新機能

ArcGIS Experience Builder の更新には、新しいウィジェット、新しいテンプレート、および追加のウィジェット設定が盛り込まれています。 以下にその一部を紹介します。

  • ビルダー - Map ViewerScene Viewer、マップ アイテム ページ、またはシーン アイテム ページから直接自動的に入力されたマップ ウィジェットがあるエクスペリエンスを作成します。 エクスペリエンスの URL にオリジナル ID 番号の代わりにカスタム ページ、ビュー、およびウィンドウ ラベルが表示されるようになりました。 ラベルを更新すると、アプリの URL は変化しますが、アプリを変更し再公開したあとでも既存の URL は機能します (共有リンクは壊れません)。 公開されたアプリで、ブラウザーのタブに現在のページの名前が表示されます。 保存されていない変更があるエクスペリエンスまたはテンプレートを、新しいアイテムとして保存できるようになりました。 挿入ウィジェット パネル内のウィジェットは、用途に応じて、マップ中心、データ中心、ページ エレメント、メニューとツールバー、レイアウト、セクションの 6 つの新しいカテゴリにグループ化されます。 ウィジェットやページなどのエレメントをコピーまたは複製すると、エレメントには連番ルールが適用されます。 たとえば、マップ 1 を複製するとマップ 2 が生成されます。マップ 2 がすでに存在する場合はマップ 3 が生成されます。
  • カスタム ウィジェット - Experience Builder のカスタム ウィジェットをポータルに追加できるようになりました。 つまり、アプリを作成する際にビルダーの環境でカスタム ウィジェット選択できます。
  • データ ソース - エクスペリエンスのレイヤーの順序で、マップまたはシーンに保存されているレイヤーの順序が優先されるようになりました。
  • 動的コンテンツ - 式ビルダーでは、カスタム式の数値を書式設定できるようになりました。 小数点以下の表示桁数、桁区切り記号や単位の追加を制御できます。
  • ギャラリー - ギャラリー内のエクスペリエンスを右クリックして、そのエクスペリエンスを新しいタブ、新しいウィンドウ、またはシークレット ウィンドウに開いて編集できるようになりました。
  • 画像とアイコン - アップロードできる画像とカスタム アイコンの上限が 10MB になりました。 さらに、未使用の画像とアイコンをアップロード リストから削除できます。
  • ページ パネル - メニューに含まれるフォルダーまたはリンクのデフォルトのアイコンを変更できるようになりました。
  • テンプレート - 5 つの新しいデフォルト テンプレートが提供されます。 2 つのテンプレートが全画面 (ボヤージュ) およびスクロール ページ (バケーション) で、フライ コントローラー ウィジェットを使用します。 ボヤージュとバケーションには、それぞれのテンプレートをサンプル データで示すための対応するパブリック アプリ テンプレートが用意されています。 データ コレクターは、編集ウィジェットとマップ ウィジェットを備えた全画面ページ テンプレートです。 シーカーは、検索ウィジェットを備えた Web ホーム ページのように設計されたスクロール ページ テンプレートです。 ブッキングは、データのふるい分けに役立つ検索ウィジェットとフィルター ウィジェットを備えた複数ページのレイアウトを提供します。 テンプレート ギャラリー内で、デフォルトのテンプレートはすべて、空白、WAB クラシック、マップ中心、ダッシュボード、Web ページ、Web サイトの 6 つのカテゴリに分けられました。 モニターなど、いくつかのテンプレートは複数のカテゴリに属します (マップ中心とダッシュボード)。
  • ウィンドウ - ウィンドウに追加のガイダンス、情報、またはデータを提供する 2 つの新しいテンプレートが用意されています。
  • スクリーン グループ - スクリーン グループ全体をカスタム レイアウトの保留リストに移動できます。 パネルのない空白のスクリーン テンプレートが用意されています。
  • パフォーマンス - データ追加時のデータ ソースの読み込みと検索のパフォーマンスが改善されています。
  • 印刷 - 新しい印刷プレビュー モードが提供されます。画面グループなどの特殊なレイアウトが整理され、公開した状態や起動したドラフトを表示する際に、アニメーションと自動再生が削除されます。 印刷プレビューは、リンクの設定のオプションです。
  • 言語 - ブルガリア語のサポート。

