ArcGIS Experience Builder の更新には、新しいウィジェットとテンプレート、ウィジェットと新しいデータ アクションからの出力データ ソースのサポート、および追加のウィジェット設定とレイアウトの強化が盛り込まれています。 以下にその一部を紹介します。
- データ ソース - アプリ全体のデータ ソースを設定する際、サブレイヤーを検索したり、選択されているフィーチャ ビューを選択したり、クエリ ウィジェットやチャート ウィジェットが生成した出力データを使用したりできるようになりました。
- データ アクション - 新しいデータ アクション設定を使用して、サポートされているウィジェットにアクション メニューを提供します。エンド ユーザーは、ファイルへのエクスポートやレコードのターゲット ウィジェットへの表示など、実行時にデータを処理できます。
- レイアウト - ピクセル単位かパーセント単位を使う際にアスペクト比を設定できるようになりました。
- アウトライン - アウトライン内にあるウィジェットにポインターを合わせると、そのウィジェットがキャンバス上でハイライト表示されるようになりました。
- ページ - スクロール ページで、ウィジェットにリンクを設定して、ページ上の特定のブロックにまでスクロールするか、ページの最上部に戻ることができます。
- ウィンドウ - さまざまな画面サイズに対応できるよう、ウィンドウの配置、サイズ、レイアウトをカスタマイズできます。
- テンプレートとテーマ - アプリとページ テンプレートがさらに追加されたため、説明付きのツアーや、状況監視用の単一または複数ページのレイアウトを使用してデータを視覚化できます。
ウィジェット
キャンバスに高度なスナップ ラインが表示されるので、全画面ページ、ウィンドウ、および固定されたパネルやサイドバーのレイアウトでウィジェットの整列や正確な配置を行えます。 ウィジェットの構成では、さまざまな面で使いやすさが改善されました。 たとえば、アクション タブや自動レイアウト オプションなどの一部の設定が適切なウィジェットとレイアウトにのみ表示されるようになりました。 その他の改善として、次の新しいウィジェットと更新されたウィジェットがあります。
- チャート ウィジェット (新規) - 操作レイヤーから定量属性を視覚化して、潜在的なパターンや傾向を明らかにします。
- 座標変換ウィジェット (新規) - 複数の表記形式を使って、異なる座標系間で座標を変換できます。
- クエリ ウィジェット (新規) - 属性または空間フィルター クエリを実行することで、データ ソースから情報を取得できます。 作成されたレコード トリガーを使用すると、マップ上にクエリ結果を自動的に表示し、フィーチャにズームするなどのアクションを追加できます。
- 埋め込みウィジェット - 単一の URL エディターを使用して、接続されたデータ属性かアプリの URL パラメーターから動的 URL を作成するか、静的 URL を直接追加します。
- フィーチャ情報ウィジェット - フィーチャ情報ウィジェットがシーン レイヤーをサポートするようになりました。
- フライ コントローラー ウィジェット - 複数のポイントとパスをフライスルーに追加してルートを計画する新しいフライ モードを構成できます。
- リスト ウィジェット - さまざまな画面サイズのリスト アイテムのサイズをカスタマイズできるようになりました。 また、ユーザーがリスト内のアイテムを検索する際に、見つかった個別値あたり 1 つのエントリが結果の候補に表示されるようになりました。
- マップ ウィジェット - 視覚効果と読み込み効率のバランスを取る Web シーン用の新しい品質オプションを提供します。
- 調査ウィジェット - 既存の調査を選択する際、リストから調査のドラフトを選択でき、組織の管理者は他のメンバーが調査している調査を選択できます。
- テーブル ウィジェット - テーブル ウィジェットは、データ ケーパビリティとユーザーの資格情報をチェックすることにより、属性の編集をサポートします。 選択モードが追加されている場合は、ユーザーがテーブルの単一または複数のレコードを選択することを許可できます。 シートのフィールドを構成する際に、選択を解除したり、選択したフィールドをドラッグして順序を変更することができるようになりました。 テーブルで検索が有効になっている場合、ユーザーが検索ボックスに入力すると、検索の候補が表示されるようになりました。
- テキスト ウィジェット - テキスト ウィジェットに vw (表示幅) の新しいフォント サイズ単位が追加されました。 特定の単語だけでなく、ウィジェット全体にリンクを設定できるようになりました。