプ グループ レイヤーがサポートされるようになりました。 多くのウィジェットで、データ ソースへの接続方法が統一され、改善されました。 編集ウィジェット、フィーチャ情報ウィジェット、マップ レイヤー ウィジェット、検索ウィジェット、選択ウィジェット、テーブル ウィジェットで、個々のデータ ソースに接続したり、マップ ウィジェットを操作したりすることが可能になりました。 マップ ウィジェットを操作する場合、操作元のウィジェットが現在のページ上の 1 つ目のマップに自動的に接続し、マップのデータと同期します。
- 高速モード - 高速モードは、最も基本的な機能の設定だけを行う新しいアプリ編集モードです。 これは、効率的にアプリを作成することを目的とした簡略版の Experience Builder です。9 つのマップ中心テンプレートから選択できます。 ウィジェットは各テンプレートの特定の場所に追加でき、各テンプレートは中画面デバイスと小画面デバイス用に最適化されています。 高速モードで開始した後で、Experience Builder アプリのすべての編集機能にアクセスする必要が生じた場合、アプリを高速モードからフル モードに切り替えることができます。 ただし、アプリをフル モードから高速モードに切り替えることはできません。
- スタイル設定 - ウィジェットのスタイル設定で、ウィジェット パネルの枠線のすべての辺を同時にスタイル設定するか、個別にスタイル設定することが可能になりました。 この機能強化は、[コンテンツ] 設定に枠線の設定があるウィジェット (リスト、カード、ボタン、ビュー ナビゲーション) にも適用されます。
- テンプレート - エディフィス全画面テンプレート、ヴィスタ マルチページ テンプレート、2 つの新しいスクロール ページ テンプレート (リキャップおよびスカイライン) が追加されました。
- URL パラメーター - zoom_to_selection パラメーターが追加されました。 選択したフィーチャにすべてのマップでズームするには、zoom_to_selection=true をアプリの URL に追加します。 選択したフィーチャにすべてのマップで画面移動するには、zoom to selection=false を追加します。 ビルダーの左側にある [一般] タブの [URL ステータスの管理] の下に [選択フィーチャにズーム] チェックボックスが追加されました。 このチェックボックスは、[データの選択] をオンにした場合に表示されます。 ユーザーがフィーチャを選択したときに zoom_to_selection=true パラメーターをアプリの URL に含めるには、このチェックボックスをオンにします。
ウィジェット
その他の改善として、次の新しいウィジェットと更新されたウィジェットがあります。
- アコーディオン ウィジェット (新規) - 他のウィジェットを展開および折りたたみボタンが付いた縦並びのメニューに整理するのに使用できるレイアウト コンテナーです。
- データ追加ウィジェット - 実行時に、追加された各データ ソースの [名前の変更] ボタンをウィジェット パネルに表示できます。
- 解析ウィジェット - 追加したカスタム ジオプロセシング ツールの名前をウィジェットの設定で編集できます。 ジオプロセシング ツールはさまざまなエラー メッセージ、警告メッセージ、ステータス メッセージを返すことがあり、カスタム ツールからユーザーに表示されるメッセージの種類を選択できるようになりました。 このウィジェットでは、カスタム ジオプロセシング ツールの入力データと出力データとして、GPArealUnit、GPMultiValue:GPArealUnit、GPComposite の 3 つの新しいデータ タイプがサポートされます。
- ベースマップ ギャラリー ウィジェット - ベースマップをインポートする際に、検索語句との関連性、更新日、タイトル、ビュー数、または所有者によってベースマップを並べ替えることが可能になりました。 最後の 4 つのカテゴリでは、並べ替え方向を選択することもできます。 さらに、URL によってベースマップを追加することができます。 このウィジェットでは、VectorTileLayer、ImageryLayer、ImageryTileLayer、TileLayer、MapImageLayer の 5 つのタイプの URL によるベースマップ レイヤーがサポートされています。 URL によって追加したベースマップの属性 (ラベルやサムネイルなど) を編集できます。
- ブックマーク ウィジェット - グリッド テンプレート、ギャラリー テンプレート、スライド テンプレート内のブックマークでブックマーク名を非表示にできます。 選択したテンプレートでブックマーク名または説明がサポートされている場合、フォント、スタイル、色、サイズをカスタマイズできます。 リスト テンプレートでブックマーク アイコンを非表示にできます。 グリッド テンプレートとギャラリー テンプレートで高度な配置設定が可能になりました。 接続されている Web マップまたは Web シーンのブックマーク サイズ設定を適用できます。 ブックマーク ウィジェットは現在のページにある 1 つ目のマップ ウィジェットに自動的に接続し、デフォルトで、そのマップのすべてのブックマークを表示します。 ブックマークのタイトル、説明、画像をカスタマイズする設定が強化され、さらにユーザー フレンドリーになりました。
