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ドキュメント フィーチャ レイヤーの作成

ドキュメント フィーチャ レイヤーは、共通のプロパティ セットを共有する AutoCAD オブジェクトの名前付きの選択セットです。 これらを作成および構成し、コンテンツの特定のサブセットを ArcGIS ProArcGIS Desktop で認識される ArcGIS 対応のフィーチャクラスとして表示することができます。 ドキュメント フィーチャ レイヤーを作成する方法はいくつかあり、それらを以下に説明します。

ドローイングでのドキュメント フィーチャ レイヤーの作成

最も構成可能なオプションは、ドキュメント フィーチャ レイヤーの作成です。

  1. リボンの [新しいフィーチャ レイヤー] ボタンをクリックします。
  2. ウィンドウで、ドローイング内のオブジェクトに一致するジオメトリ タイプを選択します。
  3. [名前] テキスト ボックスに、ドキュメント フィーチャ レイヤーの説明的な名前を入力します。
  4. [定義クエリ][新しい条件の追加] ボタンをクリックします。
  5. 表示されたインターフェイスで、プロパティを選択してドキュメント フィーチャ レイヤーを定義します。
  6. フィーチャ レイヤーに含まれるオブジェクトのグループのプロパティの値に一致する値を、プロパティ選択の右側に入力します。
  7. [フィールド] セクションで、[新規フィールドの追加] ボタンをクリックします。
  8. フィーチャ レイヤー内のオブジェクトに関連付ける属性フィールドのプロパティを入力します。

例 1

組織が取り組んでいるすべての建物を含むフィーチャがドローイングにあります。 オブジェクトは、Building という AutoCAD レイヤー上に描画されています。 ArcGIS で使用するためにこれらのオブジェクトを類似のグループにまとめることができるドキュメント フィーチャ レイヤーを作成します。 このために、Layer = Building の定義クエリを使用してポリゴン ドキュメント フィーチャ レイヤーを作成します。 各建物の名前をオブジェクトの属性として格納できる name の属性フィールドも追加します。 その結果、Buildings レイヤー上にポリゴンだけを含むドキュメント フィーチャ レイヤーが作成されます。

例 2

前の例をもとに作業すると、ドローイングには建物のすべての要素が定義されています。 CAD レイヤーの名前は Buildings です。 このレイヤーには、プロジェクトの新しい作図、提案済みの作図、および既存の作図が含まれています。 各建物は、そのステータスに基づいて異なる色で描画されます (新規 = 青、提案済み = 赤、既存 = 黄)。 ArcGIS で使用するために、提案済みの建物だけを含むドキュメント フィーチャ レイヤーを作成します。 シナリオ 1 で行ったように定義クエリを定義できます (Layer = Buildings) が、これには建物のステータス タイプに関係なくすべての建物が含まれます。 提案済みの建物については、ドキュメント フィーチャ レイヤーを Layer = Buildings として定義し、2 つ目の条件 color = red を追加する必要があります。 この新しいクエリには、赤色 (提案済み) の Buildings レイヤー上のポリゴンがすべて含まれます。

その他の作成オプション

以下に示すオプションを使用してドキュメント フィーチャ レイヤーを作成することもできます。

CAD レイヤーからフィーチャ レイヤーへ変換

ドキュメント内の既存の各 CAD レイヤー上でオブジェクト タイプごとにドキュメント フィーチャ レイヤーを作成するには、次の手順に従います。

  1. リボンの [新しいフィーチャ レイヤー] ドロップダウン ボタンをクリックします。
  2. [CAD レイヤーからフィーチャ レイヤーへ変換] ボタンをクリックします。

ブロックからフィーチャ レイヤーへ変換

アクティブな CAD ドローイング内の個別のブロック参照ごとにドキュメント フィーチャ レイヤーを作成するには、次の手順に従います。

  1. リボンの [新しいフィーチャ レイヤー] ドロップダウン ボタンをクリックします。
  2. [ブロックからフィーチャ レイヤーへ変換] ボタンをクリックします。

エンティティからフィーチャ レイヤーへ変換

選択したエンティティのプロパティに基づいてドキュメント フィーチャ レイヤーを作成するには、次の手順に従います。

  1. リボンの [新しいフィーチャ レイヤー] ドロップダウン ボタンをクリックします。
  2. [エンティティからフィーチャ レイヤーへ変換] ボタンをクリックします。
  3. ウィンドウでオプションを確認します。
  4. [適用] をクリックして、ドキュメント フィーチャ レイヤーを作成します。

参考資料

ドキュメント フィーチャ レイヤー

フィーチャ レイヤーのテンプレート ファイル

GIS データの追加: フィーチャ レイヤーのテンプレート ファイルからのスキーマのインポート