ウィジェット

その他の改善として、次の新しいウィジェットと更新されたウィジェットがあります。

  • ルート案内ウィジェット (新機能) - 最短の徒歩時間、運転距離などに基づき、2 つ以上の地点間のターンごとのルートを計算します。
  • 描画ウィジェット (新機能) - 2D マップと 3D Web シーン上に、ポイント、ライン、ポリゴンのシンプルなグラフィックスを作成します。 描画したグラフィックスの計測値 (座標位置、長さ、周長、面積) も追加できます。
  • 編集ウィジェット (新機能) - 2D および 3D データ ソースまたはマップ ウィジェットのフィーチャを作成、更新、削除できます。 マップ ウィジェットで直接編集することで、属性とジオメトリを変更できます。
  • 標高断面ウィジェット (新規) - 入力パスから標高断面を生成し表示できます。 ユーザーは 2D Web マップまたは 3D Web シーン上でラインを描画または選択できます。
  • フロア フィルター ウィジェット (新機能) - ArcGIS Indoors で作成されたフロア対応マップを探索できます。
  • 方向付き画像ウィジェット (新機能) - 傾斜、道路側、検査など、あらゆる角度から撮影した画像、および 2D マップと 3D シーンの 360 度画像を操作および視覚化できます。
  • 検索ウィジェット (新機能) - マップまたはページ上の任意の場所に配置されます。特定のレイヤーとロケーターで構成されたこのウィジェットを使用すると、ユーザーはフィーチャ、レコード、または位置を検索できます。 アプリ内で検索結果を表示する方法と場所を定義できます。
  • 適合性モデラー ウィジェット (新規) - 複数のファクターを一度に評価できるように、さまざまなレイヤーを組み合わせて重み付けできます。 ユーザーは、アクティビティに最適な場所の検索、危険性の予測、事象が発生する可能性が高い場所の識別などを実行できます。
  • チャート ウィジェット - 散布図、パイ チャート、ライン チャートとエリア チャートをサポートしており、標準、コンパクト、指数、エンジニアリングを含む、数値を表示する 4 つの異なる表記をサポートしています。
  • 埋め込みウィジェット - ウィジェットに配置できる HTML コードのサイズ制限が 8 KB になりました。
  • フィルター ウィジェット - フィルターを適用した後にマップ上のフィーチャにズームおよび画面移動できます。
  • 画像ウィジェット - 低、中、高、オリジナルの 4 レベルの表示品質から選択して、画像の読み込みパフォーマンスを最適化できます。 さらに、実行時の画像読み込みの際、画像が完全に読み込まれるまで、(標準のプレースホルダーではなく) 各画像の圧縮バージョンが読み込みマスクとして提供されます。
  • リスト ウィジェット - リスト テンプレートが並べ替えられ、特に使用頻度の高いテンプレートが上部になりました。 手動で削除する代わりに、新しいチェックボックスを使用して任意のテンプレートからデフォルトのウィジェットを削除できるようになりました。 さらに、通常状態のレイアウトを変更すると、それに合わせて選択済みおよびホバー状態が自動的に更新されるようになりました。アプリでデータが更新されたタイミングを示す最終更新ラベルを除外できます。 レコードが表示されない場合のカスタムのデータなしメッセージを構成する新しい設定があります。 また、2 次元のグリッドスタイルのリストを作成できるようになりました。
  • メニュー ウィジェット - フォルダーまたはリンクのカスタム アイコン セットを表示できるようになりました。
  • クエリ ウィジェット - 選択したフィーチャのジオメトリに基づいて、データ ソースのクエリをサポートします。 空間リレーションシップ ルールを指定することができ、エンド ユーザーは実行時にバッファー距離を設定できます。 結果 (表示するフィールドなど) と意味のある名前をデータのカスタム式に基づいてカスタマイズできます。 描画されたグラフィックスは、ユーザーが手動で消去するまでマップに残ることができようになりました。 新規ユーザーなど、特定の利用者向けの手順を提供するフィルター説明を追加できるようになりました。
  • サイドバー ウィジェット - 折りたたみボタンのアイコンと背景色をカスタマイズできるようになりました。
  • 調査ウィジェット - 調査の回答をユーザーが表示および編集することを、許可できるようになりました。
  • テーブル ウィジェット - 関連するフィーチャ レイヤーを含むシーン レイヤーがサポートされ、モバイル デバイス上、またはデータが大量にある場合のタブのレスポンシブ表示が改善されています。 編集の許可が設定されている場合、編集可能なフィールドを指定できるようになりました。 接続されたデータ ソースのポップアップ設定のフィールド名に従います。 複数のフィールドの並べ替えがサポートされます。
  • テキスト ウィジェット - テンプレートの編集時にプレースホルダー テキストのコンテンツとスタイルをカスタマイズできます。
  • ウィジェット コントローラー - ツール ラベルの複製を避けるために、ツールチップをオフにできるようになりました。 デフォルトで、ウィジェットを移動および削除することもできます。 さらに、[ウィジェットの追加] ボタンは、ウィジェット ツールバーに移動されました。

このトピックの内容
  1. ウィジェット