- Business Analyst ウィジェット - 移動時間バッファーの計算方法が増えました。 運転時間、運転時間 (未舗装道路使用)、トラック輸送時間に基づいてバッファーを計算できます。 この 3 つでは、移動方向 (施設からまたは施設へ) を選択できます。 さらに、移動時間の計算に交通量 (ライブ交通量または特定の時刻や曜日における通常の交通量に基づく) を含めることができます。 交通状況として時間オフセットを設定できます。
- 座標ウィジェット - 新しい [正方向変換を使用] 設定を使用して、測地基準系変換を正方向で行うか逆方向で行うかを指定できます。 追加した各座標系のラベルを入力できます。デフォルトでは、座標系名がラベルになります。
- チャート ウィジェット - レイヤーのシンボルを使用してチャートに色を適用できるようになりました。 カテゴリ フィールドを日付フィールドにしたときに、バー チャートとカラム チャートで時間ビニングがサポートされるようになりました。 ライン チャートでは、数値フィールドをカテゴリ フィールドとして使用する場合、軸上の連続値または離散値としてフィールドを数値解析することができます。 解析とは、数値の文字列表現を数値表現に変換するプロセスのことです。 X 軸と Y 軸のラベルをオフにすることができます。 シリーズ チャートでは、空の (データ ポイントが含まれていない) シリーズをチャートと凡例で非表示にすることができます。 このウィジェットでは、データに基づいてデフォルトのタイトルが生成されるようになりました。 このタイトルはウィジェットの設定で変更できます。 補助ガイドのラベルをカスタマイズ (色、スタイル、サイズを変更) できるようになりました。 また、チャート ウィジェットでは個数以外の統計で ID フィールドの使用がサポートされなくなりました。 これを行う既存のチャートがある場合、チャートが失敗することがあり、ウィジェットを再構成する必要があります。
- ルート案内ウィジェット - ウィジェットの設定で、マップ レイヤー ウィジェットやマップ ウィジェットの [レイヤー] ツールなどのレイヤー リストに、ルート案内ウィジェットによって作成されたルート レイヤーを表示することができます。
- 描画ウィジェット - マップ上にテキストを書き込むためのテキスト描画ツールが追加されました。 このツールには、フォント、フォント サイズ、色、アウトライン幅、アウトライン色、不透明度、背景色、背景の不透明度をカスタマイズできる一般的なテキスト書式設定オプションが含まれています。 さらに、描画したフィーチャをレイヤーとして、マップ レイヤー ウィジェットやマップ ウィジェットの [レイヤー] ツールなどのレイヤー リストに表示できるようになりました。
- 編集ウィジェット - 個々のデータ ソースを接続したり、マップ ウィジェットを操作したりすることができます。 編集ウィジェットをマップ ウィジェットに接続した場合、マップ ウィジェットのすべてのレイヤーが、編集ウィジェットと自動的に同期します。 特定のマップ レイヤーだけをウィジェットに接続したい場合、[レイヤーの選択] パネルを開き、[レイヤーのカスタマイズ] をオンにすることができます。 ウィジェットを最初に読み込むときに [ツールチップの有効化] オプションをデフォルトでオンにすることができます。 選択したライン フィーチャとポリゴン フィーチャの頂点を表示できます。 頂点をドラッグ、追加、削除することができます。 ウィジェットの設定で関連する編集機能をオンにした場合にのみ、[フィーチャの編集] および [フィーチャの作成] セクションが実行時にウィジェット パネルに表示されるようになりました。
- 標高断面ウィジェット - 複数の標高レイヤーから標高断面を生成できます。 実行時にデータの追加ウィジェットを使用して追加したレイヤーからラインを選択し、それらのラインを使用して標高断面を生成することができます。 [選択可能レイヤー] の下に新しい設定 [次に選択可能なものをハイライト表示] が追加されました。 次に選択可能な接続されたライン セグメントをハイライト表示するかどうかを選択できます。
- フィーチャ情報ウィジェット - 新しい [インデックスの表示] 設定を使用して、レイヤー内のフィーチャの総数を表示できます。
- フィルター ウィジェット - 実行時にユーザーに独自のフィルター項目を作成させる場合は、ウィジェットの設定でカスタム フィルターを追加できます。 カスタム フィルターを追加する場合、データを選択し、実行時にユーザーは式ビルダーを使用して項目と項目セットを追加することができます。
