アイテムを追加または作成する際に、アイテムの詳細と設定を構成します。 これにより、ユーザーはアイテムを検索して理解することができ、適切な使用が確実になります。
組織のアイテムの詳細および設定を構成できるのは、アイテム所有者、組織の管理者、およびデータ管理者です。
アイテムの詳細 ([更新されたアイテム]) を最後に変更した日付が、アイテム ページの [概要] タブの上部に表示されます。
アイテムの構成が完了したら、適切なユーザーとアイテムを共有します。
詳細の構成
ユーザーが必要なコンテンツを検索して理解し、使用するのに役立つ情報を入力します。 完全で正確な詳細は、アイテムを共有する相手にとってより有用です。
ヒント:
アイテム ページの [概要] タブにある [アイテム情報] のスコアと改善の提案を参考にして、ユーザーがアイテムを検索して理解し、使用できるようにするために追加が必要な詳細を決定します。 [最初の改善] のヒントをクリックすると、最大の効果が得られるセクションに直接移動できます。または、[詳細] をクリックすると、推奨される改善についての詳細な対話型チェックリストを検討することができます。 利用規約を追加したり、説明を追加したりするなどの改善を実施すると、更新したセクションがチェックリスト内に記録され、進捗状況が反映されるようにステータス バーが変化します。
アイテムのタイトルの編集
タイトルは、ユーザーがアイテムにアクセスするときに表示される名前です。 アイテムを作成すると、必ずタイトルが含まれますが、アイテムに追加されたデフォルト タイトルは、レイヤーを公開したソース ファイルや、アプリの作成に使用した Web マップなど、似たような名前の別のアイテムとの違いを明確に表さない可能性があります。各アイテムの内容を明確に表すタイトルを指定してください。
アイテムのタイトルを編集するには、次の手順を実行します。
- アイテム ページを開きます。
- アイテム ページの [概要] タブに表示された現在のアイテム タイトルの横の [編集] ボタン をクリックします。
マルチレイヤー フィーチャ レイヤーのサブレイヤーのタイトルを変更するには、サブレイヤーの詳細を開き、サブレイヤーのタイトルの横の [編集] ボタン をクリックします。
- [タイトル] フィールドに、アイテムまたはサブレイヤーを正確に表す名前を入力します。
- [保存] をクリックします。
サマリーの入力
サマリーは、一目でわかる情報をユーザーに提供するアイテムの簡単な説明です。 サマリーは、ユーザーが Web サイトでコンテンツを検索したときに結果リストで返されます。
アイテムのサマリーを追加または編集するには、次の手順を実行します。
- アイテム ページを開きます。
- アイテム ページの [概要] タブに表示されたアイテムのサマリーの横の [編集] をクリックします。
マルチレイヤー フィーチャ レイヤーのサブレイヤーの簡単な説明を追加または変更するには、サブレイヤーの詳細を開き、サブレイヤーのサマリーの横の [編集] をクリックします。
このとき、マルチレイヤー フィーチャ レイヤー内のサブレイヤーのサマリー コンテンツは検索結果に含まれません。
- [サマリー] フィールドに、アイテムの簡単な説明を入力します。
サマリーは 2,048 文字に制限されています。
- [保存] をクリックします。
詳細な説明の入力
説明は、アイテムを説明するため、より詳細な情報を提供します。 アイテム ページを開くと、ユーザーは、説明情報から、アイテムが自分の目的に役立つかどうかを判断できます。
アイテムの説明を追加または編集するには、次の手順を実行します。
- アイテム ページを開きます。
- アイテム ページの [概要] タブに表示されたアイテムの説明の横の [編集] をクリックします。
マルチレイヤー フィーチャ レイヤーのサブレイヤーの説明を追加または変更するには、サブレイヤーの詳細を開き、サブレイヤーの説明の横の [編集] をクリックします。
- [説明] フィールドに、アイテムについて説明した詳しい情報を入力します。
画像やハイパーリンクを追加したり、説明テキストの書式を設定したりできます。
- [保存] をクリックします。
サムネイル画像の設定
サムネイル画像は、アイテムを組織に追加するときに、デフォルトで作成されます。 レイヤー アイテムでは、デフォルトのサムネイルはに、レイヤー内のフィーチャまたは画像が表示されます。 その他のアイテム タイプの場合、デフォルトのサムネイルは世界のマップです。
