ArcGIS for Microsoft 365 では、レイヤーを介して地理データを操作します。 レイヤーは地理データの論理的なコレクションで、マップの作成時に使用されます。 地理的解析の基盤でもあります。
レイヤーは、建物、ランドマーク、x,y 座標などの地理フィーチャ (ポイント)、道路や河川などのネットワーク (ライン)、都市、郵便番号、国などの境界 (ポリゴン) を表すことができます。 レイヤーには、画像、サーフェス標高、セルベースのグリッドのほか、位置を持つあらゆるデータ フィード (風上の位置、交通状況、防犯カメラ、ツイートなど) を表すことができます。
ArcGIS レイヤーをマップに追加し、データのコンテキストを提供できます。 コンテキスト ArcGIS レイヤーには、ArcGIS 組織や ArcGIS Living Atlas of the World のコンテンツに加え、世帯収入、年齢、人口数など、人口統計データを含めることができます。 また、レイヤーはマップ上のデータ位置の周辺地域に関する詳細を提供することもできます。
レイヤー タイプは、このデータをどのように操作できるかを決定します。
レイヤー タイプ
マップには、次のレイヤー タイプを含めることができます。
- ベースマップ レイヤー - 表示のみに使用されます。ベースマップは、データの視覚的なコンテキストを提供します。 使用するベースマップは変更できますが、編集したりスタイル設定したりすることはできません。
- データ レイヤー - データを使用して作成されたレイヤー。 データ レイヤーのスタイルを変更したり、データ値を変更して、マップ上でのレイヤーの表示方法を更新したりできます。 位置は、ポイント、ポリライン、またはポリゴンとして表示されます。
- ArcGIS レイヤー - データ レイヤーにコンテキストを追加するレイヤー (旧名: 参照レイヤー)。 管理者によって有効化されている場合、ArcGIS レイヤーには、ArcGIS からのコンテンツ、ArcGIS Living Atlas of the World からの地理/ポリシー/コミュニティ/人口統計データ、および Esri、地方自治体、世界中の機関などの GIS コミュニティで公開されたパブリック コンテンツを含めることができます。 ArcGIS for Microsoft 365 インスタンス中に、ArcGIS レイヤーのローカルに適用されたスタイルを変更できます。
- バッファー/到達圏解析レイヤー - バッファー/到達圏解析レイヤーは、ArcGIS レイヤーと同様に、ある場所から指定された距離または時間内にあるマップ上のエリアを、道路データ (利用可能であれば交通量データ) を使用して定義します。
ヒント:
レイヤー タイプの詳細については、ArcGIS Online ヘルプの「レイヤー」のトピックをご参照ください。