- グリッド ウィジェット - ウィジェット ツールバーにある新しいグリッド アイテムを追加するボタンの名前が [横方向に分割] および [縦方向に分割] から [後に挿入] および [下に挿入] に変更されました。 さらに、アプリが小画面デバイスで表示されている場合に最初に表示するグリッド アイテムを選択できます。
- マップ ウィジェット - ポップアップを [デフォルト] ドッキング位置に表示するか、[カスタム] に切り替えて、マップ ウィジェットのフレーム内の 6 つのアンカー ポイントのいずれかを選択することができます。 デフォルト位置は、大画面デバイスと中画面デバイスではマップの右上隅、小画面デバイスではマップの下部です。 zoom_to_selection URL パラメーターで、recordID に基づいた選択 (id)、他のフィーチャとの相対的な位置に基づいた選択 (geometry)、属性に基づいた選択 (where) の 3 つの選択タイプすべてがサポートされるようになりました。 別のウィジェットで、マップ ウィジェットをターゲットとするレコード選択の変更トリガーとズームまたは画面移動アクションを構成した場合、[選択が解除されたら、最初のマップ範囲に戻ります] をオンにできるようになりました。 その場合、選択を解除するとただちに、ズームまたは画面移動が最初の範囲に自動的に戻ります。 マップ上に表示メッセージ アクションまたはデータ アクションを使用して、別のウィジェットのフィーチャをマップ ウィジェットに表示した場合、そのマップに追加したフィーチャもレイヤー リストに表示され、新しい設定 [操作レイヤーとして設定] を使用してこれらのレイヤーのポップアップを有効にすることができます。 ズームや画面移動などの一部のメッセージ アクションで、トリガー データを選択するよう求められるようになりました。 トリガー データとは、メッセージ アクションのトリガーとなるデータです。 これは、ソース ウィジェットに接続されているすべてのデータの場合と、一部の特定のデータの場合があります。 レコード選択の変更トリガーとフラッシュまたはフィルター アクションを構成した場合、新しい自動設定を使用して、ソース ウィジェットからのデータがマップ ウィジェットに存在する場合にウィジェットを点滅させるかフィルターすることができます。 スペースを節約するため、マップ ウィジェットの設定パネル内の設定はデフォルトで折りたたまれています。
- マップ レイヤー ウィジェット - レイヤーごとにポップアップのオン/オフを切り替えることができます。 あるレイヤーのポップアップをオンにした場合、そのレイヤーのフィーチャをクリックするとポップアップが表示されます。
- メニュー ウィジェット - ウィジェットの背景の枠線の半径をピクセルまたはパーセントで入力できます。
- マイ ロケーション ウィジェット - ベータ版でなくなりました。 レイヤーの表示設定は、マイ ロケーション ウィジェットとスワイプ ウィジェット、マップ レイヤー ウィジェット、マップ ウィジェットの間で同期します。 1 つのウィジェットでレイヤーを非表示にした場合、他のウィジェットでも非表示になります。 マップ レイヤー ウィジェットやマップ ウィジェットの [レイヤー] ツールなど、他のウィジェットのレイヤー リストに、マイ ロケーション ウィジェットによって作成された [位置] レイヤーと [パス] レイヤーを表示できるようになりました。
- 近隣検索ウィジェット - データ ソースに関連データがあり、Map Viewer のポップアップで関連レコードを構成する場合、近隣検索ウィジェットで関連レコードを表示できます。 入力位置と交差するポリゴンを結果に含めることができます。 表示がオフになっているレイヤーのフィーチャを解析結果に含めることができます。 解析の実行中に読み込み中ボタンが表示されるようになりました。 解析に時間がかかりすぎている場合、このボタンをクリックすることで解析をキャンセルできます。 さらに、このウィジェットではこの他に、ズーム、画面移動、マップ上に表示、位置の設定、ルートの計画の 5 つのデータ アクションもサポートされています。
- クエリ ウィジェット - データ追加ウィジェットで追加したレイヤーなど、ユーザーがランタイム データに対して空間フィルターを実行できるようにすることができます。
- 検索ウィジェット - 個々の検索ソースを追加したり、マップ ウィジェットを操作したりすることができます。 マップ ウィジェットに接続した場合、検索ウィジェットではデフォルトで、マップの検索ソースとしてすでに構成されているレイヤーとロケーターが使用されます。 検索ソースを変更する場合、[検索ソースのカスタマイズ] をオンにしてから、表示されたリストで使用可能なソースを選択するか、[新しい検索ソース] をクリックして新しいソースを追加することができます。 また、[データの選択] パネルでは、Web マップまたはサービスをクリックして、そのすべてのレイヤーを検索ソースとして同時に追加することができます。 結果パネルをオンにすることなく、ユーザーが検索を実行したときの最初の結果を自動的に選択できます。 ArcGIS World Geocoding Service を使用している場合、国コードを入力して、その国に結果を絞り込むことができます。