サムネイルは、ギャラリー、検索結果、コンテンツ、およびアイテム ページに表示されます。
デフォルトの画像に必要な情報が含まれていない場合は、別の画像を作成および読み込むことができます。 たとえば、タイル パッケージからアイテムを作成する場合は、タイル パッケージに格納されているデータの地理範囲を表示するサムネイルを作成できます。 あるいは、ドキュメント ファイルまたは URL からアイテムを作成する場合は、アイテムがドキュメントであることを示す紙の束の画像をアップロードするか、ドキュメントの内容を表す画像をアップロードします。
アイテムのサムネイル画像を変更するには、次の手順を実行します。
- アイテム ページを開きます。
- アイテム ページの [概要] タブに表示された現在のサムネイルの上の [サムネイルの編集] をクリックします。
- 画像ファイルをアップロードするか、アイテムを表すマップを定義します。
- 画像ファイルをアップロードするには、[参照] をクリックして、ローカル コンピューターまたはネットワークから画像ファイルを選択し、[開く] をクリックします。
画像をドラッグするか、ファイルを参照することができます。 最適な結果を得るには、幅が 600 ピクセル、高さが 400 ピクセル以上、縦横比が 3:2 の Web ファイル画像形式の画像 (PNG、JPEG、GIF など) を追加します。 PNG が最も鮮明な画像を得られます。 サムネイルに表示したい内容になるまで画面移動および拡大します。 画像ファイルのサイズと解像度、およびサムネイルのカスタマイズの際の拡大率によっては、画像の保存時にリサンプリングされ、サイズ変更される場合があります。 GIF または JPEG 形式の画像を追加すると、画像の保存時に PNG に変換されます。
- マップ エリアを定義するには、[マップからサムネイルを作成] をクリックしてベースマップを選択し、場所を検索またはズームイン/ズームアウトしてマップの範囲を設定します。
- 画像ファイルをアップロードするには、[参照] をクリックして、ローカル コンピューターまたはネットワークから画像ファイルを選択し、[開く] をクリックします。
- [保存] をクリックします。
利用条件の指定
アイテムの使用方法と利用者に関する情報を入力します。 たとえばマップ レイヤーの場合、レイヤーを含むすべてのスクリーン キャプチャに著作権情報を表示することを求める使用制約がある場合があります。
アイテムの利用条件を追加または編集するには、次の手順を実行します。
- アイテム ページを開きます。
- アイテム ページの [概要] タブに表示された [利用条件] の横の [編集] をクリックします。
- アイテムの使用にあたっての制約、制限、要件を入力します。
画像やハイパーリンクを追加したり、テキストの書式を設定したりできます。
- [保存] をクリックします。
メタデータの追加
組織がメタデータを有効にしている場合は、組み込みエディターを使用して、アイテムの規格準拠のメタデータを追加または編集することができます。 メタデータは、組織別に構成されたメタデータ スタイルで表示されます。
マルチレイヤー フィーチャ レイヤーの場合は、フィーチャ レイヤーのレイヤーごとにメタデータを入力することができます。
組織がメタデータを無効にしている場合、メタデータはアイテムとレイヤーの一部のままですが、ArcGIS Online でメタデータを編集できなくなります。
アイテムのメタデータを追加または編集するには、次の手順を実行します。
- アイテム ページを開きます。
- アイテムページの [概要] タブで、[メタデータ] をクリックします。
メタデータ エディターが表示されます。
- 次のいずれかの方法で、メタデータを定義または編集します。
- エディターのタブをクリックして、メタデータの設定を入力または変更します。
- [上書き] をクリックしてメタデータ ファイルをアップロードします。 ファイルは、組織に対して定義されたメタデータ スタイルでサポートされている形式である必要があります。
- [検証] をクリックして、入力したメタデータが、組織に設定されたメタデータ スタイルの要件を満たしていることを確認します。
- [保存] をクリックします。
カテゴリの割り当て
カテゴリは、組織の管理者によって定義されるコンテンツ グループです。 ユーザーは、組織のコンテンツを参照する際、それらのカテゴリに基づいてフィルターを適用することができます。
組織がカテゴリを構成している場合、最大 20 のカテゴリをアイテムに割り当てることができます。
次の手順を実行して、アイテムにカテゴリを割り当てまたは変更します。
- アイテム ページを開きます。
- アイテム ページの [概要] タブに表示された [カテゴリ] の横の [編集] をクリックします。
カテゴリおよびサブカテゴリのリストが表示されます。
- 必要に応じて、[カテゴリのフィルター処理] ボックスを使用してカテゴリを絞り込んだり、スクロールしてリスト全体を確認したりします。
- アイテムに割り当てるカテゴリを選択します。
- [保存] をクリックします。
タグの追加
タグは、ユーザーが検索を開始したときにアイテムを見つけるのに役立ちます。 ユーザーがアイテムを検索するときに使用すると思われるキーワードに対応したタグを指定しましょう。 組織メンバー、組織外のメンバー、および一般ユーザーは、アイテムの検索または参照時にこれらのタグを使用して、コンテンツをフィルターすることもできます。 グループ メンバーは、[タグ] フィルターを使用して、メンバー自身が属するグループと共有されているアイテムを探すことができます。
アイテムにキーワード タグを追加したり、アイテムからタグを削除したりするには、次の手順を実行します。
- アイテム ページを開きます。
- アイテム ページの [概要] タブで、[タグ] の横の [編集] をクリックします。
- アイテムを表すキーワードまたはフレーズを入力します。
複数のキーワードまたはフレーズはカンマで区切ります。 たとえば、タグ フレーズとして「public lands」と「parks」を追加する場合は、「public lands, parks」と入力します。
入力する際、既存のタグのリストが表示されます。 リストからタグを選択します。
- 各キーワードまたはフレーズを入力した後に Tab キーまたは Enter キーを押します。
- タグを削除するには、タグの [x] をクリックします。
- [保存] をクリックします。
データ プロバイダーの著作権の入力
アイテムには、さまざまな機関や個人から提供されたデータが含まれている場合があります。 [著作権 (帰属)] フィールドに、データ プロバイダーの著作権を入力することができます。 データの作成者を示すと、データが信頼できるソースから取得されたものである場合にユーザーの信頼を得ることもできます。
レイヤー アイテムに帰属を設定してそのレイヤー アイテムを Map Viewer に追加すると、その帰属がマップの下部に表示されます。
フィーチャ レイヤー アイテムのレイヤーごとに別個の帰属を設定できます。 帰属がサブレイヤーのみに設定され、フィーチャ レイヤー アイテムには設定されていない場合、レイヤーをマップに追加すると、Map Viewer にはサブレイヤーの帰属が表示されます。
- アイテム ページを開きます。
- アイテム ページの [概要] タブに表示された [著作権 (帰属)] の横の [編集] をクリックします。
マルチレイヤー フィーチャ レイヤーのサブレイヤーの帰属を追加または変更するには、サブレイヤーの詳細を開き、サブレイヤーの [著作権 (帰属)] の横の [編集] をクリックします。
- 名前や連絡先、Web サイトの URL などのデータ プロバイダーに関する情報を入力します。
- [保存] をクリックします。
設定の構成
すべてのアイテム タイプに対して、次の一般設定を構成することができます。
その他の設定はすべて、アイテム タイプによって異なります。
削除の防止の有効化
注目のマップ内のレイヤーなど、組織サイトの注目のコンテンツの一部であるアイテムが誤って削除されないようにするには、アイテムの設定として削除の防止を有効化できます。
アイテムの削除の防止を有効にするには、次の手順に従います。
- アイテムの所有者または管理者として組織にサイン インします。
- アイテム ページを開き、[設定] タブをクリックします。
- [このアイテムが誤って削除されないようにする] の横のチェックボックスをオンにします。
- [保存] をクリックします。
後でアイテムが不要になったと判断した (たとえば、コンテンツが古くなった) 場合は、まずそのアイテムを非推奨としてマークします。 ユーザーが別のコンテンツを探す時間を提供した後、[このアイテムが誤って削除されないようにする] の横のチェックボックスをオフにすることで、削除の防止を無効にすることができます。続いて、[設定] タブの [アイテムの削除] ボタンをクリックしてアイテムを削除します。