- 選択ウィジェット - このウィジェットを個々のデータ ソースに接続したり、マップ ウィジェットを操作することができます。 マップ ウィジェットに接続した場合、接続されているマップまたはシーンに表示されているすべてのレイヤーが、選択ウィジェットと自動的に同期します。 [レイヤーのカスタマイズ] をオンにして、選択可能にするレイヤーを選択することができます。
- サイドバー ウィジェット - レコード選択の変更トリガーを使用するサイドバーを開くメッセージ アクションを構成する場合は、トリガー データを選択するよう求められます。 トリガー データとは、メッセージ アクションのトリガーとなるデータです。 これは、ソース ウィジェットに接続されているすべてのデータの場合と、一部の特定のデータの場合があります。 さらに、ウィジェット パネルのパーセントに基づいてサイドバーのサイズを設定することができます。
- テーブル ウィジェット - 個々のレイヤーを接続したり、マップ ウィジェットを操作することができます。 マップ ウィジェットに接続した場合、マップ ウィジェット内のすべての Web マップまたは Web シーンがテーブル ウィジェットの設定内のリストに表示されます。 必要に応じて、テーブルに表示するレイヤーをこれらのマップやシーンから選択できます。 また、テーブル ウィジェットはテーブルに表示データ アクションでそのテーブル ウィジェット自体をターゲットにすることができます。 これは、いくつかのレコードを選択し、それらを同じテーブルの新しいシートに表示する場合などに便利です。 新しい [マップ範囲によるフィルター] ツールを使用して、現在のマップ範囲に基づいてテーブルをフィルターできます。
- テキスト ウィジェット - 見出しと段落の書式設定をテキストに適用できます。 6 種類の見出しレベルを適用できます。 テキスト ボックス全体を選択した場合、テキストのフォント色がリストの黒丸と番号にも適用されるようになりました。
- タイムライン ウィジェット - 個々のデータ ソースを接続したり、マップ ウィジェットを操作したりすることができます。 マップ ウィジェットに接続した場合、タイムライン ウィジェットはマップ ウィジェットのすべての時間対応データと自動的に同期します。 データを視覚化する新しい方法として [現在のフィーチャを表示] が追加されました。 このオプションを使用した場合、ある時点のデータのみがウィジェットで表示されます。 タイムラインに、スライダーに沿って移動する点が表示されます。 さらに、実行時にウィジェットが初めて読み込まれる際に適用されているタイムライン フィルター オプションをデフォルトでオンにするかオフにするかを選択できるようになりました。 ウィジェットの表示精度のレベルを、年から秒の範囲で設定できます。
- ビュー ナビゲーション ウィジェット - ウィジェットの背景の枠線の半径をピクセルまたはパーセントで入力できます。
- ウィジェット コントローラー ウィジェット - コントローラー内のウィジェットを整列できます。 配置の違いに気付くのは、コントローラーの幅または高さがウィジェットの全長より大きい場合だけです。 ウィジェットが多すぎてコントローラーの長さに収まらない場合、すべてのウィジェットをナビゲートするための矢印を追加したり、[その他のウィジェット] というラベルの付いたボタンをコントローラーの末尾に追加したりすることが可能になりました。 ユーザーがこのボタンをクリックすると、残りのウィジェットがリストされたウィンドウが表示されます。 ウィジェットを開くメッセージ アクションを構成する場合に、トリガー データを選択するよう求められるようになりました。 トリガー データとは、メッセージ アクションのトリガーとなるデータです。 これは、ソース ウィジェットに接続されているすべてのデータの場合と、一部の特定のデータの場合があります。 さらに、ウィジェット ツールバーに [ウィジェットの管理] ボタンが追加されました。 このボタンをクリックして、コントローラー内のすべてのウィジェットのリストを表示することができます。 ウィジェットの順序変更、削除、グループ化を行えます。 コントローラー内にグループを作成するには、[ウィジェットの管理] パネルでウィジェットを別のウィジェットの上にドラッグします。 グループはアコーディオン ウィジェットのようなものです。 グループを使用することで、コントローラーの 1 つのパネルに複数のウィジェットを配置できます。 グループにはアコーディオン ウィジェットと同じ設定がすべて備わっていますが、唯一の違いとして、ページ アウトラインに [グループ] という名前が表示されます。 コントローラー内のグループをクリックすると、そのグループ内のウィジェットが、展開/折りたたみボタンが付いた縦並びのメニューに表示されます。