コンテンツの範囲の定義
利用者が場所に基づいてコンテンツを検索する場合、検索には、アイテムにあらかじめ指定された範囲 (地理的境界線) が使用されます。 そのため、ファイルやオンライン リソースに、レイヤー、マップ、シーンに加えて地理情報を追加できます。
たとえば、チリのサンティアゴに関するレポートやサンティアゴに関するニュース レポートを含む Microsoft Word ドキュメントを追加する場合は、市の境界に対してそれらのアイテムの地理範囲を設定できます。
所有または管理するアイテムの範囲を設定または変更するには、次を実行します。
- アイテムの所有者または管理者として組織にサイン インします。
- アイテム ページを開き、[設定] タブをクリックします。
- 初めてアイテムの範囲を設定する場合は [範囲の設定] を、アイテムの範囲を変更する場合は [範囲の編集] をクリックします。
- [範囲の設定] ウィンドウで、次のいずれかを実行して、アイテムの範囲を定義します。
ヒント:
ズーム ボタンを使用して、範囲に移動することができます。
- 組織で指定されたデフォルトの範囲に基づいて範囲を作成するには、[組織の範囲] をクリックします。
- 組織で指定された地域に基づいて範囲を作成するには、[組織の地域] をクリックします。
- データ ソース内に定義された範囲に基づいて範囲を作成するには (ホスト フィーチャ レイヤー アイテムおよび ArcGIS Server フィーチャ レイヤー アイテムの場合のみ)、[レイヤー内の現在のフィーチャ] をクリックします。
- 場所または住所に移動するには、検索ボックスにキーワードを入力します。 キーワードとして、住所、道路の交差点、場所、対象地点、緯度と経度の座標などを入力できます。 範囲の中心に指定する場所または住所が表示されます。
- 範囲を表す形状を描画するには、[描画ツール] をクリックして、マップ上にボックスをドラッグします。
- 範囲境界の座標値 (度 (10 進)) を指定して範囲を作成するには、[座標] をクリックし、[上]、[下]、[左]、[右] の各テキスト ボックスに座標を入力します。
- 範囲を変更するには、範囲ボックスの頂点のいずれかをドラッグするか、ボックス内をクリックして新しい位置にドラッグします。
- [保存] をクリックします。
ファイルや一部のレイヤー タイプなどのアイテムに対する範囲の設定は動的ではありません。 アイテムで表されるデータの地理的境界が変更されるようにアイテムを更新する場合は、それに合わせてアイテムの範囲を更新します。
コンテンツ ステータスの定義
アイテムのステータスを他のユーザーに示すため、信頼済みと非推奨のいずれか、つまり特定のコンテンツのベスト バージョン (信頼できる) かどうか、またはコンテンツが古くなっているため組織から削除される可能性がある (非推奨) かどうかを、アイテムに指定できます。
アイテムを信頼できると指定できるのは、組織の管理者のみです。 詳細については、「コンテンツの管理」をご参照ください。
アイテムの所有者または管理者である場合や、コンテンツを更新する管理者権限を持っている場合は、アイテムを非推奨として指定できます。 これにより、アイテムが古くなって組織から削除される可能性があることを利用者に警告するとともに、代わりのアイテムを見つける時間を提供します。
アイテムに非推奨としてラベルを付けるには、次の手順を実行します。
- アイテムの所有者または管理者として組織にサイン インします。
- アイテム ページを開き、[設定] タブをクリックします。
- [非推奨としてマーク] ボタンをクリックします。
アイテムは、すべてのユーザーに対して [非推奨] バッジで識別されます。 組織のメンバーは、組織内のコンテンツを参照または検索する際、[ステータス] フィルターを使用することで、非推奨としてマークされたコンテンツを探すことができます。
アイテム固有の設定
その他の設定は、アイテム タイプに対して固有です。 次のページでは、特定のアイテム タイプの設定と、それらを構成する方法と理由についての情報を提供します。
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